『ジープ』ブランドでも歴史の古い『チェロキー』は、ヒット作となった2代目で一旦廃止。後継としてジープ リバティが登場しますが、日本では既に『リバティ』の名を持つ車が販売されていたこともあり、3代目ジープ チェロキーとして販売されました。

 

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チェロキー後継『リバティ』は、日本では3代目チェロキーとして販売

 

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1987年の、クライスラー(現在のFCA、フィアットクライスラー)に買収されるまで『ジープ』ブランドを持っていたAMC(アメリカン モータース)時代最後の名車ともいえる2代目チェロキー(XJ)は、モノコックボディを持つ今のクロスオーバーSUVに近い車でした。

本格的な4WDシステムと軽量モノコックボディの組み合わせによる高い悪路走破性や低価格、オンロードでの快適性の高さなどがウケて大ヒット。

1984年の登場から2001年まで、実に17年も販売され続けるロングセラーモデルとなります。

しかし、1998年に自らも事実上ドイツのダイムラー傘下に入り、ダイムラー クライスラーとなっていたクライスラーは、ジープ部門の売れ筋であるチェロキーをモデルチェンジすることなく廃止。

デザインを大きく変えて『ジープ リバティ』として2001年に発売し、日本でも同年10月に正規販売を開始しました。

ただ、日本では同年5月に日産のミニバン『プレーリーリバティ』がマイナーチェンジに際して『リバティ』へと改称しており、商標の問題でチェロキーのモデルチェンジ扱いの3代目チェロキーを襲名しました。

 

2代目チェロキーより丸くなったデザイン

 

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3代目チェロキーこと本国名 初代リバティの特徴は、アメリカ本国では車名まで変わっただけあってデザインテイストも大きく変わり、ジープ伝統の7本縦形スロットグリルこそ共通なものの、丸目2灯ヘッドライトをはじめ曲面を多用したデザインとなりました。

日本仕様は2代目チェロキー途中から設定された右ハンドル車のみの販売で、2001年10月の正規輸入販売開始当初は標準的な『スポーツ』と豪華装備の『リミテッド』のいずれも3.7リッターV6ガソリンエンジンを搭載した2グレード体制。

2003年1月からはルーフバスケット/ルーフライトバー/スペシャルフロントバンパー&オーバーフェンダーを装着し、よりワイルドなアウトドアギアとしての外観を身につけた『レネゲード』を基本としていました。

また、本国仕様や欧州仕様にはディーゼル車、MT車もありましたが、日本には導入されておらず、ミッションも4速ATのみ。

モノコックボディにフルタイムセレクトラック4WDの組み合わせが2代目チェロキー同様なところなど、チェロキー後継車らしいところです。

 

主なスペックと中古車相場

 

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クライスラー KJ37 ジープ・チェロキー リミテッド 2001年式

 

全長×全幅×全高(mm):4,495×1,820×1,840

ホイールベース(mm):2,650

車両重量(kg):1,900

エンジン仕様・型式:K 水冷V型6気筒SOHC12バルブ

総排気量(cc):3,700

最高出力:155kw(210ps)/5,200rpm

最大トルク:315N・m(32.1kgm)/3,800rpm

トランスミッション:4AT

駆動方式:4WD

中古車相場:38万~119.8万円

 

まとめ

 

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アメリカでは2代目で一旦歴史を終えたジープ チェロキーですが、後継車ジープ リバティが日本では3代目チェロキーとして販売されていたこともあり、チェロキーは現行(5代目)までずっと売り続けられているような感覚です。

しかもリバティが2代目へとモデルチェンジすると、日本でもまた4代目チェロキーとして販売されるようになったので、ジープ チェロキーは『日本ではずっと存続、本国ではリバティが後継で2代続いた後、チェロキー復活』という事になっています。

 

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