ラリー、ドリフト、レースで活躍する唯一無二の三刀流ドライバーの塚本ナナミ選手が2026年、キャリア初の挑戦をスタートします。

さらに、ビッグプロジェクトを始動するとのことでご本人に直接、プロジェクトの詳細をお聞きしました!

塚本ナナミ「◯◯」へ初のフル参戦が決定!?

プロの鋭い視点でタイヤ性能の検証やインプレッションなどに度々登場いただいているMotorz常連の塚本ナナミ選手がなんと!2026年のスーパー耐久シリーズへフル参戦するとの情報が入ってきました!

2022年のコロナ禍から精力的に海外活動を開始しアメリカ、タイ、中国、インドネシアと転戦して確実にレベルアップした塚本ナナミ選手ですが、「スーパー耐久シリーズ」へのスポット参戦は過去にもあったものの、フル参戦は未経験。「クラス総合優勝を目指す」という目標を掲げて4年ぶりに日本のレースシーンに復活します。

Motorzの読者様ならスーパー耐久がどんなレースカテゴリーかもご存知とは思いますが念の為、スーパー耐久レースについてもここでおさらいしておきますね!

スーパー耐久シリーズって何?

スーパー耐久シリーズはクルマ好きの間では「S耐」という名で親しまれています。

FIA / JAF規則に準拠し、1991年の創設から30年以上継続している国内トップクラスの耐久レースプラットフォームです。

国内唯一の24時間耐久レースを富士スピードウェイで開催し、2023年開催のレースでは期間中延べ4.7万人の来場者+テレビ放送&公式配信でオンラインの視聴者にもリーチするほど大規模なイベントとなっています。

スーパー耐久シリーズの見どころは…

見どころNo.1 市販車からスーパーカーまで見どころ満載の「混走」

スーパー耐久では、多種多様な車が一斉に走る「混走スタイル」が最大の魅力です。

コンパクトカーからスーパーカーまで、通常はクラスが違う車が同じコースで競い合うのはスーパー耐久ならではの光景と言えます。他にも、86、GRヤリス、ロードスターなど自分の愛車と同じモデルが走っている場合もありますから、親近感が湧くと思います。

見どころNo.2 まるで夏フェス!?初夏の24時間耐久レースはフェス感覚で楽しめる!

塚本選手が2025シーズン、スポットで参戦し今回のプロジェクトを立ち上げるきっかけになったのも富士24時間耐久です。

観客はテントを張ってバーベキューを楽しんだり、音楽を楽しみながら一晩中盛り上がっています。まさに“レースフェス”と呼べるイベントです。

夜間も屋台村が深夜営業していて、ライブ・ステージイベントもあり、レース以外の楽しみも満載ですから車だけじゃない楽しみもありますね。

サプライズ演出や初心者向けミニ耐久レースもあり、家族連れにも優しいイベント設計です。

車好きな男性・女性だけではなく、ファミリーやまだレース観戦したことのない方でも楽しめる工夫が随所にあります。

見どころNo.3 英語実況もあり!アジア最大級の参加規模でプロアマが一堂に集う

アジア最大級、トップクラスの耐久レースと評価されています。プロ・アマ混走というスタイルは、身近な感覚を保ちながらレースの本格さを楽しめる絶妙なバランスが魅力ですね。

公式YouTubeのライブ配信では英語実況の導入もあり、海外メディアも意識した運営になっています。

見どころNo.4 技術者の育成や新技術の開発テスト! 車・レース業界の未来を担う重要なシリーズ

スーパー耐久シリーズには日本だけではなく世界の車、レース業界への大きな貢献性と影響力があり、30年以上の積み重なった歴史や最新トレンドを取り入れた常に進化をする体制が整っています。

また、エンタメとしてのレースはもちろん、未来の車、レース業界の発展を見据えた技術者の育成、新技術の開発テストを担う社会的にも大きな意義を持ったレースカテゴリーです。

中でもトヨタの「水素GRカローラ」は水素を燃料としてレースに出場し、世界的な注目を集める技術実証をスーパー耐久シリーズで継続しています。

海外からも注目されるトップレースカテゴリーにフル参戦するということで、来年はMotorzとしても日本で活躍する塚本選手を追っていきたいと思います。

あのビッグネームとタッグ!特別カラー車両のお披露目はいつ?

さて、フル参戦ということで、

  • 参戦車両は?
  • カラーリングは?
  • 参戦するクラスは?

