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大雨の中行われた全日本F3は波乱の連続!?”まさか”が続いた第6戦はアレックス・パロウが優勝!

今年は開幕戦から熱いバトルが繰り広げられている全日本F3選手権。昨年まではトムス一強という状態だったが、今年はまた違った展開を見せ、高星明誠が5戦を終えて4勝。ランキング首位を快走している。そして迎えた今回の富士ラウンド。ウエットコンディションの中で行われた第6戦は最後まで“まさか”という展開が続いた波乱のレースとなった。

©︎Tomohiro Yoshita

大雨の予選…アレックス・パロウが速さをみせる

©︎Tomohiro Yoshita

今回は土曜日の朝に第6戦用、第7戦用の予選セッションを10分ずつ行い、それぞれのベストタイムでグリッドが決定する。

昨日の専有走行では晴天に恵まれていたのだが、今朝から大雨となり、路面はフルウエット。

その中で速さを見せたのがアレックス・パロウ。両セッションとも2位以下に0.5秒以上の大差をつけポールポジションを獲得。

一方ランク首位の高星はなかなかペースをつかめず3番手となった。

 

決勝も序盤からパロウのペース

©︎Tomohiro Yoshita

迎えた午後の決勝レース。この日は低気圧の影響で関東・東海地方は気象庁も警戒を呼びかけるほどの大雨に。

インタープロトのジェントルマンレースや併催レースも次々と赤旗終了になる事態となっていた。

しかし、幸いF3は15時45分スタートと遅い時間だったため、雨脚は落ち着き、セーフティカーの先導等なくレースが始まった。

スタートからレースを先行したのはパロウ。トップのまま1コーナーを通過すると、序盤から後続を引き離し、あっという間に独走状態に持ち込む。

開幕戦からトップに立つ機会は少なかったものの、ミスは決してしないという安定感のあるパロウ。このままいけば、第6戦の優勝は確実かと思われた。

 

坪井が意地を見せるも…

©︎Tomohiro Yoshita

しかし、レース後半になってパロウに必死に追いつこうとするマシンが。

名門トムスのエースドライバーである坪井翔だ。

予選2番手からスタートし、序盤こそパロウの先行を許したものの、後半にかけて徐々に追いついていき、残り2周になって両者の差は1秒差に。

この時点で勢いは完全に坪井にあり、ファイナルラップで逆転かと思われたが…

1コーナーでのブレーキングで両者のタイミングが合わず、坪井がパロウに突っ込んでしまう形。

もちろん故意ではなかったものの、相手を妨害するような形になってしまったため、最終的に3位でチェッカーを受けたが後に30秒ペナルティを受けることになってしまった。

この影響でコースオフを強いられたパロウだったが、幸い大きなダメージなく復帰。

それまでに後続との差もつけていたので、ポジションを守りきりトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。2位には高星。3位には大津弘樹が入った。

©︎Tomohiro Yoshita

 

アレックス・パロウ:優勝コメント

「全体的に良い1日だったと思う。鈴鹿から比べると前進したしね。雨の中で、序盤3周は良いペースだったんだけど、後半のラスト5周で坪井選手が少しずつ迫ってきて、ラスト2周は接近戦のバトルになった。ファイナルラップでアクシデントがあったけど、幸い僕はこのポジションにいられてよかった。今日は勝てて嬉しいけど、チャンピオン争いのことについては、まだ先が長いのでそこまで意識していない。第7戦もポールポジションからスタートできるので、楽しみなレースになると思う」

 

レース後に、まさかの展開!2位の高星が失格

©︎Tomohiro Yoshita

そして、レース後。まさかの展開が待っていた。

今回2位に入り、なんとかランキングトップの座を守っていた高星だったが、レース後の車検が不合格となり失格となってしまった。

詳細についてはインテークシステムの制御に関する違反があったとのこと。

いずれにしても車検項目を全てクリアしなかったということで、リザルトは抹消。

今回集めた貴重なポイントも全てナシとなってしまった。これにより大津が2位、イェ・ホンリーが3位に繰り上がりとなった。

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

第6戦終了時点でのランキングは高星が53ポイントで首位をキープしているものの、パロウが今回だけで一気に11ポイント詰め、5ポイント後方に迫っている。

この状態で第7戦はパロウがポールポジションスタート。一方の高星は5番手と後方から追い上げていかなければならない。さらに間には坪井を始め宮田莉朋、阪口晴南などがいる。

さらに目が離せないレースが展開されそうだ。

 

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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