2000年 Shell Taisan Advan GT3R

出典:http://supergt.net/

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1999年の後半3戦から投入された新型911GT3Rは、デビューイヤーにいきなり2勝を挙げました。

黒船の再来を誰もが予感した2000年シーズン、やはりGT3Rは速かった!!

この年はチャンピオンマシン以外にもGT3Rが3台デビューし、それぞれが上位争いに加わっています。

エンジンは水冷式の3.6リッター水平対向6気筒自然吸気。

福山英朗/松田秀士 組が駆るタイサンGT3Rが3勝を挙げ、さらに他ラウンドでも高得点を連取しました。

結果として福山英朗選手がシリーズチャンピオンを獲得。

チームランキングでもタイサンがチャンピオンを獲得し、2位にも同じくGT3Rを走らせたナインテンレーシングが入っています。

 

2001年 Daishin Advan Silvia

出典:http://www.yatsuzaka.com/gallery/PC/N-JGTC.HTML

出典:http://www.toyotatuned.com/

「速い外車には規制を」それが日本モータースポーツ界の通例であり、前年チャンピオンのポルシェGT3Rにも例外なく性能調整がかけられる事に。

これで競争力を取り戻した日本車勢によるチャンピオン争いは最終戦までもつれ込みました。

ダイシンシルビアは高速サーキットを得意としており、2戦設けられた富士スピードウェイを制しています。

最終戦ではダイシンシルビア、ユニシアジェックスシルビア、雨宮マツモトキヨシアスパラRX-7による三つ巴の争いに。

レース序盤でダイシンシルビアは出遅れる展開となりますが、幸運にもライバル2台が接触してコースアウト。

その後も無事に走り切って6位入賞となった大八木信行/青木孝行 組のダイシンシルビアが見事シリーズチャンピオンを獲得!

 

2002年 ARTA A’pex MR-S

出典:http://ms.toyota.co.jp/jp/gt/2002-team-driver.html

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MR-S参戦3年目となった2002年。

GT500スープラ譲りの2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、フレッシュエアーシステム(アンチラグ)も装備。

当初はフレッシュエアーシステムによって高温にさらされるタービンの対処に手間取っていましたが、参戦2年目あたりから徐々に速さを発揮するようになります。

3年目ともなると、極端なショートホイールベースを利用して完全なコーナリングマシンとして成長しました。

優勝争いはARTAアペックスMR-S、Vemac R&D ダンロップ 320R、ユニシアジェックスシルビアの3台による展開。

最終戦序盤まではシルビア優勢のレース運びとなりましたが、なんとエンジントラブルでリタイア。

ヴィーマックも3勝を挙げて最終戦に臨むも、重すぎるウェイトハンデにペースが上がらず7位に沈みます。

そんな中、トラブルを抱えながらも着実に4位入賞を獲得した新田守男/高木真一 組のARTAアペックスMR-Sがわずか2ポイント差でシリーズチャンピオン輝きました!

 

2003年 Hasemisport Endless Z

出典:http://supergt.net/

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ガライヤや新型セリカ等のニューマシンがデビューした2003年シーズン。

GT500に先駆けてZ33型フェアレディZがデビューしました。

エンジンは市販車同様に3.5リッターV型6気筒自然吸気を採用。

ドライバーには木下みつひろ選手と柳田真孝選手を起用し、全8戦で4度の表彰台を獲得する活躍を見せます。

タイサンGT3Rが10ポイントをリードし、それをハセミZ・シグマセリカ・レクリスMR-Sが追う展開でむかえた最終戦。

ここでも安定した速さを見せたのは木下/柳田 組のフェアレディZ。

結果的に5ポイント差でハセミスポーツ エンドレスZが参戦初年度チャンピオンに輝きました。

 

2004年 M-TEC NSX

出典:https://www.gtplanet.net

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M-TEC(前:無限)がJGTC最終年に繰り出した超反則技、それは前年のGT500を走ったNSXをそのままGT300に転用した事でした。

この頃のGT300はワークスの息がかかったマシンも珍しくなくなっていましたが、それはあくまでGT300用に開発したマシンであり、ワークスが全力で開発するGT500マシンの完成度とは比べ物になりません。

エンジンはGT500用の物をパワーダウンさせた3.5リッターV型6気筒自然吸気。

ドライバーは山野哲也選手と八木宏之選手を起用。

予想通りM-TEC NSXはシーズン序盤から切れ味鋭い速さを発揮します。

最終戦では見事優勝を飾り、ガライヤを1ポイント逆転してシリーズチャンピオンに輝きました。

このマシンはスーパーGT初年度にもランキング2位を獲得するなど、とにかく速いマシンという印象が残っています。

 

まとめ

以前GT500編を書いた際に「とにかく日産が強い」という結論に至りましたが、GT300にはそれ以上に強いチームタイサンが君臨していることが今回判明しました。

2度のドライバーズタイトルはもちろんのこと、驚くべき回数のチームタイトルを獲得しています。

豊富な資金力を活かして、旬の外国製レーシングマシン(主にポルシェ)を常に取り入れる事で屈強なチーム力を維持しているんですね。

後年にはホンダもGT300にワークス参戦を開始していますし、やはり国産車と外車の異種格闘技戦的な部分がGT300の大きな魅力かと思います。

今後はGT300に出場した珍車・名車なんかも特集してみたら面白いんじゃないかと考えています!

 

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