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「SUGOには魔物が棲む」ってやっぱりホント?SUPER GTのSUGO戦で起こった数々の波乱をまとめてみた

皆様は「SUGOには魔物が棲む」という言葉を聞いた事があるだろうか?今年もSUPER GT、スーパーフォーミュラ、そしてスーパー耐久に全日本ロードレースなど、国内トップクラスのレースが開催されるスポーツランドSUGO。しかし、必ずと言っていいほど普通のレースでは起こりえないようなハプニングが起きて、波乱の結末を迎えてしまうのだ。今回は、今でも語り継がれている「SUGOの魔物が大暴れしたレース」を振り返っていく。

SUGOのマモノ

 

2005年:マシンが炎上し赤旗中断!

マモノ2005

 

全日本GT選手権から名称を変えてSUPER GTになった初年度。SUGOラウンドは前半から大きく荒れた。

11周目の最終コーナーで混走状態から押し出されたJLOCランボルギーニ・ムルシエラゴがクラッシュしマシンが炎上。事態集取のため赤旗中断。レースは2パート制になった。

再開後も、TAKATA童夢NSXとRAYBERIG NSXが同士討ちの接触を喫してしまうなど、最後まで混乱が続いたレースだった。

 

2010年:タイヤカスがキルスイッチを直撃!?

Mamono2010

ポールポジションからスタートしたMOTUL AUTECH GT-R。安定した走りで後続とのリードを広げ、そのまま独走でポール・トゥ・ウィンを果たすかに思われた。

ところが残り8周の最終コーナーで、タイヤカスがキルスイッチ(エンジン停止スイッチ)に直撃し、ストップしてしまったのだ。

その後、再始動して戦列に復帰するが大きくタイムロスしトップから56秒遅れの6位でチェッカーを受けた。

通常ではありえない事態に、会場も騒然とした。

 

2012年:スタート直後にGT-Rがクラッシュ!波乱の幕開けに会場騒然

Mamono2012

このレースで優勝候補と目されていたMOTUL AUTECH GT-RとカルソニックIMPUL GT-R。2・3番手からスタートを切るが、1コーナーでトップをとろうとした2台が接触。そのまま1コーナーアウト側のスポンジバリアに突っ込んでしまった。

ローリングスタートで開始されるSUPER GTの場合、1コーナーでのアクシデントはあまりなかったが、今回はトップを争う2台が同時に姿を消したとあって、会場は騒然とした。

 

2013年:「魔の70周目」優勝争いをしていたトップ4台が終盤に脱落!

Mamono2013

スタート時は晴天に恵まれていたが、レース後半になると急に黒い雲が広がり、雨が降り始める。

滑りやすい路面コンディションの中、GT500のトップ争いは4つ巴のバトルとなる激戦となっていた。

一進一退の展開が続く中、GT300のマシンも絡みさらに混乱。そんな中、トップを走っていたZENT CERUMO SC430(立川祐路)がレインボーコーナーで300車両と接触しスピン。グラベルに捕まってしまい優勝争いから脱落してしまう。

その脇を2番手のDENSO KOBELCO SARD SC430(脇阪寿一)が通過、隙を突いてウイダー・モデューロHSV-010(フレデリック・マコヴィッキィ)とRAYBRIG HSV-010(小暮卓史)がバックストレートで両サイドから並びかけた。

その次の瞬間に3台が接触。HSV2台がガードレールにクラッシュしリタイアとなってしまった。

唯一残ったサードSC430はフロント部分を破損しながらもトップを守り続けたが、残り9周というところで右リアタイヤがパンクしスピン。

なんと残り10周あまりで、それまでトップ争いをしていた4台が全て脱落するという前代未聞の大波乱のレースとなった。

 

 

 

Photo by Tomohiro Yoshita

Photo by Tomohiro Yoshita

 

次ページでは、話題となった2015年の「あの渋滞」と、今でも忘れられないSUGOでの名勝負を振り返る。

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。

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