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MotoGPライダーのロッシが4輪競技で3連覇!?モンツァ・ラリーショーって何だ?

2017年12月3日にイタリアで行われたモンツァ・ラリーショーにて、MotoGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシが優勝し、今年で3連覇、通算6勝の最多勝選手となりました。ライダーとして神がかったライディングを見せるロッシは、4輪でも一流の腕をもつレーシングドライバーでもあるのです。そんなロッシが優勝を果たしたモンツァ・ラリーショーの概要や魅力などをまとめてご紹介します。

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

モンツァ・ラリーショーとは

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

モンツァ・ラリーショーはイタリアのモンツァ・サーキットで行われるラリーレースであり、モンツァサーキットのロードコースとバンクのあるオーバルコースを含めた全長33kmの複合コースで全10ステージの総合タイムを競い合う競技です。

2017年は12月1・2・3日に開催され、5万5千人の観客数を動員、さらに22台のWRCカーを含めた全105台がエントリーし、ドライバーとコ・ドライバーを含めて210名が参戦しました。

 

モンツァ・ラリーショーの魅力

 

モンツァ・ラリーショーは年に一度のみの開催にもかかわらず、オフィシャルスポンサーにMONSTER ENERGYがついていたり、スカイスポーツチャンネルで全世界に放送されたりと注目度が高くなっています。

その理由は、モンツァ・ラリーショーならではの魅力にあるのです。

 

参加するドライバーがかなり豪華

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

モンツァ・ラリーショーの特徴は、4輪・2輪問わずモータースポーツの様々なカテゴリーからドライバーが参戦し、その中にはWRCのドライバーも。

しかもその顔触れは、元F1ドライバーで現在WRCへ転向したロバート・クビカや、WRCでチャンピオン争いをするアンドレアス・ミケルセンなど、トップドライバーばかりです。

バイクレースからはバレンティーノ・ロッシ以外に、VR46アカデミーのライダーとしてMotoGP Moto2クラスに参戦するルカ・マリーニや、MXGP(モトクロス世界選手権)で9度のチャンピオンを獲得したアントニオ・カイローリも参戦しており、世界のトップライダーが勢揃いしています。

 

テクニカルなコースレイアウト

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

モンツァサーキットといえば、1922年に完成したクラシックコースで世界屈指の高速サーキットとして有名です。

そんな高速サーキットで尚且つオーバルも加えた複合コースで行われるのであれば、GTカーのような高い速度域でタイムが争われるのかと思われますが、コース上に多くのパイロンが設置されており、ジムカーナのようなテクニカルセクションも多いので、リアタイヤをスライドさせながら180度ターンでコーナーを軽やかに攻略する姿は観客を魅了させます。

 

参加してる著名なドライバー

 

モンツァ・ラリーショー2017に参戦した著名なドライバーとコ・ドライバーを3組ご紹介します。

 

バレンティーノ・ロッシ/カルロ・カッシーナ

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

バレンティーノ・ロッシとカルロ・カッシーナのコンビは、2015年から2017年まで3連覇と通算6度目の優勝をし、モンツァ・ラリーショーで最多優勝コンビとなりました。

レーシングライダーでありながら、WRCのトップドライバーを抑えて連勝してしまうロッシとそれを支えるカスロ・カッシーナのコンビネーションの良さには驚きを隠せません。

そんなコ・ドライバーを務めるカルロス・カッシーナは、1982~2008年までWRCのラリーナビゲーターを務めるベテランで、WRCの優勝経歴もある実力派でもあるのです。

 

ティエリー・ヌービル/アンドレアス・ミケルセン

 

ティエリー・ヌービルはベルギー出身のラリードライバーで、モンツァ・ラリーショー2017には、コ・ドライバーを務めるアンドレアス・ミケルセンとのコンビで参戦しました。

2012年からWRCのドライバーとして参戦し、2014年からヒュンダイのエースドライバーとして活躍。

2017年シーズンはランキング2位でシーズンを終え、来年のシリーズチャンピオン獲得に期待がかかるドライバーです。

アンドレアス・ミケルセンはノルウェー出身のラリードライバーで2011年と2012年のIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)のチャンピオンを獲得しており、2013年から2016年までフォルクスワーゲからWRCに参戦し2014年から3年連続でシリーズランキング3位に入るほど急成長を果たしました。

WRCの2017年シーズンからヒュンダイに移籍し、2018年シーズンもヒュンダイNG i20に乗りWRCへの参戦が決定しています。

 

