これから自分で車の整備を始めたいけど、工具の種類が多すぎてどれを購入するべきかわからない。そんな方のために、今回は自分で車の整備をするなら用意しておきたい工具・アイテムをご紹介します。
クロスレンチ
まず1つ目の工具は、クロスレンチです。
車を所有するなら必ず持っておきたい工具の1つであるクロスレンチには、17/19/21/23mmのナットに使用可能なソケットが装着されています。
使用用途はスタッドレスタイヤへの履き替えや、出先でパンクした時のスペアタイヤ交換など。
ステアリングボスを固定するボルトを緩めたり締めたりする際にも使用可能です。
コンパクトな工具なので、車の荷室に積んでおくとよいでしょう。
トルクレンチ
2つ目は、トルクレンチです。
トルクレンチを使うと、決められた調整範囲内のトルクでボルト・ナットを締めることができます。
例えば、タイヤ交換後にホイールナットを締める時に便利で、ホイールナットの締め付けトルクは、100~120N・mほど。
そのため、110N・mくらいで締めておくとよいでしょう。
フロアジャッキとジャッキスタンド
車体を持ち上げるために使うフロアジャッキと、持ち上げた車体のジャッキアップポイントにセットして、その状態を固定するジャッキスタンドも揃えておきましょう。
足回りの交換や、腹下に潜っての作業を行う際には必需品です。
ラチェットレンチとソケット
ラチェットレンチとソケットも持っていると便利です。
ラチェット機能がついているので、ボルト・ナットからその都度ソケットを外すことなく作業可能で、締め付け/緩め作業の効率は確実に向上します。
ラチェットとソケットを購入する際には、差込部の規格(6.35/9.5/12.7mm)を揃えるようにしましょう。
ソケットは、単品ではなくセット売りでの購入がオススメです。
メガネレンチ
メガネレンチもラチェットレンチ同様に、ボルトやナットの締め付け/緩め作業に使用しますが、大きな特長は強い力での取り付けに向いている点です。
使い分け方は、きつく締められたボルトやナットを緩めたい時にはメガネレンチを、そして緩めたボルトやナットを効率よく外したい時や締め付けを円滑に進めたい時には、ラチェットレンチを使います。
六角レンチ
正六角形の穴形状がついたボルトの作業には、六角レンチが必要です。
中学生の頃などに、自転車いじりで使用した人も多いのではないでしょうか。
まとめ
車の整備をするなら、揃えておきたい工具をいくつか紹介しました。
同じ工具でも、メーカーによって(つまり品質で)価格はピンキリです。
自身の予算に合った工具を購入するようにし、セットで一気に揃えるより、最初は必要な工具のみを購入すると、無駄な出費を抑えることができます。
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