かつては、壊れる、品質が悪い、マニアの車といったイメージが強かったアルファロメオ。そんなアルファロメオのイメージを変えたのが、1998年にデビューした156です。今回はそんな156以降、2000年代アルファロメオの魅力をたっぷりご紹介します。きっとあなたもアルファロメオが欲しくなるはずです。
現代的な車へと進化した2000年代
デザインや走りはいいものの、信頼性や品質面で他メーカーより大きく劣っていたアルファロメオ。
1980年代末にフィアット傘下になって以降、少しづつその弱点は改善されていきます。
そして1998年に登場した156は、まさにその完成形と言える新世代アルファロメオでした。
デビューするや否や大ヒットを記録し、見事ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞します。
その後、続々とデビューする新世代アルファロメオによってイメージは刷新され、日本でも一気に市民権を得ることなに。
今回は、そんな新世代アルファロメオの中から、2000年代の車を紹介していきます。
新世代の象徴/アルファロメオ・156
前述した通り、1998年にデビューした156は新世代アルファロメオの始まりとなった車です。
先代の155から一転、丸みを帯びた女性らしさを感じさせるデザインは、新時代の到来を予感させるものでした。
2002年までは2リッター直4と2.5リッターV6のツインスパークが2種類、それ以降は直噴JTSの2リッターエンジンが用意されます。
特に2.5リッターのV6エンジンは、アルファロメオらしい滑らかなエンジンと素晴らしいエキゾーストノートで、今でも非常に人気の高い名機です。
一方で、トランスミッションはA/TのセレスピードとQシステム、一般的なM/Tが用意されているものの、残念ながらA/Tは故障が多い為、避けたほうが安全でしょう。
M/Tで常に高回転を維持しながら、アルファロメオの官能的なサウンドを楽しむのがオススメです。
中古車市場においては50万円前後が相場となっており、更に半数以上がM/T車なのでお気に入りの1台を探せます。
2003年以降のモデルから、ジウジアーロデザインのフロントマスクへとマイナーチェンジされましたが、基本的にはデザイン面の変更のみなので、自分の好みで選んでも問題はありません。
また、ワゴンモデルも用意されていましたが、こちらはA/Tモデルのみ。
中古車サイトでも10台前後しかヒットせず、かなり希少な存在となっています。
なお、156にはGTAという3.2リッターのV6を積んだスポーツモデルも存在しますが、現在でも200万円近くで取引されている希少車です。
プレミアム・コンパクトカー/アルファロメオ・147
2001年にヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その年の10月から日本にも導入されたのがアルファロメオ 147です。
145の後継となる、Bセグメントクラスのコンパクトカーとして登場した147は、156に続いて日本でヒットし、国内での足場固めに一役買いました。
本国ではディーゼルエンジン車も販売されましたが、国内に導入されたのは1.6リッターと2.0リッター、そしてGTAの3.2リッターの3種類。
156と違い、モデル末期まで全てツインスパークのアルファロメオらしいエンジンが使い続けられました。
A/Tにはセレスピードが採用され、M/Tとの2種類から選択することが出来ましたが、156と同じく信頼性の面から現存している半数近くがM/Tです。
また、147も、2004年からジウジアーロデザインのフロントマスクへと変更されました。
中古車市場では50万円以下もそこそこあるので、アルファロメオ入門には丁度いいかもしれません。
ただし、こちらも3.2リッターのGTAモデルは希少かつ人気が高いため、100万円以上で推移しています。
クーペ?ハッチバック?/アルファロメオ・ブレラ
2005年に発表され、日本には翌2006から導入されたアルファロメオ ブレラはGTVの後継となるクーペです。
ジウジアーロの手によるそのデザインは、ハッチバック車のようにも見える独特なもので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ちなみに、ハッチバック風のデザインのおかげで、トランク容量は先代のGTVよりかなり大きく、実用性の高いクーペと言えるのではないでしょうか。
日本に導入されたのは156後期と同じ直噴2.2リッターと、新世代の3.2リッターV6の2種類。
上記の2台とは違い、スペシャリティカー要素が大きかったためか、左ハンドルのみかつトランスミッションは6速M/Tのみと割り切った設定がなされました。
3.2リッターモデルには4WDが設定されていたため、見た目に反して安心感のある走りが魅力的です。
そもそもの販売数が少ないため、中古市場でも20台前後とタマ数は少なく、150万前後が相場。
アルファロメオの大衆クーペ車の系譜はこのブレラを最後に現在まで途絶えています。
今だからこそ、ブレラに乗ってみるのはいかがでしょうか。
まとめ
日本での知名度と市民権を得るきっかけとなった、156以降の新世代アルファロメオ。
信頼性の面では前世代より格段に向上しつつ、2010年代以降のモデルと比べるとアルファロメオらしさがまだ色濃く残っている黄金世代と言えるのではないでしょうか。
車種によってはそろそろデビューから20年が経過することもあり、今後そのタマ数や補修部品はどんどん減っていくでしょう。
壊れるイメージから、乗ってはみたいものの躊躇してしまう方も多いかと思いますが、値段が安定している今がチャンスなのは間違いありません。
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