国内最高峰ロードレースであるMFJ SUPER BIKE JSB1000クラス。ベースマシンは日本国内4メーカーと世界のメジャーメーカーが最新技術を注ぎ込むフラッグシップモデル!でレースが行われています。今回はJSB1000クラスのマシン(国内メーカー)についてご紹介します。

 

(C)MFJ PROMOTION

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排気量は4ストローク4気筒は600cc~1000cc、 3気筒は750ccから1000cc、2気筒は850ccから 1200ccとなっており、それぞれ最低重量が3、4気筒 は165kg、2気筒は170kgと決められています。ほぼ市販状態ですがMaxスピードは、鈴鹿サーキットのバックストレートで300km/hを超えるモンスターバイクです!!

では、早速見ていきましょう!

今年大注目!!新型Kawasaki Ninja ZX-10R

Photo by Kenji Fujime

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今季一番の注目マシンは、今年(2016年)フルモデルチェンジの新型が投入されたKawasaki Ninja ZX-10R。

外観はほとんど変わっていませんが、レース専用に特化したマシンではなく選手の能力や技能で競えるように、市販車をベースとした改造車両で行われるSUPER BIKE世界選手権(SBK)のレギュレーションに合わせた電子制御スロットルが採用されているのが特徴です。

年々改造範囲が狭くなるSBKのレギュレーションに対応するために、今までのモデルでは、レースに出るためにカスタムしていた部分を量産車を作る段階で盛り込んだモデルとなっています。

2013年、2015年とSBKでチャンピオンを獲得し、今シーズンも初戦、第2戦と勝利を手にした、圧倒的な速さを見せつけているKawasaki Ninja ZX-10R。

MFJ全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスでは、どんな戦いを見せてくれるのでしょうか?

 

昨年デビューのチャンピオンマシン!YAMAHA YZF-R1

(C)MFJ PROMOTION

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昨年(2015年)にフルモデルチェンジを果たし、市販2輪車では初めて車体の姿勢や速度から最適な推進力を導き出すトラクションコントロールシステムなど包括的な電子制御システムが搭載されたモデルとして話題になったYZF-R1。

クラッチレバーに触れることなくシフトアップし、3速・4速・5速と途切れのない加速が続くパワーシフトが採用されています。

他にも、エンジン回転数やミッションの段数にスロットル開度だけでなく、ジャイロセンサーとGセンサーによって車体のピッチ・ロール・ヨーの3方向、前後・左右・上下の3方向の、6つの動きを検知してコントロールに反映するYRC(ヤマハライドコントロール)が搭載されるなど、最新のコンピューター制御システムで武装され、デビューイヤーは中須賀克行選手のライディングにより圧倒的勝利を収め、今シーズンも期待のマシンとなっています。

安定の熟成進化!Honda CBR1000RR

(C)MFJ PROMOTION

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2014年モデルから特に大きな変更点は無いCBR1000RR。

2012年モデルのCBR1000RR欧州仕様から多少のマイナーチェンジを繰り返してはいるものの、基本のスペックに変更はなく、他メーカーに後れを取っているようにも見えますが、マシンの動きを管理&制御するのではなく、如何にライダー自身に路面や状態をダイレクトに伝えるかに重きをおいた、Hondaらしい開発方針の新型を投入。

最先端の電子制御による未知のバイクとなったYAMAHA、KAWASAKIに対して、熟知し尽しているモデルでの戦いに注目して欲しいマシンです。

SUZUKI GSX-R1000

(C)MFJ PROMOTION

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HONDAと同様、長年培って熟成を重ねたデータに、新たな方向性を試しポテンシャルアップを目指す形となるGSX-R1000。

最先端技術を注ぎ込んだ最新のマシンとは違った、ライダー自身のコントロールによる戦いも見どころの1つとなっています。

 

まとめ

今回ご紹介した、日本のホンダ、ヤマハ、 スズキ、カワサキ以外にも、イタリアのドゥカティ、アプリリア、 ドイツのBMWといった国内外の最新リッタースーパースポーツバイクがエントリーしているJSB1000。

どのマシンも約200馬力を発揮する各メーカーの威信をかけたハイパフォーマンスマシンであり、そのマシンを全日本のトップライダー達がライドする。昨年までのYAMAHA YZF-R1を駆る、中須賀選手の連覇記録に、新型を投入してきたKawasaki Ninja ZX-10Rがどんな戦いを見せるのか!

そして、熟成を重ねた他メーカーのマシンの完成度にも大注目!!白熱した戦いに目が離せないレースです。