日本市場へ復活するや、クーペルックのスポーティなデザインより、タフそうなオフローダールックのSUVを好むユーザーへ大人気のRAV4ですが、走行中に純正ナビのTV視聴やカーナビ操作ができない仕様はそのまま。
今回はそれを可能にするデータシステム(東京都新宿区)の「TV-KIT」が、2022年10月に一部改良を受けた現行RAV4に採用された、「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)plus」と、「10.5インチまたは8インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」へ、新たに適合したというお知らせです!

RAV4の改良モデルにも素早く対応!TV-KITの新適合情報

1994年に発売した初代モデルが国産クロスオーバーの先駆けとなり、日本では3代目を2016年で一旦販売終了、4代目の日本導入はならなかったものの、SUVの車種ラインナップを拡大するトヨタは2019年4月に5代目RAV4を日本へ再投入。

すると、C-HRやハリアーといったシティユースなどオンロード重視のスポーティーなクーペルックSUVが続く中、トヨタ車に長らく不在だったオフローダールックのSUVを待っていたユーザーはかなりいたようで、発売されるや大ヒット!

もちろん中身はハイブリッド車やPHEV(プラグインハイブリッド車)の設定もあり、タフそうな外観に、中身は快適性や安全性能、経済性の高さを組み合わせた近代的SUVとしてのRAV4復活は、日本のユーザーにも大きく支持されました。

そのRAV4も発売から3年以上を経て細かい改良を幾度か受けており、2022年(令和4年)10月には純正ディスプレイオーディオがコネクティッドナビ対応へ更新されています。

標準装備されているのは「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」で、「X」グレードが8インチ、それ以外は10.5インチディスプレイを採用。

さらに、「X」以外のグレードにはメーカーオプションで、機能を強化した「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)plus」も準備されました。

この改良に自動車アフターパーツ総合メーカーのデータシステム(東京都新宿区)も素早く動き、純正カーナビの操作やTV視聴を可能にする「TV-KIT」シリーズの新適合を発表、最新モデルでも走行中に純正ディスプレイオーディオでのTV視聴や、ナビ操作を可能としています。

RAV4の2022年10月改良モデルに新適合したのは、切替タイプとビルトインタイプ

TV-KITシリーズが新たに適合したのは、2022年(令和4年)10月に改良を受けたRAV4の全グレードで、「X」のみ8インチの「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」、それ以外は10.5インチと大画面の「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」、またはメーカーオプションの「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)plus」です。

適合したTV-KITは後付スイッチ式の「切り替えタイプ」と、スペアスイッチホールに空きがある場合に、純正スイッチ風にON/OFFスイッチを取り付けられる、「ビルトインタイプ」の2種類で、どちらもスイッチでTV-KITをON/OFFできます。

後述するように機能ON時にナビの地図動作に関しては影響が出るものの、それ以外の操作やTV視聴には問題がなく、高速道路の長距離巡航など、同乗者の退屈により快適性に影響が出そうなシチュエーションでも、TV-KITの装着でドライブの満足感を向上させるのに役立ちそうです。

RAV4(2022年10月改良モデル)へ新適合した、TV-KITシリーズの適合車種や品番、価格

今回新たに適合が発表された、トヨタ RAV4の2022年10月改良モデル用TV-KITの品番、価格は以下の通りです。

適合車種

トヨタ RAV4:R4.10~
※ディスプレイオーディオが、「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」またはメーカーオプションの「10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)plus」へ更新されたモデル。

型式

MXAA52/54 (2.0Lガソリン車)
AXAH52/54 (2.5Lハイブリッド車)
AXAP54 (2.5Lプラグインハイブリッド車)

TV-KIT品番

・TTV430(切り替えタイプ)
・TTV430B-D(ビルトインタイプ)

価格

税込21,780円(税別19,800円)

注意事項

・TV-KITの動作中はナビゲーションの自車位置が不正確になりますが、TV-KITの機能をOFFにすれば自車位置が補正されます。
・車両に未使用のスペアスイッチホールがない場合はビルトインタイプを取り付けできないほか、スペアスイッチホールがある場合でもサイズを必ずご確認ください。

取り付けについて

データシステムの「TV-KIT」シリーズは、カプラーオンで簡単に取付可能な製品ですが、内装を部分的に撤去してディスプレイを外し、車両側の配線を傷つけないよう注意しながら背面のコネクターを抜き差しして、ディスプレイや内装を違和感なく元に戻すなど、実際にはそれなりのDIYスキルが必要です。

無理にDIYへ挑戦した場合、まだ新車同然のRAV4最新モデルへいきなり傷をつけてしまうこともありえますから、内装に脱着や配線作業に慣れているユーザー以外、最寄りの整備工場などプロへ依頼するか、心当たりがない場合はTV-KIT販売店への相談をオススメします。