など色々と気になると思いますが…秘匿性も高く、今はまだお答えすることはできないようです。

ただ、所属チームとカラーリングについては少しだけ情報を聞き出すことに成功しました!

カラーリングはクルマ好きをはじめ、多くの方が知るあの「ビッグネーム」の特別カラーリング車両です。塚本さんの過去の経歴を見ると関係性の深い「あの企業」かも?と推測できるかもしれません。

とはいえ、現時点では詳細は明かせないということですが、開幕戦ではあなたも驚くことになるでしょう。

そして、塚本選手が所属するチームは北海道に拠点を置く「AndLegal Racing」です。

北の大地からスーパー耐久シリーズという大舞台に挑戦している姿を通して、全国的に見ると少ない北海道のモータースポーツ人口の底上げを目標にチャレンジしており、

車離れが進む日本で次の世代に車の楽しさ、ただの移動手段としての車ではなくスポーツとしての楽しさを伝える活動をしています。

常に挑戦し続けるスピリットを持っているチームですし、Motorzとしても応援したくなりますね。

クルマ・レース業界の未来を盛り上げるための挑戦とは?

そして、気になるのが「S耐フル参戦」に併せて立ち上がったビッグプロジェクトの内容です。このプロジェクトに関しては、塚本選手ご本人からコメントをもらっておりますので、そのまま載せておきますね。

Q:クルマ・レース業界の未来を盛り上げるための挑戦って一体なにを始めるんですか?

塚本ナナミ:
ここまで読んでくださった方は、私がS耐にフル参戦することが、クルマ・レース業界を盛り上げる挑戦になるの?と感じたと思います。もちろん、私がただ参戦するだけで盛り上がるとは思っていません。だから、ある挑戦をしようと決めたんです。

それが塚本ナナミとAndLegal Racingの挑戦をドキュメンタリー映画として記録に残そう!という壮大なプロジェクトです。

一緒に夢を叶える、その瞬間を共有して、一生残る、映像作品をみんなで完成させたい。その想いを胸に秘め、このプロジェクトを進めていきます。

クラス総合優勝を目指すだけではなくて、その挑戦を記録したドキュメンタリー映画の制作というチャレンジをぜひ応援してほしいと思います。

ドライバーとしてこの業界にできること、恩返しすることを考えた時、私の活動を通してクルマやレース業界の「リアル」を届けていくことはポジティブな影響があると思っています。

日本で唯一の三刀流ドライバーとして、ラリー、ドリフト、レースという3つのカテゴリーで活動している私だからこそ、カテゴリーの壁にとらわれない活動ができます。

さらに、女性のモータースポーツ参加を促進することが、業界全体の多様性だったり、持続可能性の向上に貢献できるんじゃないかと考えています。

記録や結果を出すことで日本の自動車技術が今まで以上に注目されグローバル市場に認められれば、車両や技術を輸出することで自動車産業の競争力が強くなり、自動車部品メーカーにも恩恵があるとしたらこのプロジェクトは私自身の挑戦以上の価値が生まれます。

私を育ててくれた自動車業界に私ができることを最大限やり切ることで、何か1つでも恩返しできたら嬉しいですし、あなたからのサポートを受けてプロジェクトを成功できたら、それは「あなたの支援」が日本の自動車産業を盛り上げることに繋がります。

一人一人の想いや支援が日本を元気にすることにつながるようなプロジェクトを立ち上げました。

Motorzの読者であるあなたは、クルマが好きで好きでしょうがないはずです。「クルマ」はただの移動手段ではないですよね?ライフスタイルであり、自分を表現するための相棒だと思います。

そんな人生に楽しみを与えてくれるクルマ、そしてその最先端であるレースの世界を盛り上げて、次世代にもこの文化を伝えていく仲間になってくださいませんか?

実は今、このプロジェクトを応援していただくためのクラウドファンディングにも挑戦中です。

もし、私からのメッセージをここまでお読みいただいて、少しでも「応援してもいいな」と思っていただけたなら、無理のない範囲でご協力いただけたら嬉しいです。

もちろん、お返しはクルマ好きなら「お、これ欲しいかも!」と思ってもらえるものばかりを用意していますから、リターン品だけでも覗いてみてくださいね。

プロジェクトページはこちらからご覧いただけます。ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。

最後に

Motorzとしても、新しい挑戦をし続ける塚本選手の活動を引き続き応援していきますし、

今回のクラウドファンディングも業界にとって有意義なものになると思いご紹介させていただきました。

プロジェクトの内容について質問がある場合は、塚本選手の公式LINEやInstagramへお問い合わせをお願いいたします。