主催者が設定した一周数十km以上ある未知のコースを指示標識に基づいて走るり、車両が故障した場合、車両の整備もライダー自身が行い、順位ではなく完走する事を目指すバイクレース!ロード、オフロード、トライアル等の総合的競技といったところから、2輪のオリンピックとも呼ばれる”エンデューロ”を知っていますか?
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エンデューロってどんな競技?
エンデューロは、細い山道、アップダウンの多い山の斜面の走行、川を横切ったり、遡上するなど日本のオフロードで体験する地形の全てが詰まっているコースを設定し、その自然の地形のなかのベストラインを見つけてベストタイムに挑む競技です。
エンデューロのコースには1箇所〜数カ所の「テスト」(競技区間)があり、1台づつコースインします。
そして、このテストの合計時間で順位を競うタイムアタック方式で、ライバルよりも前に出てゴールすることではなく、ライバルよりも速いタイムを出すことを競い合います。
エンデューロマシンってどんなマシン?
エンデューロレース用のマシンは、さまざまな環境を走破し、かつ昼夜を問わず走行する場合も多いことから、外観はモトクロスタイプのオートバイに前照灯やブレーキ灯などの保安部品を取り付けたタイプのマシンが使用されます。
また、レースによっては公道走行が取り入れられる事も有る為、ナンバープレートの取得ができるように方向指示器などのレース開催地域での道路交通関連法規に準じた装備を備える事もあります。
そして、耐久レースとしての側面も強い事から、燃料タンクは大きめに作られており、車体には航続距離を伸ばすための補強などが加えられています。
世界で最も有名なエンデューロレース”International Six Days Enduro”
エンデューロ競技は選手本人だけがマシンに触れることが許されているため、ライディングだけではなく、短時間で的確に整備・修理する技術が求められるます。
そんなエンデューロレースの中で最も歴史があるレースがISDE(International Six Days Enduro)!
6日間にわたって1,000キロ以上を走破する過酷なレースなのです。
初心者にもおススメ!エンデューロ
エンデューロに出場するためには、基本的にはエンデューロマシンとウエア、それにキャメルバッグなど長時間走るための装備があれば十分な為、モータースポーツの中でも比較的初心者が参加しやすい競技となっています。
そして、日本で開催されている「全日本エンデューロ選手権」(JEC)では、どの大会もアマチュア・ホビーライダーが参加しやすい「承認クラス」が設定されています。
また、いきなりレースは不安!という方の為に、Muc-offエンデューロアカデミーなどの開催もあるので安心です。
まとめ
自然の山の中に設定された様々な地形が取り入れられたコースで、集中力を高め、テクニックを駆使し、ロスなくテストを駆け抜けるかを競うエンデューロ。
細い山道を上がりきると現れる山の稜線からの眺めや、どこを走ればよいのか迷うほど広い草原の中を自由に走る爽快感。
驚くほど急な下り坂を下りていくドキドキ感と、無事に走れたときの達成感など、これまで出会ったことのない経験が楽しめるこの競技。
少しでも興味を持った方は、是非初めてみてはいかがでしょうか。
きっと新しい世界に夢中になれると思います。
全日本エンデューロ公式HP → http://jecpromotion.com
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