タバコのニオイが気になる車の車内をもっと快適に過ごしたい場合、どのような対策を取るべきなのでしょうか。今回は車内におけるタバコのニオイについて、その原因と対策方法、そして具体的な清掃法をご紹介します。
掲載日:2019.8/21
タバコのニオイが車に付着する原因
タバコのニオイが車内に付着する原因は、タバコに含まれるタールと言う成分にあります。
これが、俗に言うところのヤニです。
粒子状成分であるタールには有害物質や発癌性物質が数多く含まれており、ニコチンやベンゾ[a]ピレン、芳香族アミン類にたばこ特異的ニトロソアミン類などが、それらの代表的な成分。
タバコを吸うにあたって発生する煙が室内に充満し、それによって室内にある様々な部品、例えばヘッドライニングやシート、ダッシュボードやフロアマットなどにそのニオイがこびりつきます。
一時的な匂いであればいいのですが、これらのニオイはどれだけ徹底的に清掃・消臭しても幾分かは残ってしまうと言うわけです。
タバコのニオイへの対策方法
タバコのニオイへの対策方法をまとめると、以下の2つが有効であると考えられています。
1つは車内の清掃・消臭で、タバコのニオイが付着した部分を水や中性洗剤で洗うことで、ニオイを落とします。
もう1つは部品そのものを交換することです。
上述したようなニオイの付着しやすい部品を、新品または禁煙車に装着されていたものと交換することで、匂いが付着する前に戻します。
この方法は、部品の購入にあたって費用がかかるとしても、タバコのニオイの根本を改善できるので、効果的です。
その他、室内へ空気を取り込むことに関連する消耗部品の交換も効果的です。
特にエアコンフィルターやエバポレーターといった部品は、定期的に交換・清掃するようにしておくとよいでしょう。
タバコのニオイを落とす清掃方法
室内の清掃にあたって最低限必要なものは、水、バケツ、布、中性洗剤です。
まずは室内の各部(天井、内張、ガラスといった拭けるところ)を水で濡らした布を使って拭きあげます。
水拭きを終えたら、次はバケツに水と中性洗剤を入れて、それに浸けてよく絞った布で再度拭きあげてください。
水拭きをすると、自然とヤニの付いている箇所が見えるようになり、黄ばんでいるところがヤニの汚れです。
中性洗剤で洗う際には、特にその汚れの目立つところを拭き取りましょう。
また、中性洗剤を入れる際に、量は少しずつ入れるようにしましょう。
微量でも効果はありますし、よっぽど強い汚れを落としたい場合には、量を増やしてみてください。
レザーシートの場合、レザーシート専用のクリーナーがあるので、それを使って清掃するようにしましょう。
まとめ
基本的に、タバコのニオイが一度付着してしまうと、そのニオイを完全に取り除くことは困難です。
しかし対策方法はありますので、喫煙車を中古で購入した方や譲り受けた方がタバコを吸わない場合は、できる限りのニオイ対策をオススメします。
Motorzではメールマガジンを配信しています。
編集部の裏話が聞けたり、最新の自動車パーツ情報が入手できるかも!?
配信を希望する方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みください!