
新型デリカミニに11型ディスプレイ。数字だけを見ると「少し大きすぎるのでは?」と思うかもしれません。けれど実車を見ると、その印象は良い意味で裏切られます。アルパインが展開する、デリカミニ専用『パーフェクトフィットビッグXシリーズ』は、後付け感を感じさせない自然な収まりで、インパネ全体の一体感まできちんと成立させています。
この記事では、新型デリカミニの世界観を壊すことなく大画面を実現した新作カーエレ、そして音の体験を引き上げるメティオサウンドまで、見た目と使い勝手の両面から、その完成度を紐解いていきます。
目次
後付け感ゼロの完成度。11型でも違和感なし

まず紹介するのは、『パーフェクトフィット ビッグ X11』。従来のパーフェクトフィットビッグXシリーズは、画面の裏側の浮いた部分をどれだけスリムに収めるかが勝負でした。しかし、新型は想像以上にすっきり収まっていて驚かされます。画面はまるで一枚板のようにインパネに一体化しており、後付けの気配は微塵もありません。

純正のスピードメーターパネルからナビまで、統一されたピアノブラックのラインが滑らかに流れ、光の反射や質感まで揃えてあります。その結果、大画面の迫力を感じさせつつも、車内のデザイン全体との調和が取れた、まさに“組み込まれた”仕上がりに。一体感と仕上がりの美しさ、まさにさすがアルパインの真骨頂です。
大きいのに邪魔じゃない。視線まで計算された11型

11型というサイズを成立させている最大の理由は、画面の角度設計にあります。開発時には、運転席からの視線移動量や首の動きまで細かく検証されており、「大きく見せる」よりも「快適に見える」ことが優先されています。
例えば、純正メーターが比較的直立しているのに対し、BIG Xはわずかに寝かせた角度。この差があることで、インパネ全体に奥行きが生まれ、圧迫感の無い仕上がりになっています。
実際に座ってみると、視線を少し落とすだけで必要な情報が自然に入ってきます。大画面でありながら疲れにくい。その理由は、見た目以上に“人の動き”を基準に作られている点にあるといえるでしょう。
11型ビッグXは納車待ちのオーナー必携アイテム

先代のデリカミニには、完全オリジナルパネル採用の10型「デリカミニ(30系)専用BIG X」がありました。アンバーライトを基調とした内装に無骨な操作キーを組み合わせた、まさに車種専用と呼ぶにふさわしい名作です。
一方、従来のパーフェクトフィットビッグXシリーズは、車種ごとに高い完成度で収まる設計ながら、あくまで「汎用を極めた専用品」という立ち位置でした。

新型デリカミニ用11型ビッグXは、この二つの中間に位置する存在です。大画面ながら自然に収まるパネルは圧迫感がなく、洗練されたインパネデザインにぴったりフィットします。先代のアウトドア寄りの無骨さとは異なり、シティライクで未来的な雰囲気の車内に、11型のビッグXは自然に馴染みます。
エンジン始動時の専用オープニングも、派手さより安心感を重視。さらに、今後対応予定の傾斜計機能など、デリカミニらしい遊び心もさりげなく組み込まれています。日常の操作性から新型デリカミニの世界観まで、すべてに配慮された一台です。
運転中もスマホ感覚!アプリ連携で広がるスマートドライブ

パーフェクトフィット ビッグX11は、DVD/CDを搭載せず、エンタメ系はスマートフォンとの連携で楽しむナビです。Apple CarPlay(ワイヤレス接続)やAndroid Auto、Amazon Alexaに対応し、音楽アプリの操作はもちろん、通話やLINEの送受信(LINEはApple CarPlayのみ対応)、さらにはZoomでのオンラインミーティングまで、すべてディスプレイ上で完結。運転中でも声だけで操作できるため、安全性と利便性が大幅に向上します。

ナビ機能で特に注目したいのが、アルパイン独自の「ボイスタッチ」機能です。例えば「近くのコンビニ」や「ルート消去」と声に出すだけで即座に反応。リニアなナビの音声操作を実現しています。ルート選択では距離や所要時間、高速道路の有無、燃費の条件まで比較でき、目的地までの最適ルートを直感的に選べるのも魅力です。
さらにiPhoneならApple CarPlayとSiriの連携で、「東京ディズニーランドまで案内して」と一言話すだけでナビがスタート。ChromeやGoogle Mapの検索結果も音声でナビに反映することも可能です。通常なら停車して目的地を入力する手間が省け、日常で慣れたスマホ操作感そのままに車内に持ち込めます。
ナビはいらない派へ。もう一つの答え「パーフェクトフィットビッグDA11」

「ナビはスマホでいい」という声が増えているのも事実です。そうした使い方を前提に用意されたのが、11型ディスプレイオーディオ パーフェクトフィットビッグDA11。見た目やフィッティングはナビモデルと同等で、インパネの完成度は一切妥協していません。
ワイヤレスApple CarPlayを中心に、スマートフォンを主役にした操作体系は、普段から地図アプリや音楽配信サービスを使いこなしている人ほど相性抜群。価格もお手頃で、現実的な選択肢になります。
進化した音響と充実ポートで車内体験をアップグレード

音質で定評のある『メティオサウンド』も必見です。新たに発売されたライティンググリルキット(¥16,500)を追加装着すれば、白く光るアルパインのロゴが夜のドライブをスタイリッシュに演出。高音は天井スピーカーから降り注ぎ、低音はドアスピーカーから響かせることで、車内全体がまるでアリーナのような臨場感に包まれます。

また『ビルトインUSB/HDMI接続ユニット』が標準で付属していて、車内環境がまた一歩快適に。純正のように美しく収まるオリジナル設計で、青く光るイルミネーションがアクセントになっています。純正はタイプCのUSBしか対応していませんでしたが、アルパインのUSBポートならタイプA以外にHDMIも増設。スマホやタブレットなど、さまざまなデバイスをストレスなく接続できます。
新型デリカミニのドライブをより安全快適に

アルパイン パーフェクトフィット ビッグXの注意点として、現状モデルは純正ステアリングリモコンとの連動が非対応な点が挙げられます。しかし、ご安心ください。2026年3月発売予定のオプションを追加すれば連動が可能となります。
また、純正機能のマルチアラウンドモニターの映像も、11型の大画面でそのまま表示可能。狭い駐車場でも視覚的にサポートされるため、運転に自信のない方も安心です。
パーフェクトフィットビッグXシリーズは、まさにドライブをより快適にしてくれるアイテム。新型デリカミニのオーナーはもちろん、これからオーナーになる方も、ぜひチェックしてみてください。