スーパーカーから大衆車まで多種多彩なマシンが参戦しているスーパー耐久シリーズ。今回はST-3クラスをピックアップする。今年は参戦台数が少なく注目度も薄れがちだが、普段の街中でよくみるセダンも参戦しており、一般の人からも馴染みの多いクラスと言える。

Photo by Tomohiro Yoshita

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スーパー耐久ST-3クラスレギュレーションと意外な過去の参戦車両

ST-3の参戦規定は排気量2,001cc~3,500ccのニ輪駆動車。現在ではFR(フロントエンジン・リアドライブ)の車両が大多数を占めている。

以前はホンダNSXやマツダRX-7など国内を代表するスポーツカー該当クラスとなっており、激しいバトルが繰り広げられていた時代もあった。

またST-2クラスと排気量が同じということもあり、総合順位でST-3クラスの方が上になることもたまに発生する。

 

日産フェアレディZ(Z34)

Photo by Tomohiro Yoshita

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ST-3クラスの代名詞的存在のフェアレディZ。チームは違うが車種としては2014・2015年と2年連続でクラスチャンピオンに輝いている。

最近までは一つ前のモデルであるZ33型も参戦していたが、今年は岡部自動車からZ34が3台がエントリーしているのみ。

 

レクサスIS350

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#38MUTA Racingのみが使用しているレクサスのIS350。一般的にはレクサスのセダンとして有名な1台だ。

同モデルをベースにGT300マシンを開発され、2009年にはシリーズチャンピオンも獲得している実績がある。そんなクルマだ。

今年はST-3クラスで開幕2連勝。このまま行けばフェアレディZを打ち負かしクラスチャンピオンの可能性も出てきそうだ。

 

レクサスRC350

Photo by Tomohiro Yoshita

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同じレクサスのマシンということで、一見IS350と間違えてしまいそうだが、こちらはクーペタイプのRC350。

今年はテクノファーストと数年前までスーパーフォーミュラにも参戦していたル・ボーセ・モータースポーツが使用している。

シリーズランキングで見るとフェアレディZに負けたように見えた昨年だが、実は全6戦中5戦でRC350が勝利を挙げている。それだけに今年もチャンピオン争いを狙えるマシンであることは間違いない。

ここまでIS350の先行を許しているが、後半戦でどこまで巻き返してくるのか、注目だ。

 

トヨタ マークX G’s

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2015年最終戦で初登場したマークX G’s。埼玉トヨペットGreenBraveがフル参戦で使用している。

S耐に参戦して間もない車両ということもあり、まだまだ優勝争いに絡めるほど力強い走りはできていないが、ドライバーズラインナップをみると番場琢/平沼貴之/服部尚貴の2015年ST-4チャンピオントリオ。

今後の活躍に期待がかかる。

 

まとめ

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今年は最高峰ST-Xクラスに注目がいきがちのスーパー耐久だが、ST-3クラスも見どころ満載だ。

開幕から好調のIS350がこのまま逃げ切るのか?それとも昨年王者のフェアレディZが逆転を見せるのか?

是非、一度注目して観戦していただきたい。

 

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