ここ数年、特にドリフト界隈を中心に話題となっているタイヤメーカー『zeknova(以下:ゼクノーバ)』を知っていますか?デザインは日本国内で行われ、中国で製造されている新興タイヤブランドで、同社最大の特徴はそのラインナップ。完全競技向けのハイグリップタイヤのみを扱う硬派なブランドとして、ドリフターに注目を浴びつつありますが、その実情はまだ多く知られていないのも事実。今回はそんな謎多きゼクノーバを紹介します。
ゼクノーバってどんなブランド?
ゼクノーバは日本国内でデザインを行い、中国で製造する新興タイヤブランドだ。
2019年に『ゼクノーバタイヤ ジャパン』が立ち上がったばかりなのだが、海外に目を向ければタイ・マレーシア・台湾などアジアを中心に、フランス・スイスなどの欧州や、果ては南米チリまで、全16ヶ国へ展開しており、各国でドリフトを中心としたモータースポーツのサポート活動を行なっている。
日本国内では、D1グランプリなどへのサポートはもちろん、MSCチャレンジやD1ライツと言った、比較的入門カテゴリーでのユーザーも急増中。
表彰台に上がるレベルの実力者が履いている事からも、ホットなドリフターの間では話題となっているブランドという訳だ。
しかしながら、まだまだ一部のコアなファン程度にしか浸透していないのも事実。
「最近よく名前は耳にするけど、実際はどうなの?」という早耳な方はもちろん、グリップでサーキット走行を楽しむ方にもオススメで、Motorz的にも注目中のゼクノーバを、今回は紹介したい。
安価なのに高性能!
高いグリップ力と価格が売りのゼクノーバタイヤ。
ゼスティノタイヤと協力関係にあり、製造のラインなどは同社のサポートを受けているということで、比較的安価ながらも日本国内設計のタイヤの恩恵を得られるのだ。
もちろんタイヤサイズにもよるが、ドリフト向けフラグシップモデルのRS606でも、1本12000円台から販売されており、気軽に試せる価格感となっている。
D1グランプリに参戦する斎藤太吾選手のサポートも2019年シーズンから行なっており、そのフィードバックを受けていることからも、今後の飛躍的なタイヤの進化が見込めるだろう。
さらに、2020年シーズンも継続して使用する事が決まっており、彼もまずまずの感触を得ているタイヤとなっているようだ。
現行ラインナップ
現状、日本国内で購入できるゼクノーバタイヤは全4種類となっており、グリップ向けタイヤとドリフト向けタイヤがそれぞれ2本ずつのラインナップとなっている。
一般公道使用不可の完全フルスリックモデル『RSS101』といわゆるSタイヤの『Circuit 07S』がグリップ向け。
対してドリフト向けで、斎藤太吾選手も使う『RS606』と、多くのドリフターが練習履きとして使っている『SUPERSPORT RS』が現行のフルラインナップとなる。
細かいサイズ展開などは同ブランドの公式HPから確認してほしい。
まとめ
ドリフターを中心に競技志向なサーキット走行を楽しむ”走り好き”からの人気が赤丸急上昇中のタイヤブランド、ゼクノーバを紹介した。
まだまだ新興メーカーなだけに、これからのタイヤの進化やラインナップ展開にも注目したいブランドだ。
現状は完全にコンペティション向けのタイヤなので、今後Motorzではサーキットインプレッションなどをお届けできればと考えているので、乞うご期待!
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