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今年こそはチャンピオン獲得!GT300に参戦するBMW Team Studieが今季体制を発表

いよいよ今週末に迫った2017年のスーパーGTシリーズ。直前に控えた6日にBMW Team Studieが体制発表を行った。BMW JAPANとStudieがタッグを組んで4年目。進化を遂げたM6 GT3を導入し、シリーズチャンピオンを目指して開幕戦に臨む。

©︎Tomohiro Yoshita

参戦4年目、優勝にこだわるのではなく、シリーズチャンピオンを獲得しにいく

©︎Tomohiro Yoshita

2014年の発足以来、これまで7度の表彰台獲得と安定した強さを発揮してきたTeam Studie。しかし、ファンも関係者の願っている「優勝」や「シリーズチャンピオンといった栄冠には、まだ手が届いていない。

発表会の冒頭で挨拶した鈴木康昭エントラント代表兼チーム監督は、改めて今年の目標について、このように語った。

「この体制発表の場で、初勝利について何も申すことはございません。優勝はしなくても構わないと思っています。一つでも多くのポイントを獲得し、着実に着実に毎戦獲得し、最終戦のもてぎが終わった時点でどのチームよりもポイントが積み重なったチームが上にいること。つまり、チャンピオンシップを獲得すること。それが、このチームの目標です。これは3年前よりブレることなく、今年も最後まで諦めずに戦って行きたいと思います」

これまでも、何度か優勝のチャンスはあったが、あと一歩及ばないレース、不運で上位進出を逃したレースが多かったStudie。今年は改めて原点立ち戻り、チャンピオン獲得ということをものすごく意識していた鈴木代表のコメントが印象的だった。

 

ドライバーは今年も信頼できる“ヨギー”と“世界の荒”

チームの大きな目標を達成する上で、欠かせない存在なのがチームのドライバー。参戦4年目となる2017年もBMWモータースポーツのワークス・ドライバーであるヨルグ・ミューラーと、ル・マン24時間耐久レースで優勝経験を持つ荒聖治を引き続き起用する。

©︎Tomohiro Yoshita

ヨルグ・ミューラー

「今年もBMW Team Studieの一員として参戦できることを大変嬉しく思っています。日本のレースに参戦するのは、これで5年目。スーパーGTは、他のGTカテゴリーと比べても、とても競争が激しい。結果を出すのは容易なことではないですが、僕はレースに勝つため、チャンピオンシップに勝つために、ここに来ています。その目的に向かってまい進していきます」

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荒聖治

「今年も、このチーム体制で参戦できることを嬉しく思っています。このコンビで(GTを戦うのは)4年目です。そして1回も勝っていません。ただ気持ちは、この4年間変わっていなくて、初年度に体制発表した時と同じです。まずは早い段階で優勝をプレゼントしたい。そして、このチームが強いことを証明したいです。2017シーズン、よろしくお願いします」

スーパーGTというレース、そしてBMW M6 GT3というマシンを知り尽くした2人が、今年はどんな走りを見せてくれるのか。今週末の開幕戦から目が離せない。

 

ついにカラーリングお披露目!

©︎Tomohiro Yoshita

そして、気になるマシンカラーリングのお披露目。これまでは白ベースにBMW Mの3本ストライプのカラーリングだったが、それにアーティスティックなデザインが追加。

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これはBMW 3.0 CSLのアートカーをオマージュしたもの。基本は白ベースのカラーリングなのだが、これだけで随分と印象が異なる。

ルマン24時間耐久レース等に参戦したBMW 3.0 CSLアートカー©︎BMW AG

また、今年もイスラエル発のボディケアブランドとして有名な「SABON」と、ドイツの高級ぬいぐるみメーカー「シュタイフ」がダブルメインスポンサー体制でサポート。

©︎Tomohiro Yoshita

右側のドアにはSABON、左側のドアはシュタイフと、それぞれ異なるスポンサーのロゴが貼られているのも特徴となっている。

 

今年のM6 GT3マシンは「信頼性がアップ」

©︎Tomohiro Yoshita

昨年、スーパーGTではデビューイヤーとなったM6 GT3だが、残念ながら特に夏場にトラブルが集中し、満足に走ることができないレースが続いた。もちろん、これらのトラブルについては、マシンの製作元であるBMWモータースポーツに報告され、それらを踏まえての対策が今年施されているとのこと。

これについて、鈴木代表はこのように語ってくれた。

「昨年日本のスーパーGTだけではなく、世界中のM6 GT3の参戦車両で、様々なトラブルが出て、正直仕方ないかなと思っています。トラブルのリポートも世界中から集められて、それに対する対策が今年は施されているものになっています。昨年はどうしてもシーズン中には対策できなかったので、オフの間に対策部品や追加部品というのが、今年の主なアップデート内容です」

「なので、今年はクルマがより速く走るというところでのアップデートではなく、信頼性の向上という部分にフォーカスしたアップデートとなっています」

同じM6 GT3を使うNo.55 ARTAが昨年勝利を挙げており、速さという部分でのパフォーマンスは十分に証明されている。そこに、昨年Studie陣営が苦しめられたトラブルが解消していけば、今年はかなり手強い存在となりそうだ。

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

この発表会を終えて、マシンはすぐに岡山へ向け出発。週末の開幕戦でファンの前にお披露目されることになる。

鈴木代表も話していた通り、昨年ネックになっていた信頼性という部分が解消されていれば、ライバルにとっては相当手強い存在。さらに開幕戦の舞台となる岡山は昨年、一昨年の表彰台に上がっている相性の良いサーキットだ。

テストではライバルたちが先行していたが、もしかすると、そこに割って入る“新たな伏兵”となりそう。

彼らの走りから、目が離せない。

 

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。

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