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JGTCマシン、全て覚えていますか?数あるGTマシンの中から、記録よりも記憶に残ったマシンをご紹介!

各メーカーのフラッグシップモデルを使用するワークスチームとは対照的に、プライベートチームならではの自由な車種選択によって誕生した珍しいGTマシンたち。個体数の少なさ故に開発面で大きく遅れてしまう事も多々ありますが、その固有の存在はレースを盛り上げ、モータースポーツファンの記憶に深く刻まれています。今回は全日本GT選手権を走った珍しいマシンをご紹介!

出典:http://maydaygarage.com/nostalgic-wednesdays-the-kraft-bp-gt300-trueno/

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GT500編

Mercedes-Benz CLK

出典:http://www006.upp.so-net.ne.jp/TTMS/GT500/index.html

出典:http://www006.upp.so-net.ne.jp/TTMS/

2002年シーズン、グループAやJTCCで名を馳せたHKSがGT500クラスに独自開発のメルセデス・ベンツCLKを投入しました。

このマシンは2003年の新規定を先取りして開発されており、国産ワークスチームがピットまでマシンを見学に来るほど先鋭的なマシンとなっていました。

しかし開発にあたってメルセデスから一切のサポートを受ける事ができず、一から製作したマシンの熟成不足にHKSは苦しめられます。

その証拠に完走は最終戦の1度のみで、予選タイムは思わず「GT400か!」と嘆いてしまう程に未完成なマシンでした。

エンジンはFIA-GT選手権の絶対王者CLK-LMが搭載していた物と同じ型式M119で、5973ccのV型8気筒自然吸気。

あまりに多難な道のりだったためHKSは次年のJGTC参戦を凍結し、HKS CLKは2002年にわずか3戦を走ったのみで引退してしまったのでした。

ドライバー:山西康司・五十嵐勇大(2002)

 

RGS Mirage GT-1

出典:http://www.dlg.speedfreaks.org/archive/cars/mirage/autos/3882.php

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元々は、1980年代後半からランボルギーニ・カウンタックのレプリカを製造・販売している”Mirage Replicas”が英国GT選手権向けに1台のみ製作したマシン。
オリジナルのカウンタックはV型12気筒エンジンだが、レプリカであるミラージュはシボレー製の6.7リッターV型8気筒エンジンを搭載しています。

英国GT選手権のレギュレーション変更によって戦う場を失っていましたが、チームスリランカの手で2000年のJGTCに登場しました。

ルックスは完全にカウンタックなのに、ドロドロしたアメリカンサウンドを轟かせながら走る姿がとても印象的です。

2003年には各所に改良を施されてGT300クラスにも転用されています。

ドライバー:ディランタ・マラガムワ・スティーブ・ヤング・玉本秀幸 ※2000年

 

Chevrolet Camaro

出典:http://tumbnation.com/

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1997年の第4戦富士に登場したシボレーのベストセラー、カマロ。
この車は横浜でアメリカ車を中心にチューニングやメンテナンスを手がけるアドバンスオートが走らせました。

同ショップの代表でもある名チューナー山本正人氏がドライバーを兼任し、メンテナンスはススキレーシングが担当。

パイプフレームシャシーにカウルを被せたIMSA仕様のマシンで、350という5.9リッターのアメリカンV8エンジンをフロントに搭載。

元々は530馬力を発生するエンジンですが、リストリクターによって400馬力程度までパワーダウンしていたようです。

アドバンスオートは後年になって参戦するコルベットGT3のテクニカルアドバイザーも務めています。?

ドライバー:山本正人・岡本克彦(1997)

 

Nissan 300ZX-GTS

出典:http://kaosu1031.fc2web.com/jgtcgallery/history/jgtc1996/gthistory1996.htm

出典:http://zonaforo.meristation.com/

チームルマンが1996年のGT500クラスに送り込んだIMSA仕様のフェアレディZです。

クレイトン・カニンガム・レーシングが車両を企画し、製作はインディアナポリスのファブカーが担当。

92年と94年にはIMSAでチャンピオンを獲得した実績を持ったマシンです。

元々はV型6気筒ツインターボエンジンで750馬力を発生していましたが、JGTC参戦時はインフィニティ製の4リッターV型8気筒エンジンに換装しています。

パイプフレームシャシーに市販車似のカウルを被せる手法は現代のGTカーに通ずるところも。

ドライバーは若かりし頃の影山正美/立川祐路組で、立川選手はこの300ZXで初めてのハコレースデビューを果たしています。

まだチューニングカーの延長線上だった当時のGTマシンの中で、300ZXはIMSAで鍛えられた純レーシングカーならではのコーナリングを武器としており、スープラやスカイラインのワークスマシンをコーナーで圧倒しました!

ドライバー:影山正美・立川祐路

 

ここまで何台覚えていましたか?

次のページからはもっと珍しくなるかもしれません。

あのクラフトトレノも登場するGT300クラスは、次のページへ!

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Writer Introduction
ホーリー

モータースポーツとエリック・クラプトンをこよなく愛する趣味人です。 はるか昔にフォーミュラカーレースへの参戦経歴もありますが、競争することよりもレーシングカーそのものに魅力を感じ、それを多くの自動車ファンに伝えていきたいと考えています。 Motorzを通じて日本の自動車業界が少しでも反映することを願って。。。

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