2020年に生産終了となるモデルを大予想!今年、新型デザインや後継モデルの登場、または販売不振により、生産終了となるモデルにはどんなモデルがあるのでしょうか。国産車を中心に紹介します。
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2020年消えゆくモデルは
2019年は、さまざまなモデルが生産終了となりました。
トヨタではマークXやエスティマ、日産ではジュークやキューブ、そして三菱ではフラグシップSUVでもあったパジェロも国内向けのみ終了となり、少し寂しい印象です。
根強い人気を持つモデルでなければ、モデルチェンジや新型モデルの登場があると、従来のラインナップはどうしても販売数が落ちてしまうもの。
特に、軽自動車やミニバン、SUVなどに人気が集中するなかで、それ以外のクラスは継続して生産することが難しくなっています。
販売数が低迷すれば開発投資が回収できず、そのモデルの生産を終了するのが通例。
とはいえ、日本での販売数が少なくてもグローバルモデルとして海外では人気のモデルであれば、生産を継続させる場合があり、ジュークやパジェロがその典型です。
また、クルマを開発するうえでのプラットフォームや部品群をモジュール化させ、いくつかのモデルで共有させるため、基本設計が旧型ベースのものは、生産コストを合理化するために生産を終了させることもあります。
そうなってくると、2020年も多くのモデルが生産終了対象となり得るのです。
トヨタは全車種全店併売で姉妹車を中心に販売終了に
トヨタは2020年5月に販売店統合を行うため、モデルラインナップの整理が予想されます。
例えば、ポルテとスペイド、プレミオとアリオン、ルーミーとタックといった姉妹モデルは整理・統合されて、姉妹2モデルのいずれかを生産終了。
アルファードとヴェルファイアやノア/ヴォクシー/エスクァイアといった人気のミニバンモデルは、モデルチェンジの時期を見計らって統合される見込みです。
また、ベースモデルが3代目プリウスである、プリウスαも2020年での生産終了が濃厚となっています。
レクサスはCTとGSが生産終了!2020年はSUV・ミニバンに注力
レクサスはRXやUXなど、SUVの販売が好調ですが、一方でISやGSといったセダンは5ドアハッチバック、CT200hの販売数は芳しくなく、GSはESと統合されて2020年8月にGSが廃止となる見込み。
CT200hについては2011年1月の発売から2度のマイナーチェンジが行われていますが、フルモデルチェンジには至っておらず、2020年での販売終了が濃厚です。
一方で、CT200hの後継モデルの開発は進められており、同じハッチバックのSUV風になると噂されていますが、未だ不明です。
日産はセダンを中心にロングセラーモデルが続々と生産終了
日産のジュークとキューブが生産終了となるのに対し、ティアナは生産終了が濃厚視されてましたが、現段階では現状維持のまま。
しかしティアナの生産終了は、ネットやクルマ雑誌、販売店からの情報では、確実視されています。
また、アメリカで日本の日産 フーガに相当するインフィニティQ70が、2019年を持って販売終了となることが報道され、インフィニティのスポークスマンであるカイル・バズモア氏によると、今後はSUVモデルに焦点を当てていく考えです。
日本でもフーガの生産終了が予想されていましたが、2019年12月23日に仕様変更された新型フーガが発表されたため、2020年の生産終了はないでしょう。
軽自動車が絶好調なホンダ!一方で乗用車モデルの多くが生産終了に!?
2019年、軽自動車の販売が絶好調だったホンダは、2020年に生産を終了するモデルの発表を行っていませんが、アコードやレジェンドといったセダンの日本での販売不振が続いています。
この2台は海外で人気の高いモデルで、メーカーとしてはモデルを廃止せず継続生産しておきたいところ。
といっても、レジェンドは国内で生産を行っていますが、アコードの国内生産は2019年8月をもって終了し、現在はタイで生産しているため現在日本で販売されているアコードは逆輸入車です。
レジェンドは2020年8月にマイナーチェンジ、アコードは2020年2月にフルモデルチェンジされることが予想されますが、2020年も販売不振が続くのであれば、国内販売を終了させる可能性も高まります。
マツダとスバルはかつての主力モデルが消滅か
マツダは、今後の生産終了モデルについて発表はしていませんが、去年発売されたCX-30とのクラス分けが難しくなり、コンパクトSUVのCX-3の影が薄くなっています。
CX-3にスカイアクティブXを搭載したとしても、CX-3独自の付加価値をつけて販売を継続させるのは難しいと考えられるため、CX-3は2020年で販売終了となるでしょう。
スバルは北米市場において新型レガシィB4と新型アウトバックを同時発売しましたが、こちらの日本販売は見送られており、2020年では国内仕様をアウトバックのみとしてレガシィB4は廃止になることが濃厚です。
まとめ
2020年の生産終了モデルは、セダンが非常に多く目立ちます。
SUVやミニバンが売れている中で、セダンの販売数は著しく減り、過去に一世を風靡したモデルが続々廃止されています。
レクサスLCやGT-Rなどのハイパフォーマンススポーツカーであれば、高額で販売数が少ないとしても、メーカーの技術力をアピールするために継続して生産が続けるられるケースが多いのですが、一般的なセダンはそうはいきません。
セダン好きからすれば寂しい気もしますが、時代の流れのなかでは仕方のないことなのかもしれません。
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