皆さんこんにちは、レーシングドライバーの根本悠生です。AE86レストア記#2となる今回は、ハチロクを購入する際のオススメの方法や、オートサロンで土屋さんや織戸さんに”廃墟”と呼ばれたあのホワイトボディを購入することになった経緯や様子をご紹介します。
CONTENTS
ハチロクを購入する3つの方法
専門店で整備済みの車両を購入
ハチロクは前回もお伝えした通り、1983年に発売された車です。
既に発売から35年もの月日が経過しており、現存する車両においても様々な消耗品の劣化が見受けられると思われます。
整備に関する知識をお持ちの方なら、もちろん「そんなの自分で全部直すよ!」という方もいらっしゃるとは思いますが、一般人からするとやはり様々な不安が残るのも事実です。
「整備は自信が無い、でもキチンとしたハチロクに乗りたい!」という方には”ハチロク専門店”での購入がオススメです。
ハチロクは多くのファンを持つ名車ということもあり、専門店も全国に数多く存在します。
過去にレースに参戦していたショップさんや、”頭文字D仕様”を得意とするショップさん等、様々なショップがありますので是非ご自身のスタイルに合ったショップを探してみてはいかがでしょうか。
オークションサイトで落札
“自動車はオークションで買える!”ということを皆様ご存知でしょうか?
自分と同世代である20代前半にとって「車=販売店で買うもの」という意識が非常に強く、事実、ボクの友人でも「車はオークションでも買える」ことを知らない方も少なくありませんでした。
ハチロクも例外ではなく、先程挙げた専門店さんから個人の方まで、様々な個体が出品されています。
しかしハチロクは既に個体数が少なく、それでもなお需要の絶えない、非常に希少価値の高い1台です。
その為オークションでは比較的値段が上がりやすいこと、そして現車確認が難しいこともあり、購入の際は注意が必要です。
購入したは良いものの、思わぬトラブルが多くて結局レストアしなければならない……ということもあり得る為、ある意味中級者・上級者向けの方法と言えるでしょう。
しかしながらボクの父親もオークションでハチロクを落札した一人。
タマ数は非常に少ないですが、程度の良い個体が出品されていることもあるので、気になる方は是非チェックしておきましょう。
整備工場さんや知り合いからの購入
一番”程度の良いハチロク”を見つけやすいのは、やはり友人や行きつけのショップさんを通じて紹介して頂く形ではないでしょうか。
希少価値が高い車ではあるのですが、実は田舎の整備工場の裏でひっそりと眠っていたり、”持ってはいるけど全く乗れていない”といった方が隠し持っている(!?)「隠れハチロク」が多く存在するのも事実です。
もちろん、消耗品の交換やレストア前提の車両が多いとは思いますが、個体としては非常に良い物が眠っている可能性が高いことは間違いなし!
また、ハチロクは乗り続ける上でも現代の車以上に細かなチェック・整備が必要な車な為、ショップさんにお世話になることも多くなると思います。
お住まいの地域で近場のショップさんがあれば、一度足を運んでみるといいかもしれません。
当企画においても、既に様々なショップさんにお世話になっております。詳しくは今後お伝えしていければと思っていますのでお楽しみに!
噂のホワイトボディは「オークション購入」
さて、上記でオススメの購入方法をご紹介してきたわけですが、東京オートサロンでご紹介させて頂いた”あのホワイトボディ”は、オークションで落札したものになります。
改めてここで、僕が購入した”ハチロク”をご紹介したいと思います。
本当に、ホワイトボディのみなのです。
前項でオススメした「オークションでの中古車購入」は、あくまで「形になっている車両の購入」を想定してご紹介しておりますので、僕みたいに「ホワイトボディのみ」を勢いで買っちゃおう!という無茶な落札はしないようにお願いしますね。
ホワイトボディのみを購入したのにはもちろんちゃんと理由があります。
・”先輩”からパーツ提供などのサポートを受けさせて頂けること(この”先輩”については後述します!)
・ショップさんからもサポートして頂けること
上記以外にも色んな方々からのご支援の上で成り立つ企画です。(本当にありがとうございます)
こういった形でサポート頂けるのであれば、既存の車をレストアしていくよりも面白いのではないか?
より多くの人にクルマの仕組みを分かり易くお伝えするには”0からのスタート”が良いのでは?と考え、ホワイトボディの購入に至った訳です。
サモア先輩との”アツい”夜に購入を決断、落札!
長い間オークションサイトを巡回し続け、中々踏ん切りが付かなかったのですが、そこで背中を押してくださったのがボクのクルマ仲間の『サモア先輩』と『マルヤマ選手』でした。
群馬出身のサモア先輩はラリーを経験してきた方で、彼自身はハチロクには乗っていませんが、彼の周囲にはハチロク好きが多く、何事にも”アツい”先輩です。
また、車遊びにも精通しており、群馬県周辺のショップさんとの繋がりが深いので、相談に乗っていただいていました。
そんなサモア先輩の友人でもあるマルヤマ選手は新潟県出身で、スーパーFJにも参戦していたほどの腕前を持ちながら、不動車のハチロクを複数台所有しているハチロクマニア。
彼らに「ハチロクで同世代にクルマの面白さを伝えたい」「どうすれば楽しい企画になるか?」等の相談していた時に、オークションサイトで同車のホワイトボディが出品されているのを発見。
サモア先輩やマルヤマ選手からのパーツ提供を頂ける話もこの部屋で決まり、「これならイケるぞ!」と謎の連携が生まれ、その場で落札したのでした。
今、レストアでお世話になっているショップさんも、サモア先輩にご紹介頂いた所なのですが、そこで新たな出会いもあり……?
ハチロクを”溺愛”するマルヤマ選手についても、今後の記事で詳しくご紹介していきたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ハチロクは個体数は減っているものの、専門店さん等でもまだまだ現役で販売されている車です。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
次回#3「根本悠生、ハチロクをピックアップしに西へ走る。」
あわせて読みたい
[amazonjs asin=”B01HLPEKWU” locale=”JP” title=”AE86 インナーセット for PAB-120 / トレノ用 PAI-802(未塗装)”]
Motorzではメールマガジンを始めました!
編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?
気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!