真夏の祭典鈴鹿8時間耐久ロードレース。レースウィークの来場者数はなんと12万人!そんな大観衆の中ヤマハファクトリーレーシングが2連覇を達成し、沸きに沸きました。そんな8耐の舞台、鈴鹿サーキットですが、激感エリアという、マシンの超近くで観戦できるポイントがあることを知っていますか?そこから観戦すると、ライダーのフォームもまる見え!今回はそんな激感エリアと、そこから見えた各ライダーのフォームの違いを写真でご紹介します。
トップライダーでも全然違うんです!
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鈴鹿サーキット名物、激感エリアとは
サーキットでレースを観るときに、どうしてもネックになるのが距離。
安全性の都合上、一定の距離を取る必要があり、フェンスの設置もあってマシンがよく見えないなんてこともありますよね。
それを解決するのが激感エリア。
1・2コーナーイン側、2コーナーイン側、S字コーナーイン側、最終コーナーイン側に設けられており、どこで観るよりも近くでレースを味わえます!
※1・2コーナーイン側は4輪のレースではクローズになります。8耐では、最終コーナーイン側のエリアはありませんでした。
各激感エリアを巡回するシャトルバスも出ているので、移動も楽々。鈴鹿サーキットに行ったら是非観戦していただきたいポイントのひとつです。
1・2コーナー激感エリアから見えたライディングフォームの違い
今回は、2輪でしか見れない、1・2コーナーイン側の激感エリアから確認しました。
このエリアでは、各ライダーごとのフォームの違いがここまでばっちり見えちゃうんです!
#59 HKC&IMT Racing 濱原颯道選手
#33 日本郵便 Honda 熊本レーシング 手島雄介選手
#87 Team GREEN レオン・ハスラム選手
#11 TEAM SRC KAWASAKI Jeremy GUARNONI選手
#12 ヨシムラスズキShell ADVANCE 芳賀紀行選手
#21 ヤマハファクトリーレーシングチーム ポル・エスパルガロ選手
コーナー進入時や、クリッピングポイント、立ち上がりなどの違いはありますが、驚いたのは、王者ヤマハファクトリーレーシングチームのポル・エスパルガロ選手。
まるでマシンにぶら下がっているかのようなフォームで、膝も肘も擦りながらのコーナリング。
このエリアコーナーから見える分には、マシンからあまり離れないコンパクトな形を維持して、自分自身の空気抵抗を軽減しているように見えました。
このフォーム自体も、燃費作戦において、かなり重要なポイントなのではないでしょうか。
改めて、各ライダーの腕の出し方、膝の出し方、腰の落とし方、が全然違うことが見て取れます。
ここまで詳細に確認できる激感エリア、1コーナーに限らず各セクションを回らないと絶対損ですよ!
ライダーの視点がわかる車載動画
激感エリアの写真から、バイクを非常に寝かせていることがわかりましたが、実際ライダーの視点はどうなっているのでしょうか?
今回はMotoGP伝説のライダーとなっている、ヴァレンティーノ・ロッシ選手の車載動画でご確認ください。
信じられないぐらいバンクしています。コーナーの縁石がすぐそこで、首を傾けたら頭を擦れるほどの距離。
8耐に限らず、バイクのレースにおけるプロライダー達はこのような視点でレースを戦い抜いています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
同じレースに出ているライダーでも、これだけフォームが違うということがわかると、レースの見方も少し変わってきますよね。
そして鈴鹿サーキット激感エリア。絶対に外せない観戦ポイントのひとつです。
2016年の8月には、スーパーGTの鈴鹿1000kmもありますので、シャトルバスで回ってみてはいかがでしょうか?
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