今回紹介する日産 Z32フェアレディZのオーナーである木戸さんは、motorz編集部のメンバーEJの友人でもあります。縁あって紹介するに至った木戸さんの愛車は、外装はもちろんのこと、内装およびエンジンに至るまでこだわりの詰まった1台です。
掲載日:2019/11/04
綺麗かつ存在感の強い外装デザイン
外装デザインは美しく、強い存在感を放ちます。
フロントはメッキ加工でピカピカに磨きあげられた純正ヘッドライトとスタイリッシュなTBO製のフロントガーニッシュが装着され、この部分を見ただけで大事にされていることがすぐにわかります。
フロントバンパーも社外品が装着され、センター部分を黒で塗装して現代的な雰囲気を与えたり、EU圏内のナンバープレートを装着していたりと、独自性・個性が光る仕様です。
フェンダーにも注目で、フロントフェンダーは社外製のオーバーフェンダーへ交換され、社外リアフェンダーは純正から6cm外に出されて、フロントフェンダー・サイドステップ・リアフェンダーで美しいラインが描かれています。
ブレーキキャリパーにフェラーリ F50の純正キャリパーを流用し、ホイールはBBS製です。
リアのインパクトが強く、左右4本だしでφ100のマフラーリアピース(ジースプロジェクトマフラー)の存在感は圧倒的です。
また、テールランプの光り方にもこだわっているようで、青く光る300ZX幻想的な仕上がりとなっています。
機能美・こだわりが際立つ内装
内装色はレッドベースで、運転席・助手席ともにブリッドのフルバケを装着。
4点式シートベルトやロールケージも組まれ、ペダルはアルミペダル。
ステアリングはクイックリリースタイプで、7種類もの後付けメーターを採用するなど、中身の作り込みも本格的です。
エンジンが1JZ
このZ32フェアレディには、本来の3.0L V6エンジンではなく、まさかの2.5L 直列6気筒の1JZエンジンが搭載されています。
1JZのどの世代・型式なのかはわかりませんが、いずれにせよ日産車にトヨタ車(またはヤマハ製)のエンジンが搭載されているということです。
オーナーの話では、1JZに載せ替えた理由はいくつかあって、1つはオーナーが1JZエンジンのエンジンサウンドが嗜好に合っていること、2つ目は維持費を安く抑えたかったこと、でした。
実際に、排気量が小さくなって自動車税が安くなり、エンジン換装によって車両重量が1,500kgよりも軽くなったことで重量税も安くなっています。
ちなみに、1JZエンジンとRB26エンジンのどちらを載せかるかで悩んだとのことでした。
タービンはHKSのGT-IIIを採用し、エンジン出力は400馬力超。
TOMEIのハイカムが組まれていたりと、エンジンにも手が加えられています。
ボンネット内側に取り付けられているミラーやLEDライトといったカッコよく魅せる工夫も抜かりなく、アメリカのチューニングカーのような仕上がりです。
まとめ
今回紹介した木戸さんのZ32フェアレディは、アメリカのマッスルカー顔負けの完成度に仕上げられた1台。
motorzのYouTubeチャンネルでも2本に渡って動画で取り上げているので、そちらも是非ご覧ください。
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