海外旅行を余すところなく満喫する為には、その大部分を占めるのが移動になります。そこで、電車の乗り放題チケットや、シャトルバス・タクシーなど、様々な方法を駆使する必要があるのですが、実はレンタカーも非常に有効な手段の1つ。ということで、知人の結婚式がキッカケでハワイに行くことになったMotorz編集部員3名が、現地でレンタカーを借りて体当たり取材してきました!気になるお得度は、いかに!?
ハワイでレンタカーを借りよう!
今回クルマをお借りしたのは、ニッポンレンタカーさん。
ハワイには様々なレンタカーサービスがありますが、完全日本語対応可能かつ、日本でも使い慣れたレンタカー屋さんというのが決め手でした。
また、車両の種類も豊富で、ジープにダッジキャラバン、シボレーインパラなどアメ車が勢揃いという点にもテンションが上がります。
そんな、数ある車両の中からMotorz編集部が選んだのは、Ford Mustangのコンバーチブル!
せっかくのハワイということで、オープンカーで走らないのは勿体無いという満場一致でのチョイスです。
予約方法も簡単で、ニッポンレンタカーさんのホームページから、所定のフォームに入力するのみ。
後は現地の店舗に向かうだけのお手軽さ。
ちなみに、ハワイでは入国から一年以内に限り国際免許不要なので、日本の運転免許を保有していれば、特別な手続きなしで運転が可能です。
ドキドキの対面!現地での車両引き渡し!
日本での手続きが完了していれば、書類を持って所定の店舗に行くだけで日本人スタッフが丁寧に対応してくれます。
せっかくの海外でトラブルを起こすのも嫌ですし、日本語で対応してもらえるのは、とても安心できるポイントです!
今回、事前に注意があったのは、以下の点でした。
・日本のレンタカーと違って、外装の細かな傷は確認しません。
ただし、事故や大きな傷をつけてしまった場合は、必ず警察を呼んで事故証明を取ってください。これで保険が適用されます。・25歳以上であれば、ドライバーを二人登録できます。
21〜24歳の場合は、ヤングドライバー料金となり、追加料金が発生します。・車上荒らしが年々増えています。駐車する際には、車内の荷物を全て空っぽにして移動してください。
・1日あたり6ドル追加で、JAFのようなロードサービス保険をかけられます。かけていないと全額自費負担なのでご注意ください。
・ガソリンは満タン一回分無料なので、使い切っていなければそのまま車を返却して大丈夫です。
また、レンタル時に島内をクルマで移動する際の所要時間も地図に記入しながら教えてくれるので、知らない土地で時間配分が読めないなどの心配もなく、安心して出発する事ができました。
ハワイの旅を伴にするマスタングとご対面!
受付が済んだら、車両の引き渡し。ついにクルマとご対面です。
スタッフの運転で、地下駐車場にアメリカンマッスルが登場しました。
改めて、今回お借りしたのがこちらのフォードマスタングです!
全長×全幅×全高:4790mm×1920mm×1380mm
ホイールベース:2720mm
エンジン:直列4気筒 2.3L ターボ
最高出力:314ps/5500rpm
最大トルク:44.3kgm/3000rpm
ミッション:パドルシフトつき6速AT(6速SST【セレクトシフト・オートマチックトランスミッション】)
車重:1660kg
駆動方式:FR
サスペンション:F マクファーソンストラット/R インテグラルリンク式独立
駐車場での車両引きとり時も日本語で対応してくれ、電動トップの開閉や諸注意の軽いレクチャーを受けて、すぐに出発です!
いざドライブ!
さて、日本の左側通行とは逆の、右側通行となっているハワイ。
いきなり走れと言われても不安に思うのが当たり前ですが、実際に走ってみた感想を、運転した二人の編集部員に聞いてみました。
編集部Eの場合
―――Eさんは人生2度目のハワイでしたが、運転は今回が初めてとのこと。走り出してみてどう感じましたか?
左側通行が染みついているせいか、センターラインに寄る感覚でどんどん右側に寄ってしまって…それを左になおすのに必死でした。
最初の1時間ぐらいはもうとにかく頭を使って運転していた記憶が強いですね。
特に、交通ルールが日本と全然違う。
例えば道路標識。日本では絵が書いてあって、その内容を記憶して理解していますが、ハワイでは基本的にすべての標識が英文字。
一瞬で英語を読んで、意味を理解した上で記載通りのルールで走らないといけないので、事前の予習がないと正直危険です。
その他にも、青信号でも左折だけは禁止というルールがあったりするので、この辺りは本当に気を付けないと、楽しい海外旅行で事故を起こす危険性も!!。
そんなこんなで、ひたすら普段の運転と違う脳みそを使っている感覚があったので、とにかく疲れました…。
運転を始めてだいたい1時間経った頃、人探しで細かい路地を走り回ることがあったんですが、そこでかなり慣れましたね。
やっぱり曲がることを繰り返したり、細い路地を走ったりすると、その後の運転にはだいぶ余裕がでてきます。
―――標識はたしかに難しかったですね。ちなみにマスタングはどんなクルマでしたか?
