3階:レーシングマシンコーナー

Photo by Yamato.
3階はレーシングマシン。ホンダがマン島に参戦した歴代マシンや、MotoGPマシン、8耐や全日本ロードのバイクなど様々。
見ているだけで名シーン、名バトルが思い出せてしまうような車体がびっしり。
このコーナーに並んでいる車両を、ソラで全て言えたら、超モータースポーツ通だと思います。

Photo by Yamato.
また、各レースごとにまとめて展示が行われているので、眺めながらマシンの進化の歴史を追うことが出来るのもこのホールの特徴です。
例えば耐久レースのマシンであれば、徐々にカウルが流線形、かつシャープで低く変化していきます。
これは同時に、空力に関する進化の現れであって、航空機からカウルの案を持ってきただけの時代から、風洞実験などで解析が進んでいった結果なのだなぁと感じることができます。

Photo by Yamato.
GPマシンも、車体の進化を大きく感じることができます。
特に、2ストロークエンジンから4ストロークエンジンに変わる時代。一体どんな変化があるのかは、現地へ是非足を運んで調べてみてください!
そして、写真手前のゼッケン74番は、あの加藤大治郎選手の駆ったNSR250。このホールを回るうえで、絶対に見なければならない一台です。

Photo by Yamato.
そして、反対のホールに目を向けてみると、ずらりと並んだ葉巻のF1!
ジョン・サーティースが乗ったRA273、RA300、RA301。ジョー・シュレッサーが乗ったRA302が展示。
V型エンジン搭載でありながら、排気ポートが内側にある(基本外側)マシンから生えたマフラーは、まさにタコ足と言うのにふさわしいですね。

Photo by Yamato.
葉巻から目をはずして、別のコーナーを見ると佐藤琢磨選手が乗ったB・A・R 006が。
もう見ることのなくなったタバコ広告のマシンは、今見てもカッコいいですよね。

Photo by Yamato.
その他にも、歴代F1マシンがズラリ。ロータス99TやマクラーレンMP4/5など、ホンダの名F1がズラリ。
F1をずっと追いかけてきた人たちにとっては、涙が出てしまうような内容となっています!
このマシンだけは絶対に見てほしい!3階の見どころ

Photo by Yamato.
1978年から始まった「革新的なモーターサイクル・システムを創造する」elfプロジェクト。
フレームを一切持たないバイクとして登場した初代、elf-xは一気に話題になりました。
そのプロジェクトの3代目に当たるマシンが、1986年誕生のelf-3。この車体からフレームが着きます。
リアのホイールがプロアーム(片持ちのスイングアーム)になっていることは見てわかりますが、フロントも片持ちになっています。
ホンダのGPマシン、NS500の2スト3気筒エンジンを搭載し、GP500シリーズにフル参戦。ライダーはロン・ハスラム。
成績こそシリーズ9位で終わりましたが、革新的な一台でした。
イベントでもなかなかお目にかかれない一台なので、コレクションホールでは必見です!
運が良ければ中庭で車やバイクも見れるかも?
ホンダコレクションホールの凄いところは、全て動態保存されているということ。
その保存状態確認を、中庭で行っているようです。
Youtubeにもその様子がアップされていますので、一部をご紹介します。
VFR750(RC30)
CIVIC RS
まとめ

Photo by Yamato.
いかがだったでしょうか?
ホンダコレクションホール、もてぎまでレースを観戦しにいったら絶対に見るべきポイントのひとつです。
何より、展示を見るだけで、ホンダの歴史と、自動車・バイクの進化を追うことが出来ます。
興味がある人は、その進化を。
そうでない人でも、「あの頃、街中でこんな車見たな。」という懐かしさを感じられるといった楽しさが、そこにはあります。
そういう意味では、一人で見に行くよりも、家族で行ったほうが絶対に楽しめると思いますよ!
お目当てのレースの前に、是非足を運んでみてください!
ホンダコレクションホール 公式HP:http://www.twinring.jp/collection-hall/
[amazonjs asin=”4873661579″ locale=”JP” title=”創造と挑戦 (ホンダコレクション)”]