MT免許は必要か否か。正直、MTの方が取得にかかる費用も高く、実技だって大変。興味があれば取得すれば良いと思いますが、そうでない方は取る必要はないというのが極論なのです。しかし今回は、あえて多方向から、MT免許を取るメリットについて考えてみます。
MT免許について
今から20〜30年ほど前であれば、男女関係なくMT免許を取得する傾向にありました。
しかし、10年ほど前から、MT免許を取得する女性の比率は減少傾向になっています。
これは、国内で販売される車のラインナップのほとんどをAT・CVT車が占めていることが影響していると考えられ、実際にマニュアルトランスミッションを搭載する車には、商用車や、スポーツ色の強い車が多いのが現実です。
AT限定よりもMT免許がおすすめな理由
AT車は確かにラクで便利ですが、見方を変えれば、まだまだMT免許を取得するメリットはあります。
男性がMT免許を取得する大きな理由として、「社用車がMT車の場合があるかもしれない」というのがあるそうです。
おおよその方は学生時代に自動車免許を取得し、将来のことを考えてMT車も運転できた方が良いだろうという理由から、MT免許を選んだのではないでしょうか。
もちろん、クルマが好きでMTじゃないとイヤだ!という方もいると思いますが、この他にもMTをチョイスする、より合理的な理由があるのです。
コストを抑えることができる
一般的に同車種で、MTとAT・CVTの両方をラインナップしている車種を価格で比較した場合、MT車の車両価格はAT・CVT車の車両価格よりも安いことがほとんどです。
自動車は安い買い物では無いので、少しでも安価に購入できるならとMTを選ぶ人もいることでしょう。
加えて、MT車はAT・CVT車よりも燃費性能に優れていることが多いです。
これは場面に合わせてギアの選択ができることで、無駄のない運転を可能にしていることや、MT車の車両重量がより軽いことなどが理由として考えられます。
このように、MT免許を取得していることで得ることのできる機会には、有益なものが多々。
シフト操作やクラッチペダル操作といった運転時の手間は増えるとしても、慣れてしまえば全く問題はありません。
むしろAT車と比べて、よそ見やわき見をする余裕がなく、運転に集中できると考えれば、デメリットと捉えるには不十分でしょう。
まとめ
徐々に減少しつつあるマニュアルミッション車ですが、それでも少なからずメリットは存在しており、絶滅することは無いと思われます。
またMT免許を持っていれば車を比較的安く手に入れることも、運転の機会をより多く得ることもできるのです。
大は小を兼ねる……とは少し違うかもしれませんが、何にせよ、いざという際に役立つこともあるかもしれないので、これから免許を取得する方には、MT免許をオススメします。
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