2018年7月26日、三重県にある鈴鹿サーキットで開幕した鈴鹿8時間耐久ロードレース。台風12号の影響で、多くのプログラムが変更になるなど天候に翻弄されながらも決勝レースを迎えました。そんな8耐のSSTクラスに、Motorzが全日本ロードレースで注目している2人の若手ライダーが参戦!その意気込みや、予選結果を聞いてきました。
CONTENTS
Motorz注目の若手ライダー達の8耐
#80 TONE RT SYNCEDGE 4413 三原 壮紫(マシン:BMW S1000RR)
鈴鹿8耐は何回目の参戦ですか?
初めてです。
自身にとって8耐はどんなレースですか?
耐久でもあり、スプリントのレースでもあって、とても面白いレースです。
8耐テストでロングランやナイトランを経験した感想は?
思ったよりロングランの後の体の疲労があった。
ナイトは、いつも走っている景色が見えないので走りにくい。
8耐には世界レベルのライダーも参戦していますが、一緒に走れて嬉しいライダーはいますか?また、その理由は?
やはり、外国人ライダーと走るのが嬉しいです。
色々なバイクの走らせ方を見れるからです。
今回の8耐参戦に向けて、特別なトレーニングはしましたか?
特に特別な事はしていないのですが、基礎体力のアップと筋力アップをメインに置いてみました。
決勝を前に、今の気持ちは?
期待と不安が五分五分です。
応援してくれる方々に一言
チームの雰囲気とライダーのモチベーションもいいし、SSTクラスでポールポジションをとれたので、このままの調子で行けばクラス優勝を狙えるので、最後の最後まで諦めずにゴールを目指して頑張ります!!
公式予選終了後コメント
チーム的にはSSTクラスポールポジション、総合20番手という事で悪くはないんですけど、自分が目標としていたタイムには達せなくて、その辺りが自分の中で悔しいです。
チームの雰囲気とセッティング、タイヤのチョイスなどは順調にきているので、このままの流れできちんとステップバイステップで行ければ、クラス優勝できるかな?というのがあるので、とりあえず自分は初めてなので転ばないように、足を引っ張らないようにというのを第一に置いて、プッシュしていこうかなと思っています。
8耐初参戦にも関わらず、SSTクラスのポールポジションである20番グリッドからのスタートとなった三原選手。
台風12号の影響で、雨、晴天を繰り返す難しいコンディションとなりますが、8時間の決勝レース!悔いのないように走り抜いてもらいたいと思います!!
#3 KRP三陽工業&RS-ITOH 石塚 健 (マシン:Kawasaki ZX-10R)
鈴鹿8耐は何回目の参戦ですか?
4回目です。
自身にとって8耐はどんなレースですか?
毎年楽しみ!すごく過酷でつらいけど、チェッカーを受ける瞬間は何にも代えられない!
8耐テストでロングランやナイトランを経験した感想は?
ロングランはできませんでした。セットをつめる事に専念したのと、怪我の影響で厳しかったです。
8耐には世界レベルのライダーも参戦していますが、一緒に走れて嬉しいライダーはいますか?また、その理由は?
やっぱりMotoGPライダーやWSBのライダー達です!
目指しているカテゴリーのライダー達と走れるのは嬉しい事。たくさん吸収して、自分の引き出しにしていきたいです!
今回の8耐参戦に向けて、特別なトレーニングはしましたか?
肩を怪我していたのでハードな事はできませんでしたが、暑い中をサウナスーツを着て走り回りました。
決勝を前に、今の気持ちは?
いよいよって感じです。
一年に一回の8耐なので、思いっきり楽しみたいです!
応援してくれる方々に一言
いつも応援ありがとうございます。
灼熱の8時間となりますが、最後まで全力で走り切ります。
公式予選終了後コメント
予選は各ライダー2回ずつあり、各ライダーのベストタイムの平均で順位が決定します。
3人の予選平均タイムは2分12秒3。総合32番手で、SSTクラス5番手となりました。予選走行順は、岡村選手、新庄選手に次ぐ3番目で、予選1回目の走行をする頃には路面温度がどんどん上昇していたので、一本目でのタイムアタックは避け、2人が使用した中古タイヤでマシンのセット出しに専念する事にしました。
予選2回目は、車両に小さな問題を抱えながらも順調に計測を重ね、チーム内ベストとなる12秒0までタイムを伸ばす事に成功!
11秒台には入れたかったですが、台数が多く中々クリアラップが取れなかったり、赤旗による中断が多発しタイムを伸ばすのが難しかったです。しかし、ライダー3人ともいいアベレージでラップ出来ているし、明日もフリー走行が1本あるので、そこでしっかりと決勝に向けて最終確認をしていこうと思います!
全日本ロードレース選手権第4戦での負傷により、中々思うようにテストに参加できなかった石塚選手。
しかし、過去3度の8耐はSSTクラスで全て表彰台を獲得しています。
その経験を活かして、今年こそは優勝!!
目指してもらいたいと思います。
まとめ
真夏の8時間というだけで想像を絶するほどの過酷さですが、今年は台風の直撃など天候が全く読めない状況に。
そんな、どのセッティングが正解なのか手探り状態で始まった8時間。
各チーム、そしてライダー達はどんなドラマを繰り広げ、どんな結末を迎えるのか。
チェッカーは本日19:30!最後まで見届けたいと思います。
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