車内の気になる臭い。実はクルマの中は、想像以上に不衛生です。新型コロナウイルスの感染が拡大している今だからこそ、車内の衛星面に気を付けたい!乗員をウイルスや花粉から守る方法を紹介します。

出典:写真AC

あなたの居ないところでも車内の衛生面が悪化している

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住んでいる家の掃除はマメにしても、車内の掃除はあまりしないという人は多いのではないでしょうか。

しかし、1週間、1カ月、さらには半年と清掃しない期間が長くなると、車内の衛生状態はどんどん悪化していきます。

人が車内に残ったホコリや汚れが菌やカビ、ダニを発生させ、健康を妨げる原因になることも。

新生活がスタートしたばかりの今、改めて車内の衛生面に気を付けてみるべきです。

タダで出来るシートのシミ取り方法は?

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クルマのシートは最も人と接触する場所なので、車内の汚れで一番気になるところです。

掃除機を使用して、表面の細かなゴミやほこりを除去するとはできても、布シートであればシミや汚れを取ることはできません。

そこで、シートに付いてしまった取りにくいシミや汚れを取り除く方法を紹介します。

タダでシートのシミ取りする方法は

ついてしまったばかりのシミであれば、お湯で絞ったタオルで拭くとすぐに取れます。

数日が経過してしまったシミや汚れの場合は、水を入れたバケツに洗濯用液体洗剤または重曹を極少量入れ、綺麗な布や雑巾を固く絞って拭くことがおススメ。

このとき、洗剤や重曹の濃度が高く、泡立つほどだと逆にシミを付けることにもなるので、気を付けてください。

また、拭いた後はよく乾かしましょう。そうしなければ、水分がカビを発生させる原因になります。

とれないシミの最終手段はホットリンサー

洗剤を使ったり市販のシートクリーナーを使っても、シミが落ちない場合は、最終手段としてホットリンサーを使用するのが最適です。

80℃ぐらいまで熱した温水と専用の洗剤で汚れを根こそぎ落とし、同時に汚れた水を吸い取ってくれる機械です。

シートだけでなく、天井やドアの内張の布部分にも使用でき、シミやタバコのヤニだけでなく、熱による殺菌やダニの駆除もでき、布系の部分ほぼすべてを綺麗に洗浄できます。

ホットリンサーによるシート洗浄は、業者に依頼するとシート1脚で8,000円から、5名乗りの乗用車であれば30,000円程度です。

市販のホットリンサーもありますが、ケルヒャーが販売する業務用カーペットリンスクリーナーで約8万円と、かなり高額。

業務用機器のレンタルサービスを利用すれば、ケルヒャー業務用カーペットリンスクリーナーを2泊3日レンタルして1万円程度なので、友人のクルマ数台とシェアする形でレンタルし、料金を割り勘にすれば安く抑えることも可能です。

コロナ対策は手で触れるところを徹底的に消毒液除菌

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コロナウイルス(COVID-19)は、ウイルスに汚染されたものの表面を触ることで接触感染となる場合があるため、屋外に駐車しているクルマもウイルス除去のために除菌・抗菌対策を行うべきです。

消毒の対象は、乗車時によく手で触れる場所。ドアノブやハンドル、ウインカーやワイパーを作動するレバー、エアコンなどのスイッチがあるインパネやセンターコンソール、シフトノブなどがあげられます。

消毒するには、市販されている車内用の除菌クロスを使用する方法と、家にある漂白剤で消毒液を作り、除菌する方法がおススメです。

水道水500mlに対して塩素系漂白剤5mlを入れて消毒液を作り、消毒液を十分に含ませて絞ったペーパータオル等で、消毒する場所を拭き取りましょう。

消毒液をスプレー式ボトルで噴霧するのは、ウイルス拡散の可能性があるため好ましくありません。

消毒を行う際は、車内を換気した状態で行い、塩素系漂白剤を直接吸い込んだり触れるのを防ぐためにマスクや手袋を着用しましょう。

モタガレでも除菌アイテムを販売中!

エアコンの臭い対策はフィルター交換1,500円から!

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春から夏にかけて、これからは冷房を使うことが増えてきます。

しかし、クリーニングをしていないとエアコンは臭いが出たり、冷房の効き具合も落ちていきます。

エアコンの臭いはフィルターに汚れが溜まっていることが原因となるため、フィルター交換で解決でき、冷却効果の顕著な悪化はガスが減っていることが原因です。

エアコンの交換用フィルターは1,500~5,000円、エアコンガスは1,000~2,000円で販売されており、自らフィルター交換やガスを補充をすれば費用を安く抑えることも可能。エアコンの臭いや効き対策が行えます。

また、エアコン内の消臭除菌をプロに依頼すれば4,000円から行ってくれるため、除菌を頼んでもそこまで大きな出費にならないでしょう。

エアコンのフィルター交換や洗浄については、以下の2記事でも解説しているので参考にしてみてください。
カーエアコンが効かない!?その原因と修理にかかる費用について
たった5000円でリフレッシュ!エアコンフィルター交換で嫌な臭いを完全除去!!

また、モタガレでは交換用エアコンフィルターも購入できるため、そろそろ交換を考えている方は、モタガレもチェックしてみてください。

車内の空気を綺麗に!花粉シーズンには持っておきたい車載用空気清浄機

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花粉症時期になると症状がつらい方におすすめなのが、車載用空気清浄機です。

アレルギーの元となるホコリや花粉、PM2.5を除去し、消臭効果が期待できる装置です。

特に、クルマの中でタバコを吸われる方は、車内のタバコ臭を消すためにもおすすめ!

車載用空気清浄機は取り付け方により、『シガーソケット設置型』、『エアコンの吹き出し口設置型』、『カップホルダー設置型』、『センターアームレストやヘッドレスト設置型』の4種類に分けられます。

また、消臭方法はイオン発生タイプとフィルタータイプ、両方を備えたタイプがあり、電源・給電はカーアダプタまたはUSBから得られるものほとんどなので、購入後にはすぐ使用可能です。

価格は、1,500円ぐらいで購入できる簡易的なものから、車載用プラズマクラスターイオン発生機までさまざま販売されています。

まとめ

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一見汚れの目立たない車内でも、見えないところに汚れやゴミは溜まっています。

上記で紹介した以外に、フロアマットの清掃や、車内フロアやシート下にゴミをためないよう、定期的に掃除機を隅々まで掛けておくことと、手を触れる部分の拭き掃除をしておくことが大切です。

また、コロナウイルスの除菌・抗菌対策として、拭き掃除には消毒液を使用。車内は洗剤を使った手洗いができないので、アルコール消毒液が入った携帯用スプレーを置いておくことをおすすめします。

ウイルス感染や花粉症の悪化などを防ぐためにも、今一度、車内環境の改善を意識してください。

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