昭和の時代に生み出されたR31スカイラインという車をご存知でしょうか??R32以降のスカイラインは、R31スカイラインも同様に参戦していたグループAで活躍したR32スカイラインGT-Rの影響もあり、知っている人は多いと思います。しかし、そのR32スカイラインの基礎となり、先代にあたるR31スカイラインも実はかなりの名車なのです。今回はそんなR31スカイラインに迫ってみました。

掲載日:2017/09/06

Photo by Riley

 

 

R31スカイラインとは

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3#/media/File:Nissan_skyline_gt_passage.jpg

 

R31スカイラインは、7代目スカイラインとして1985年から1989年まで販売されていた車です。

これまで日産は、スカイラインをモータースポーツの第一線で活躍させて来ました。

そして、このR31スカイラインも例外ではありません。

車両開発を行う上でベースとなったプラットフォームは、ローレルやレパードと同じものでした。

また、搭載されたエンジンは直列6気筒エンジンの、RB20DET型エンジンを搭載。

このエンジンは、後に改良されたものが継続してR32スカイラインのターボモデルに搭載されています。

 

R31スカイラインが生まれた背景・エピソード

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3#/media/File:Nissan_Skyline_R31_2000_GTS-R_003.jpg

 

R31スカイラインが発売された1985年には、4ドアセダンモデルしかラインナップにありませんでした。

しかし、1987年に行われたマイナーチェンジのタイミングで当初の予定通り、日産はモータースポーツの世界にR31スカイラインを投入します。

その為、その当時の全日本ツーリングカー選手権(グループA)のホモロゲーション取得モデルとして、「2ドアスポーツクーペGTS-R」を800台限定発売したのです。

このモデルは、通常のR31スカイラインと比べてパワーアップが成され、210PSを発生しています。

そして、1987年に行われたインターTECにエントリーし、国内レースで大活躍をおさめました。

つまり、日産自動車はR31スカイラインをモータースポーツで活躍させる目的で開発・販売。

もちろん新型車として売り出す事は前提でしたが、自動車メーカーの技術を披露できるレースの世界を最終目標と定めたのです。

 

R31スカイラインが革新的だった技術・凄さ

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3#/media/File:Nissan_Skyline_R31_2000_GTS-R_002.jpg

 

このR31スカイラインには、前途のRB20DET型エンジンの他にもラインナップがありました。

基本的にはRBエンジンを搭載していますが、RB20DEというNAエンジン搭載モデルも設定。

先程の二つのエンジンはDOHC(ツインカム)だったのに対し、SOHC(シングルカム)モデルとしてRB20ET(ターボ)・RB20E(NA)が用意されました。

また、SOHCディーゼルエンジンであるRD28型と直列4気筒モデルとしてCA18S型エンジンが設定されています。

その為、搭載されているエンジンは6種類あり、顧客のニーズに合わせたグレード選びが可能でした。

それに加え、R31スカイラインには現在のインテリジェントキーの基礎となる技術が採用されています。

これは、カードエントリーシステムと呼ばれ、エントリーカードを身に付けた状態でドアハンドルやトランクリッドに取り付けられたスイッチを操作する事によりロック/アンロックの操作が可能。

インテリジェントキーのように、エンジンコンピューターを介してエンジン始動を行う事はできませんが、ドアの施錠はこの時すでに可能な技術だったのです。

 

R31スカイラインのモータースポーツでの活躍

 

出典:http://picssr.com/photos/49125720@N06/interesting/page7?nsid=49125720@N06

 

R31スカイラインは、マイナーチェンジのタイミングでホモロゲーション取得を目的とした限定モデルを発売しました。

これによって、日本国内で行われる全日本選手権(グループA)を始めとするツーリングカーレースのベース車両として使用可能となったのです。

グループAの車両レギュレーションは市販車をベースとした改造範囲が狭いもので、N1規定と呼ばれる基準が採用されていました。

その為、基礎となる市販車の性能がレースの勝敗に大きく左右したのです。

R31スカイラインはこのような背景から、市販の状態でチューニングを施したモデルを発売しました。

そして、1987年に行われたインターTECがレースデビューとなったR31スカイラインですが、世界選手権であった為に欧州車に苦戦します。

その当時のフォードシエラは圧倒的速さを示していた為、なかなか勝つ事ができなかったのです。

1988年には2勝を挙げるまでの追い上げを見せましたが、やはりシリーズチェンピオンはフォードに持って行かれる結果に。

そんなフォードの強さに押され、インターTEC制覇が日産の目標となっていましたが、ついにそれが叶う事はありませんでした。

そして、R31スカイラインでの屈辱をバネに、後にグループAで歴史的な活躍をする、R32スカイラインGT-Rを登場させるのです。

 

R31スカイラインのスペック・中古車相場

 

1985年式 スカイライン GTS-X(E-HR31)のスペック

全長×全幅×全高(mm):4650×1690×1385
ホイールベース(mm):2615
車両重量(kg):1340
エンジン型式:RB20DET
エンジン仕様:直列6気筒DOHCターボ
総排気量(cc):1998
最高出力:190ps/6400rpm
最大トルク:25.0kgm/3600rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:FR
中古相場価格:580,000〜2,390,000 円

 

まとめ

 

いかがでしたか?

有名なR32スカイラインのグループAでの活躍は、R31スカイラインでの苦労があった結果だったのです。

R31スカイラインではワークスチームと言えど、フォード相手になかなか勝たせてもらえませんでした。

その試行錯誤から、市販モデルとしては4ドアセダンと2ドアクーペの両モデルを用意し、後のスカイラインの基礎を作ったのが分かります。

現在でもR31HOUSEなどのR31スカイライン専門店で、極上のR31スカイラインを購入する事が可能です。

是非、各販売店に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

 

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