クレイグ・ブリーン/タマラ・モリナーロ


クレイグ・ブリーンはアイルランド出身のラリードライバーで、父のレイ・ブリーンもアイルランドでラリーチャンピオンを獲得する名ドライバーでした。

WRCの2016シーズンより、シトロエンワークスチームから参戦しており、2018年もシトロエンC3で参戦が決定しています。


タマラ・モリナーロはイタリア人のラリードライバーで、モンツァ・ラリーショー2017ではブリーンのコ・ドライバーを務めました。

オペル・ジュニアチームからERCジュニア・アンダー27とレディストロフィーに参戦し、若干19歳でありながら数多くのレースで優勝。

2017年WRCドイツ戦には、スポット参戦もしています。

現在、最も注目されている女性ラリードライバーであり、クレイグ・ブリーンの恋人でもあるのでSNSを見ても二人のツーショットがよく投稿されていて、公私ともにベストコンビとも言える2人です。

 

モンツァ・ラリーショー歴代王者

 

これまでのモンツァ・ラリーショーで優勝したことある著名なドライバーとコ・ドライバーを3組ご紹介します。

 

ロバート・クビサ/アレッサンドラ・ベネデッティ

 


 

ロバート・クビサ/アレッサンドラ・ベネデッティは、2014年モンツァ・ラリーショーでフォードフィエスタRSに乗り優勝したドライバー/コ・ドライバーです。
ロバート・クビサはポーランド人のレーシングドライバーで、2006~2010年までザウバーとルノーで活躍したF1ドライバーでしたが、2011年にイタリアのラリーイベントに参加した際、クラッシュで大ケガを負い、復帰後はラリードライバーとしての活動に専念する事を決めました。

また、2017年はウィリアムズのF1マシンテストドライバーを務め、プロドライバーとしての活動の場を増やしています。

 

コ・ドライバーのアレッサンドラ・ベネデッティはイタリア出身の女性で、ラリーアカデミーPlusからプロのラリーナビゲーターとして活動しています。

見た目の美貌に世界中のレースメディアから注目され、クビサのファンも彼女には嫉妬したのではないでしょうか。

 

ダニ・ソルド/マルク・マルティ

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

ダニ・ソルド/マルク・マルティは、2013年モンツァ・ラリーショーでシトロエンDS3に乗り優勝したドライバー/コ・ドライバーです。

ダニ・ソルドはスペイン出身のラリードライバーで、2006年からWRCに参戦するベテランドライバー。

WRC参戦も2014年からヒュンダイチームに入り、2017年シーズンはランキング6位で終えました。

また、今回のモンツァ・ラリーショー2017では2位表彰台を獲得しています。


マルク・マルティはスペイン人のラリーナビゲーターで、1991年からWRCのコ・ドライバーを務めるベテラン。

ダニ・ソルドがヒュンダイチーム入りしてから、彼のコ・ドライバーとしてWRCに参戦しています。

 

セバスチャン・ローブ/ セヴェリン・ローブ

 

WRCで9度のシリーズチャンピオンを獲得し、史上最強のラリードライバーと呼ばれるセバスチャン・ローブも2011年にモンツァ・ラリーショーで優勝しており、そのときのコ・ドライバーは妻のセヴェリンが務めていました。

セバスチャン・ローブは2013年までシトロエンのマシンでWRCに参戦し、2014年からWTCC(世界ツーリングカー選手権)やWorld RX(世界ラリークロス選手権)に参戦していましたが、2018年シーズンはWRCに復帰することが報じられており、来シーズンはラリーの鉄人の戦いが再びWRCの舞台で見られるのが楽しみです。

 

ロッシの走り動画

 

 

まとめ

 

モンツァ・ラリーショー 2017

出典:http://www.monzarallyshow.it/en/index.php

 

モンツァ・ラリーショーは4輪ドライバー、2輪ライダーがガチで勝負するラリーレースで、1年を締めくくるにふさわしいビッグイベントでもあります。

2017年のレースでは、ヒュンダイがWRCのワークスマシンとトップドライバーを投入しましたが、それを抑えて優勝してしまうバレンティーノ・ロッシには驚かされました。

しかも、通算で6勝するなんて、F1またはWRCでドライバーをして十分通用する腕前であることは間違いないでしょう。

10年前にロッシはフェラーリF1テストに参加し、シューマッハの0.7秒落ちのラップタイムで周回していたことにF1関係者を驚かせ、4輪転向がにわかに噂されていたこともありました。

しかし、その後もMotoGPに残ることを表明し、「生きる伝説」「史上最強のライダー」といわれるほど偉大なライダーとなりましたが、それは4輪でのテクニックもあるからだと思います。

はたして、ロッシの4連覇はあるのでしょうか。モンツァ・ラリーショー2018にも大注目です。

 

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Writer Introduction
池田 勇生

自動車・バイクを専門にフリーライターをしています。10代からTVでバイクレースを観たり、自らミニバイクレースへ参戦もしたりなんかして、プロレーサーに憧れていた青春時代を過ごしていました。車離れやバイク離れといわれる昨今ですが、若い方へ多くの魅力を伝えていき今後の自動車・バイク業界を盛り上げていきたいです。

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