2016年6月17日~19日の間で開催された「ルマン24時間耐久レース」各クラス入り混じって24時間を走りきるレースはチーム力、マシンの耐久性、ドライバーの精神力など様々なことを試されます。今回はいち早く2016年の優勝車・チームをご紹介していきたいと思います。日本人ドライバーの活躍はどうだったのか?
まずは10分で分る24時間レースのハイライトをどうぞ!
各クラスの優勝チーム、マシン、ドライバーは?
普通の結果表では分かりにくいところを、解説していきますよー
ル・マン24時間レース 優勝マシン
LMP1クラス
PORSCHE TEAM
24時間に及ぶレースを制したのは、 Porsche 919 Hybrid。
2015年に続いて2連覇を達成した、ポルシェチームは運と実力を持ち合わせたチームと言えるでしょう。
終盤には24時間のレースにも関わらず、トップを走るトヨタTS050まで20秒という差まで距離を縮め諦めずに走りきり見事、勝利を手にしました。
レースファンとしては、レース終盤まで、トヨタGAZOO RacingのTS050が、トヨタ悲願の優勝を信じて疑わなったでしょう。ラスト10分までは。
しかし、勝ったのはポルシェでした。
LMP2クラス
SIGNATECH ALPINE
量産エンジンを使わなければいけない、LMP2クラスを制したのはSIGNATECH ALPINEチームのAlpine A460。
エンジンパワーに差が殆どないため、接戦となりやすいLMP2クラスですが、やはり24時間で目立ったのはチーム力ではないでしょうか?
24時間最速で走りきらなければいけないマシンの耐久性と接戦を制するための作戦、ワンミスも許されないドライバーの精神力。
どのクラスにも言えることですが、モータースポーツはチーム戦だということを再認識させてくれたLMP2のレースでした。
LM-GTE PROクラス
FORD CHIP GANASSI TEAM USA
47年ぶりにル・マンへ帰ってきた、フォードGTが勝利を掴みました!
フェラーリ、ポルシェ、アストンマーチン、シボレーと各メーカーのフラッグシップカーが競うこのクラスを復帰してきたフォードGTが勝つことが出来た要因は、チームとドライバーが盤石の体制だったからではないでしょうか?
名門チームであるチップ・ガナッシが運営し、ドライバー陣営もインディカーのトップドライバーが揃っていたチームは、まさに勝つべくして勝ったと言っても良いと思います。
LM-GTE AMクラス
SCUDERIA CORSA
1年落ちといえど、速さはあまり変わらないAmクラス。
このクラスの命運を握るのは、チームに1名存在するプラチナないしはゴールドドライバーの存在は欠かせないでしょう。
チームは違いますが、マシンとしてフェラーリは2連覇です。
さて、気になる日本人ドライバーの活躍は?次のページ!