車の買い替えや乗り換えをしようと思った際、「ちょっとでも高く売りたい」と思うオーナーが多いのではないでしょうか?買取査定でより高く買い取ってもらうコツとして”複数社に査定を依頼する”というのが正攻法の手段となります。今回は実際にMotorz編集部で乗っているクルマを買取査定に出してみて、買取価格がどう異なるか?検証してみました!
より高く車を買い取ってもらうコツ
テレビCMやインターネット広告で”高価買取します!”という文言は、一度は見たり聞いたりしたことがあるのでは無いでしょうか?
また、インターネットで買取査定を申し込んだら、いきなり複数の会社から電話がかかってきてうんざりした、という経験をもつオーナーもいると思います。
しかしながら、クルマをより高く売るには”複数社で見積もりを取る”ことが、実はより高く車を売るための近道だったりします。
理由として、人気の車種やリセールが良い車種は、買取業社からしてみても競争率が高く、複数社で見積もりを取ることで、買取業社間で競争になり、良い状態の車両を仕入れられることでさらに利益を生めるからなんです。
そのため面倒ではあるものの、あえて複数社の電話を真っ向に受けて立つことも重要なんです。
今回査定依頼をしたクルマ
複数社に買取査定を行ってもらう上で、もちろん人気の車種で査定に出すことも検討しましたが、今回は査定額が付くか付かないか際どい40年落ちのジムニーを用意しました。
車両:スズキ SJ30V改 ジムニー バン 黒
年式:1981年(昭和56年)1型
エンジン:LJ50 2ストローク 539cc
ミッション:4速MT
走行距離:メーター上2.6万キロ(5桁表示で10万キロを超えると1周するため、実際に何周しているかは不明)
車検:1年残り(2022年4月時点)
その他:リフトアップによる構造変更済
令和の時代では動く化石とも言える、希少な2ストロークエンジン搭載のジムニー。
見た目だけで判断するのであれば、ボディの凹みや錆穴、塗装のムラや剥がれがあるものの、ラダーフレームには錆は無く、オフロードを遠慮なくガンガン走れる1台。
“売るつもりは無い”という前提条件のもと、どういった査定額がつくのか?実際にやってみました!
ネットで申し込み
今回、複数業者に買取査定依頼をできるサービスとして選んだのが”愛車がいくらかスグわかるナビクル“。
中古車買取のナビクルは、複数の買取業社から自動的に連絡が来る、所謂”めっちゃ電話が来る系”の買取査定申込サービスです。
繰り返しになりますが、クルマの高価買取を目的とする上で複数社で見積もりを取ることは重要で、業者ごとに買取後の販売経路やノウハウも異なることから、当然査定額が異なります。
また、人気車種であれば業者間でも取り合いになるため、複数社に依頼することで、査定アップが見込めるんです!
車両情報の入力と簡単な個人情報の入力をして、1分もかからず申し込みが完了します。
案の定、申し込み後に怒涛の勢いで登録した番号の携帯電話が鳴り始めました。
出張査定or来店
買取査定を行う際、買取業者の店舗に伺うこともできますが、出張での買取査定も可能です。
自分の都合の良い方を選び、査定可能な時間を担当者からヒアリングし、今回は来店するパターンで買取査定を進めていきます。
今回はA社、B社、C社の3社と連絡が付いたので、実際の流れを記していきます。
(※アルファベット標記に関して、実在する会社名とは一切関係の無い、本稿におけるの記号となります。)
1社目:A社
まず最初に電話が掛かってきたのがA社。
電話口で入力した車両情報の他に、より細かい車両情報を受け答えした後、電話の時点で”買取不可”との回答を頂きました。
ある意味、幸先のいいスタートが切れたのではないでしょうか?
2社目:B社
A社との電話後、すぐにB社から入電。A社の時と同様に電話口で対応した後、店舗に来店して査定することに。
指定した時間に到着し査定開始。30〜40分ほど掛けて外装や内装、エンジンルーム、動作確認など入念なチェックが入り査定作業が終了。
査定金額はその場では直ぐに出ず、査定会社の本部と情報共有したあとに回答とのこと。
B社での査定額は”20万円”となりました。
3社目:C社
B社同様に来店して買取査定を実施。査定の流れはB社とほぼ同じで20分ほどで終了しその場で回答を頂きました。
C社での買取査定は”10万円”で、理由を聞いてみると、型式に”改”がつく構造変更をしていることがマイナスポイントとのことでした。
流行りのリフトアップカスタムで改造公認を取っていたとしても査定額が低い、なんてことがあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
結果として、1981年式のジムニーには
A社:買取不可
B社:20万円
C社:10万円
と言う買取査定額となり、複数社で査定をすることで、ある会社が買取不可と言った車体に、別の会社で20万円の値段がついた、という結果が得られました。
もしA社1社のみの買取査定で終わらせてしまっていた場合は値段が付かなかったクルマにも、複数社で見積もりを取ることで査定額が付き、査定会社を選ぶことで高価買取をすることができます。
クルマの買い替えや乗り換えを検討しているのであれば、是非一度、複数社での買取査定に出してみてはいかがでしょうか?
今回利用した買取査定サイト「ナビクル」