バイクレースと言えば「MotoGP」「JSB」ってよく聞くけど本当のところはイマイチよく分からない、でも今更聞けない!と思っている人、いますよね?そこで今回は、今更聞けないバイクレースの基本、MotoGPとJSBの違いについて紹介します。
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motoGPって大会名をよく聞くけどmotoGPとmotoGPクラスって?
まずは、それぞれ開催されている大会についてです。
「MotoGP」クラスとは、ロードレース世界選手権の世界最高峰クラス。
ロードレース世界選手権には、「MotoGP」「Moto2」「Moto3」と3つのカテゴリーがあって、その最高峰クラスが「MotoGP」クラスになります。
ここで紛らわしい…のですが、シリーズ全体名称の略称も「MotoGP」が使われています。
MotoGPのMotoGPクラスが世界最高峰バイクレースということです。
以下「MotoGP』クラスの事を、「MotoGP」と表記します。
全日本ロードレース選手権のJSBとは?
全日本ロードレース選手権の、日本最高峰カテゴリーが「JSB」クラス。
全日本ロードレース選手権には、 「JSB1000」「J-GP2」「J-GP3」「ST600」の4つのカテゴリーがあって、その最高峰クラスが「JSB1000」クラスになります。
そして、JSBは Japan Super Bikeの頭文字からきています。
全日本とあるようにこちらは日本各地のサーキットで9戦行い、シリーズチャンピオンを目指します。開催回によっては2輪、4輪同時開催の時もあり、「JSB」や他のクラスが開催されない回もあります。
(2016年第4戦オートポリスでの開催は、九州地方の地震の影響により中止になります)
MotoGPとJSBの大きな違いって何?
簡単に大会の違いを紹介しましたが、実際のところだから何が違うのかよく分からないって方も多いですよね!!
ここで大きな違いを一つ!
「motoGP」は、各メーカーがレース用に開発したバイクを使用
「JSB」は、市販車ベースのバイクをレース用に改造したバイクを使用
これって、大きな違いですよね!!
細かく説明すると、凄いマニアック!と言うか、いきなり頭がこんがらがってくるかと思いますので、簡単に。
つまり、MotoGPマシンは形こそ市販車バイクに近い形をしている様に見えるけれど、車で例えるなら、F1マシンとなる訳です!!
4輪だと形からしても明らかに違うから判りやすいんですけど、2輪はパッと見では見分けにくいですよね?
MotoGPマシンって何が大きく違うの?
じゃぁ、実際にはどのくらい違うのでしょうか?
ズバリ!一番の違いはエンジン。
「MotoGP」マシン
エンジンから開発されているので、エンジン自体も違う。
もちろん、フレームやスイングアーム等も独自に開発。
4ストローク、排気量は1000cc以下。
他にも車体最低重量や年間利用出来るのエンジンの数などの規定もあります!
メーカーにより4気筒のV型や並列エンジンを開発してます。
技術力の結集!ですね。
「JSB」マシン
市販車のエンジンを改造。
4気筒エンジンの場合は排気量は1000cc以下、2気筒エンジンの場合は1200cc以下。
エンジン改造の制限は大きいが、フレームや部品の改造はある程度出来る。
レースに使用出来るベース車両の規定もあって(年間何台以上生産とか、販売実績があるとか)
改造できる範囲は大会レギュレーションにより決まってて、どこまでも改造出来る!って言う訳ではありません。なので、純粋なバイク性能という意味では、バイク選びの参考にもなる!!かもですね。
まとめ
日本で行われてる最高峰クラスは、市販車ベース、世界で行われている最高峰クラスは、レース用に開発。
これだけ覚えていただければ、基本はOKです。本当はもっともっと違うんですけどね…私もちょっと頭パンパンなので今回はこの辺で。
コーナリングに強い!直線が早い!立ち上がりがスムーズ等、マシンの特性によって相性のいいサーキットがあったり、勿論ライダーのクセによっても同じメーカーのマシンでも違いが出たり。このマシンの形が好き、この国が好き、喋りが面白い等、なんでもいいので、お気に入りを見つけると更に観戦にも熱が入るのでは!?