2016年5月6-7日に鈴鹿サーキットにて開催された、ピレリカップ第2戦 。ピレリカップの歴史に残る、レース終盤の三つ巴の戦いは、MotoGPを見ているかのような迫力でサーキットを沸かせました。そんな、国内トップレースをご紹介します。

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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とりあえず、動画は必見です!

終盤の終盤まで予測不能の予選

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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11台の参加台数で行われた予選は最後の最後までタイムが更新される展開となりました。

予選終盤、#74 奥野選手がスーパーラップを決め、ポールポジションを手にしたかと思いましたが、

終盤の終盤で、#4 中村選手がトップタイムを0.4秒縮めるスーパーアタックを決め、ポールポジションを獲得しました。

予選結果

1位 #4  中村敬司    カワサキZX-6R
2位 #74 奥野 翼         ヤマハYZF-R6
3位 #19 中山真太郎  ホンダCBR600RR
4位 #44 江口 謙         ヤマハYZF-R6
5位 #69 山内芳則      カワサキZX-6R

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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歴史に残る名バトル!三つ巴の戦いとなった決勝レース

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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迎えた決勝レース。

スタートから第 1 コー ナーへの進入でホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスター トの中村敬司。

直後に江口、奥野 翼、中山真太郎、山内芳則、豊田浩史が続く。

抜群のスタートを見せ2番手に順位を上げた江口はダンロップコーナー入口で中村をかわし てトップに立ちます。

その後、6台で形成されたトップグループは、ほぼ一列で1周目を終 え、3周目には江口、中村、奥野の三者による争いに!

江口は3周目に 2 分 14 秒 394 のファステストラップを記録し、後続を引き 離そうとするが、中村、奥野も引き離されることなく続き4周目に入る時点で、江口 と中村の差は約 0.2 秒。

その約 0.9 秒後方に奥野となり、トップ争いは江口と 中村の一騎打ちに。両者は何度もトップを奪い合いながら周回を重ねます。

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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レース終盤、激しいトップ争いの間に3番手の奥野が一気に間合いを詰め、 勢いに乗った奥野は7周目のシケインで江口をパスし2位に浮上。

中村、奥野、 江口はテール to ノーズで8周目に突入する。
3者はコーナーごとに互いの隙 をうかがいつつもポジションに変動がないままファイナルラップを迎え、ゴールまで残すコーナーはあと3。、バックストレート手前のスプーンカ ーブ二つ目の立ち上がり。

ついに3車はまったく横一列に並ぶ!

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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130R を目前にして中央の奥野がジリジリと前に出る。130R の進入は、初めてトッ プに立った奥野、直後に中村、勝負をかけた江口は痛恨のオーバー ランでやや離されてしまいトップ争いから脱落。

シケイン、最終コーナーをそのままトップで駆 け下った奥野は嬉しい初優勝を飾った。

画像提供:ピレリカップ600チャレンジシリーズ

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歴史的バトル 最終ラップの攻防(動画)

MotoGPにも負けないアツい三つ巴バトル!!

まとめ

「ダイレクトに世界へ」を合言葉に、2年めのシーズンを迎えているピレリカップ。

シリーズチャンピオンは、世界選手権に出場できる機会を与えられるという魅力的なシリーズです。

まだまだ、参戦台数は全日本選手権と比べて少ないですが、レースのレベルは動画を見ていただければ分かる通りハイレベルです!

まだまだ、始まったばかりのこのシリーズから世界に飛び立つライダーを応援しよう!!

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