自動車レースとは違い、何故か日本人世界チャンピオンが多いバイクレースの世界。自動車レースと何が違うのか・・・考えてみました。
結論としては、カーレースよりバイクレースのメーカーの方がしっかりと若手育成して世界に挑戦させていた。
と言うことに尽きるのですが・・・。何故それが出来たのか?等々が重要ですよね。
2輪レースブームを作りだした男
平忠彦をご存じだろうか?
80年代にテレビCM、雑誌に数多く登場し、メディア露出が多かった選手である。そして、世界選手権でも活躍したことから日本のバイクブームを作ったきっかけの人物とも言われている。まさに、スター選手ですね。
日本でF1がブームになった時は、ホンダが速くてアイルトンセナが乗っていました!セナプロブームと言うやつ。
今でも、アイルトンセナが人気があるように、スターの存在がレベルと競技人口を押し上げる一因になるのは間違いない。
世界を制した日本人ライダー
バイクのロードレース世界選手権でチャンピオンを取った選手は6人!!凄いですね。
どのような選手だったのか、簡単にご紹介します。
片山敬済
1977年の350ccクラス日本人初の世界チャンピオン!!ニックネームは「プリンス」
色々な面で伝説のライダーであり、初の世界挑戦の際は自身で整備やチューニングを行いながら転戦していた。
また、石油ショックの際は賞金を稼ぎながら世界中で約75戦のレースを戦っていたとか!
原田哲也
1993年、ヤマハワークスより世界選手権(250ccクラス)デビュー。そして、初参戦初優勝という快挙を達成。
そして、その年に世界チャンピオンとなります!!その後、500ccクラスでの活躍や250ccクラスに戻っての大活躍で有名。
ニックネームはクールデビルでイタリアでCMに出るほどの有名人!!
坂田和人
1994年、1998年と125ccクラスで2度の世界チャンピオンに輝いた。
WGPでのポールポジション獲得回数は日本人最多!!
青木治親
1995年、1996年と2年連続125ccクラスでチャンピオン獲得!
その後、250cc、500ccとステップアップし、現在はオートレーサーである。
加藤大治郎
2001年の250ccクラスでチャンピオンを獲得。現在、世界一有名なライダー、V・ロッシが一番恐れた男。
500ccクラスへステップアップした後、マシン性能に苦しみながらも善戦。しかし、2003年の日本GPでクラッシュし、夭逝。
世界が認めるライダーで、もし、生きていたら・・・世界一有名になっていたかも知れません。
日本人初モトGP殿堂入りライダーでゼッケン74は永久欠番になっています。
青山博一
2009年250ccクラスチャンピオン。
その後、モトGPクラスへステップアップしたが転倒による怪我により、思うような結果を残せなかった。
現在でも最高峰クラスのテストライダーや代役として活躍している。
結局なんで世界で戦えたか?
と、まぁ調べて見て分かった事は、バイクメーカーが選手を育てて、早い段階から世界挑戦をしっかりサポートしているという事。
きっと、世界に早くから挑戦していたからこそ、トップレベルのバイクレースを国内で出来ていて、世界チャンピオンが沢山誕生したのだと思います。バブルの影響もあると思いますが。
面白いのは、今、バイクレースが世界一盛り上がっていると言っても過言ではないスペインが、過去の日本の真似をして選手を育てた事で大成功しているという事。
まぁ、ブームが起きればスターが生まれ、競技人口が増えて自然とレベルが上がっていくという事ですかね。
と言う事で結論
今のモータースポーツに足りないものは、スター・誰もが行きたくなるイベント併催・ITの活用だなと。
世界に挑戦してる選手沢山いるのに取り上げられなすぎでしょ!!って思うわけです。
フィギュアスケートが伊藤みどり選手で盛り上がりその後低迷して、浅田真央選手が出てきて盛り上がったように、何か一つきっかけがあるだけでイイと思うんですよ。
業界の皆さん、Motorzではそれが出来ますよ!!連絡お待ちしております。