2021年1月26日より販売が開始されたBMW高性能スポーツモデル、新型「M3セダン」「M4クーペ」。サーキット走行を前提とした「Mハイパフォーマンス」モデルとなる今回の新型は、エンジンの改良に新ツインターボの採用、空力特性の見直し等、走行に関わる部分が全て一新されました。また、ドライバーとの親和性を重視する為に、あえて電子制御を廃したサーキット仕様、「コンペティショントラックパッケージ」を新たに設定。安全面では、3眼カメラとセンサーによるハンズオフ機能が付いた運転支援システムが搭載される等、攻守共に隙を見せない性能です。

出典:https://www.press.bmwgroup.com/japan/article/detail/T0324868JA/m%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%80%8Cbmw-m3%E3%80%8D%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E3%80%8Cbmw-m4%E3%80%8D%E3%81%8C%E8%AA%95%E7%94%9F

50馬力の更なるパワーアップ

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まず新型Mシリーズで注目なのが、さまざまな改良が施された新世代エンジン「S58」の存在です。

新型「M4」のベースグレードのエンジンスペックは、排気量2992cc、最高出力480PS/6250rpmの直列6気筒ツインターボで、最高出力431ps/7300rpmだった先代エンジン「S55」と比較して、約50PSパワーアップしています。

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さらに、M3やM4の上位グレードにあたるコンペティションパッケージ、コンペティショントラックパッケージは排気量をそのままに、最高出力510PS/6250rpmと驚異の数字を叩き出しました。

サーキットユースをより突き詰めたグレードなだけあり、やはりこちらも先代の最高出力、450ps/7000rpmから60psのパワーアップに成功しています。

話題の「縦型キドニーグリル」は「M3」にも採用

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この新型Mシリーズのエクステリアデザインで特筆すべきは、特徴的な縦型のキドニーグリルです。

現行型4シリーズから採用されたこの縦長グリルは、新型M4だけでなく新型M3にも採用されました。

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昨今のトヨタやレクサスにもビッグサイズのグリルは多く見受けられますが、そんな中でも特別に強烈なインパクトを与えてくれるデザインです。

ちなみに、この縦長グリルの採用は今回が初ではなく、かつての名車328クーペや初代6シリーズにも採用されています。

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ユーザーの脳裏に刻まれるようなインパクトを重視するとともに、過去の名車へのオマージュも込められた新型モデル。

エンジンルームに大型エアインテークが装着されており、大型グリルにする事でエンジン内部に大量のフレッシュエアーを吸い込むことができ、機能面としても理にかなったデザインです。

新型M4のベースモデルにはMT設定がある!

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新型M4のベースグレードには、6速MTが設定されています。

ハイパワーFR(後輪駆動)車を6速MTで操る感覚は、硬派なMT派にとって嬉しい仕様です。

一方、ベースモデルよりもパフォーマンスが高められた、コンペティションパッケージとコンペティショントラックパッケージには、先代の7速DCTから打って変わり、8速ATの「8速Mステップトロニックトランスミッション」が新たに搭載されました。

昨今、MT搭載モデルが減少している中で、1グレードでも残されたことは、走りに強いこだわりを持つBMWならではのポイントと言えるのかもしれません。

まとめ

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よりアグレッシブに変わったパワートレインとエクステリア、そしてユーザーへの配慮を忘れないグレード展開は、まさに感服もの。

そのホットなBMWの思いを宿した新型M3セダンとM4クーペは、眠ったクルマ好き達の魂を再び熱く呼び起こしてくれる存在です。

 

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