5月20・21日にオートポリスで開催されたスーパーGT第3戦。昨年は熊本地震の影響で中止となりましたが、関係者の努力もあり、国内最高峰のレースが開催できるまでに復活。そんな週末を振り返ります。

©︎Tomohiro Yoshita

 

震災前とは違う光景…

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筆者も、2016年のスーパーGT以来のオートポリス訪問になりましたが、まだまだ地震の爪痕はのこっていました。

メインストレートのピットビル向かいにある「ロイヤルルーム」は、地震の影響を受け2棟ともが立ち入り禁止状態に。そのうち、1コーナー側の東棟は地面の基礎の部分からやられてしまったため、完全に立て直すとのこと。

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新しいものは来年2月に完成予定とのことですが、やはりロイヤルルームが一つないと寂しいですね。

最終コーナーの西側も内装を全てやり直すとのことで、こちらもレースウィーク中は立ち入り禁止でした。

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また「ビクトリータワー」として知られる表彰台もなくなり、新しい表彰台に。こちらはレース開催1ヶ月前となる4月末にできたばかりとのことです。

 

本日のくま吉

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最近、このレポートではレギュラー化してきつつあるくま吉。今回はスーパーGTなので、アメリカ出身のやんちゃボーイ「レクサス くま吉」が登場しました。

2年ぶりのオートポリスとあってか、終始ご機嫌。

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レースクイーンの傘を奪ってみたり…

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平手晃平選手が座る椅子を奪ってみたり…

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それが見つかって、ツッコミを入れられたり…

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それでも最後は全員を笑顔にしてしまうくま吉。本当ニクいやつです。

 

今週のハッピーバースデー!

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今回も様々なところでサプライズの誕生日お祝いがありました!

まずは昨年のチャンピオンチームであるSARD。こちらは佐藤社長がお誕生日ということで、ドライバーとレースクイーンを含めてサプライズ!

これには満面の笑みで応える佐藤社長ですが、平手選手の手にはちょうどいいサイズのケーキが。

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そしてヘイキ・コバライネン選手が笑顔でカウントダウンし……!!

お約束の展開。それでも最後まで嬉しそうだった佐藤社長が印象的でした。

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一方、グッドスマイル初音ミクAMGのピットでは谷口信輝選手のお誕生日!こちらはクラッカーがなるなど、盛大なお祝いとなっていました。

 

パドックで見つけた、あれこれ

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ピットの裏側に位置するパドックエリア。よくドライバーたちのサインを求めている人たちが多いですが、いろんなところに目を移すと、結構面白いです。

たとえば、こちら。

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タイヤがずらりと並べられているのは、よく見ますが、裏側にされている?

これは、タイヤの温度を少しでも上げるための対策です。スーパーGTではタイヤウォーマー禁止ですからね。

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あと、グリッドウォークで見かける大きな旗。普段はパドックにこうして設置されています。

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意外とこうやって撮ってみると、カッコよかったり…

 

2年ぶりのAP戦、子供達も満喫

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今回はいろんな場所で子供連れの家族で来場しているファンをたくさんみかけました。

子供たちが主役になるキッズピットウォークも大盛況。

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一緒に写真をとったり、サインをもらったり。

たくさんの笑顔が見られました。

 

大型くまモンも登場!

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こちらはイベント広場の巨大くまモン!

中に子供が入って遊べるようになっていますが、オートポリスでは以前からお馴染みの光景です。

こういうシーンも帰ってきたのをみると、「オートポリス戦も復活したんだなぁ」と感じますね。

 

ポールポジションの特権、最後にコースイン!

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スーパーGTでは、GT300・GT500クラスのポールポジションが最後にコースインするというもの。

実は、ちゃんとピット出口のどこで待機をして、どのタイミングでコースインするのか?秒単位でスケジュールが決められています。

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メインストレートやグランドスタンドから視線が注がれ、緊張感が一気に高まる瞬間です。

 

グリッド上での緊急対応

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スタート直前のグリッド。外から見ると、レースクイーンもグリッドボードを持って立ち、華やかな雰囲気にもみえますが、その裏で緊急対応しているチームも少なくありません。

No.8ARTA NSX-GTは20分ウォームアップでマシンがストップ。FRO車両の手を借り、マシンがピットまで戻されると、チームのメカニックが急いで迎えに行って自チームのピットへ。マシン修復を行い、なとかピットスタートで戦列に復帰しました。

1秒でも早く!というメカニックたちの気迫が伝わってくる瞬間でしたね。

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こちらはNo.25 VivaC 86 MC。彼らもグリッド上でトラブルを抱えており、コンプレッサーを緊急交換。土屋武士監督自らがマシンを覗き込み、本当に直ったのか?問題はないか?チェックしていたのが印象的でした。

実は、ドライバーやレースクイーン、マシンの撮影ばかりに注目が行きがちですが、こうして各チームを細かく見ていくと、それぞれのところでドラマがあります。

 

まとめ

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こうして、決勝美は1万8200人が入り、盛り上がったオートポリス戦。何より、また九州の地にスーパーGTが帰ってきたとあって、現地のモータースポーツファンにとっては、また元気が出た週末だったのではないかと思います。

またピットウォークやパドック、グリッドやイベント広場など、いつもお馴染みで行く場所も、ちょっと視点を変えるだけで新しい発見ができるというもの、スーパーGTの現場ならではです。

©︎Tomohiro Yoshita

機会があれば、是非みなさんもスーパーGTを生で観戦してみてください!

 

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