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WRC第4戦、トヨタは4位!一体何があった!?優勝は今季初のヒュンダイ!

トヨタの参戦で注目を集めている2017WRC。その第4戦がフランスで行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が今季初優勝を飾った。今回も逆転、波乱、ドラマが続いたラリーを振り返っていく。

©︎Red Bull Content Pool

ミークがリードするが…

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舞台となったのはフランス領の小さな島「コルシカ島」。50年以上の長い歴史を持つ「ツール・ド・コルス」として第4戦が開催された。

主にターマック(舗装路面)がメインとなり、今回も一歩踏み外せば崖や壁、コンクリートウォールが待ち構えている。

そんな中、初日から速さをみせたのが前回メキシコを制したクリス・ミーク(シトロエン)。順調にDay1を消化しトップをキープ。SS1でいきなり5.7秒のリードを築くとSS4の時点で2番手セバスチャン・オジェ(M-SPORT)に対し10秒差。Day2でもペースは衰えることなく2連勝に向け突き進んでいた。

しかし、2日目のSS6でまさかの事態が。

途中でエンジントラブルが発生しペースダウン。このSSはなんとかフィニッシュしたものの、その後は走行できる状態ではなくリタイアとなったのだ。

 

王者オジェにも不運発生…

©︎Red Bull Content Pool

これによりトップはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)。ミーク同様に初日からコンスタントに走り、SS6でオジェを逆転。そのまま繰り上がってSS7以降はトップに浮上した。もちろんオジェも僅差で続いており、SS7終了時点で2.2秒差、逆転は目前かと思われた。

ところが、SS8で油圧トラブルが発生しペースダウン。SS9でも速さを取り戻すことができずダニ・ソルド(ヒュンダイ)に逆転されてしまう。

©︎Red Bull Content Pool

これで一気に楽になったヌービルはSS9・SS10と確実に走りきり、2位以下に54秒差をつけ、念願の今季初優勝を獲得した。

2位には最終SSで見事な走りを見せたオジェ。満身創痍の状態だったが気迫の走りを見せソルドを逆転したのだ。3位は、そのソルドが入り、ヒュンダイ勢は2台が表彰台に上がる活躍を見せた。

 

トヨタは優勝争いに絡めずも、確実に走りきったラトバラが4位フィニッシュ

©︎Red Bull Content Pool

注目のトヨタ勢は、今回も優勝争いには絡めないレースとなったが、前回メキシコと比べるといくつかのSSで見せ場を作った。

初日のSS1でユホ・ハンニネンが橋の欄干(らんかん)にヒット。マシン事態は大きな損傷はなかったものの右のタイヤ2本がパンク。1本しかスペアタイヤを持っていなかったハンニネンはリタイアとなった。

©︎Red Bull Content Pool

一方のヤリ=マティ・ラトバラも積極的に攻めていくが、今回はライバルチームの方が勢いがあり初日6番手スタート。

それでも、Day2からペースが安定し4番手に浮上すると、ボーナスポイントがもらえるDay3最終のSS10では見事トップタイムを記録。総合4位でラリーを終えた。

©︎Red Bull Content Pool

このボーナスポイントも効いてランキング2位を死守。首位のオジェとは13ポイント差と、まだまだチャンピオン獲得に向けてはチャンスがある位置につけている。

 

不運続きから掴んだ勝利

©︎Red Bull Content Pool

今シーズンはトヨタの参戦やオジェのM-SPORT移籍、そして4年間王者に君臨したフォルクスワーゲンが不在と、昨年とは大きく異なる勢力図となっている。

その中で開幕戦から常にライバルをリードする走りを見せてきたのが、ヌービル。

しかし開幕戦モンテカルロ、第2戦スウェーデンともにDay3最終SSでわずかにラインから外れてしまったのが原因でクラッシュ。勝利を取り逃がしていた。

©︎Red Bull Content Pool

しかし、今回は着実かつアグレッシブに走りきり、チームもトラブルが出ないように万全の体制でサポート。

ヌービルも序盤2戦での不運を乗り越え攻め続け、ついに勝利を手にしたのだ。

 

まとめ(4戦を終えてウィナー4人と大混戦)

©︎Red Bull Content Pool

今年のWRCは非常に大混戦の状態となっている。開幕戦はオジェ、第2戦はヤリ=マティ・ラトバラ(トヨタ)、第3戦はミーク、そして第4戦はヌービルと、4人のドライバーと異なるマシンが勝利を挙げる混戦状態となっている。

ランキング首位はオジェではあるが、まだまだ誰が主導権を握っているのか、分からない状態。

次回は4月末の第5戦アルゼンチン。再びグラベルラリーとなる。5人目のウィナーが誕生するのか?それとも誰かが今季2勝目を挙げ、チャンピオン争いをリードするのか?目が離せない。

 

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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