初めてのアメ車でしたが、意外と足が硬めでゴツゴツした乗り心地なんだなと感じました。
特に尖ったポイントがあるというわけでもなく、問題なく運転できましたね。
ただ、ハンドルの遊びが大きかったので、ハイウェイなどでレーンチェンジする際はかなり大きくハンドルを切る必要があって驚きました。
これについてはステアリングフィールを変更するモードでSportsを選択することである程度改善できましたが、街乗りではComfortやNormalの方が乗りやすかったです。
また、ドライブモードについてはデフォルトのSportsからSports+やTrackモードを選ぶことでギヤチェンジのフィールが変わりました。
ですが、のんびりハワイの街を走ることがメインだったので基本Sportsオンリーで走っていましたね。
飛ばしたいわけではないので、これで事足ります。
編集部Kの場合
―――Kさんは初めての海外ということで、右側通行も当然初めてだったと思うのですが、運転してみてどう感じましたか?
特に気にすることなく普通に右側通行できたというのが正直な感想です。
僕は市街地じゃなくて海岸線沿いを運転することが多かったので、割と運転が楽な道路だったとは思うかな。
信号も少なかったし、前の車についていくだけ。
日常的に運転に慣れている人なら問題なく走れると思いますよ。
それと、観光客が多いからかもしれないけど、周りの車両の運転マナーが良かったと感じました。
ただ、現地のドライバーが割と歩道寄りを走る人が多かったのでそれにつられてしまうと非常に危険。
交通ルールも、赤信号でも右折可能など日本と違うものが多いので、事前におさらいしておいた方が良いと思います。
あとは、普通に走れたとは言っても気は張っていたのでかなり疲れました。
―――なるほど。ちなみにマスタングはどんなクルマでしたか?
直4っていうのもあると思うけど、”アメ車”って意識することもなく大衆車のように感じました。
ただ、ステアリングのレスポンスであったり、乗り味の部分ではモード選択が非常に多かったので、違いを楽しみながらドライブできたのは嬉しいポイントでした。
それと、オープンで40マイル以上の速度を出すのはNG。
後部座席に乗ってたけど、風を巻き込んで洗濯機の中にいるような感覚を味わえます。
呼吸も辛ければ目を開けるのもつらい。
やっぱりオープンカーはゆっくり走るべき。運転席と助手席は全然平気なんだけどね。
ふたりとも共通しているのは『交通ルールだけは事前にしっかり調べておいた方が良い』ということ。
右側通行自体は問題なく行えても、標識が読めず事故を起こしては元も子もないので、皆さんも海外に行くときは事前に注意してくださいね!
気になるレンタカーのお得度
ここまでで借り方や走り方については分かって頂けたと思いますが、実際にレンタカーでの移動には、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
すべての行程をタクシーで移動した場合と、簡単に比較してみました。
まず、今回の旅でホテルから空港まで8.7マイルの道のりをタクシーで移動した際の料金は、41ドルのお支払い(チップ込み)でした。
そして車で移動した総距離は、119.4マイル。
単純計算ではありますが、すべての距離をタクシー、かつノンストップで移動したと仮定すると、562ドルの支払いとなります。
今回のレンタカーは2日間で330ドル。
返却時にガソリンを給油する必要もなく、高速道路も日本と違って無料なので別途かかった費用は駐車場代程度でした。
こちらも一晩30ドルの駐車場に停めていたので、使った総額は390ドルとなりタクシー料金と比較すると単純計算で170ドル(2018年2月のレートでおよそ18,000円)もお得になります。
もちろん電車やバスなどを使えばもっと安くはなりますが、自由度を考えるとレンタカーは大いにアリな選択ではないでしょうか。
まとめ
せっかく海外旅行に行くのなら思い切り満喫したい。とはいえ、かかるコストは可能な限り少なめに。
そう考えた時に、レンタカーは意外と現実的な選択肢のひとつかもしれません。
なにより、海外での自由なドライブは何にも代え難い経験のひとつになること間違いなし。
今年、海外に行く予定がある方は、是非検討してみてくださいね!
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