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オートサロンは最新のクルマだけじゃない!会場で見つけた往年の名車8選

カスタムカーとモータースポーツの祭典「東京オートサロン」。その会場では、各ブースで往年の名車を見つけることが出来ます。イベントの主役では無いのですが、探してみるのも楽しいですよ!懐かしいクルマを使ったカスタムも一緒にご紹介していきます。

©Tomohiro Yoshita

ST185セリカ サファリラリー仕様(1995年)

©Shinnosuke Miyano

今年WRCに復帰するTOYOTA GAZOO Racingのブースでは、新型のヤリスWRCとともに栄光のラリーカーたちが展示されていました。

こちらは1995年のサファリラリーで藤本吉郎選手がドライブして総合優勝を成し遂げたマシン。

“イカツイ”アニマルバンパーに、川を渡る為の吸気シュノーケル。勇ましい姿に憧れた方も多いのでは?

車高もSUVくらいの高さがあり、クーペなのに不思議な感覚に襲われます。

なんといっても、敢えてリペアが一切されていないその迫力は圧巻。普段拝めないこういったマシンを見れるのもオートサロンの魅力ですね。

 

TA64セリカ・ツインカムターボ(1985年)

©Shinnosuke Miyano

1980年代のWRCでライバル勢が4WDやミッドシップを導入し怪物化していく中、市販車に近いFRレイアウトを貫いたトヨタ。

信頼性の高さを武器に、このセリカ・ツインカムターボでサファリ・ラリー3連覇を果たしました。

当時のトヨタはラインナップのほとんどがFRレイアウトという今ではちょっと考えられない状況でしたが、直後から世界戦略を目的にFF化が進むのです。

展示車は同じくカンクネンが1985年の同ラリーで総合優勝した時のもので、エンジンは2.1L直4ターボの4T-GTE型を搭載。グループBにしては控えめといえるスペックでした。

サファリ以外ではアウディやプジョーなどの4WD勢に敵わなかったようですが、”最もタフなラリーだけは負けない”というトヨタの男気にシビれますね…。

 

DR30スカイライン・スーパーシルエット仕様(1982年)

©Shinnosuke Miyano

富士スピードウェイ・ブースにも伝説のマシンが登場!長谷見昌弘氏が「富士スーパーシルエットレース」でドライブしたマシンです。

2リッター直列4気筒エンジンをビッグタービンで加給し、最高出力はGT500マシンを上回る570馬力。

まさしく「ドッカンターボ」のじゃじゃ馬でした。

アクセルオフの際にマフラーから上がる火柱が印象的でしたが、ぜひ走ってる姿を見てみたいですね。

会場では若い男女の足を止めるほど、色褪せない迫力を放っていました!

 

フェアレディZ432-R

©Shinnosuke Miyano

横浜ゴムのADVANブースには、現存わずか10台足らずというとんでもないクルマがありました。

このS30型フェアレディZのグレードは「Z432-R」。

ハコスカGT-Rと同じS20エンジンを搭載した「Z432」のレース仕様車で、当時のカスタマーレーサー向けにのみ販売されていたのです。

外観の特徴はグラスファイバー製のボンネットと、風防付きのヘッドライト。見た目にそれほどのモディファイは無いですが、徹底した軽量化が図られているようです。

Zのハイエンドモデルは、L型エンジン搭載の「240ZG」が余りにも有名。故にとても地味な存在でした。しかし、最強のDOHCユニットを積んだ”レーシングZ”もグッとくるものがあります。

こういったイベントでなければ、まずお目にかかれないことは間違いありません。

 

ダットサン240Z(1972年)

©Shinnosuke Miyano

こちらはダンロップのブースに展示された240Z。

1972年のモンテカルロ・ラリーで3位表彰台を獲得したZのラリーカーで、輸出向けブランド”ダットサン”を名乗っています。

クラシカルなSOHCユニット「L型エンジン」の戦闘力を証明し、レースで成功を収めるきっかけになったクルマ。

そういう意味では、先ほど紹介したZ432-Rの御門を奪ったクルマとも言えるかもしれません。

サーキットのイメージが強いですが、実はラリーでの成功が先だったのです。

さらに、コドライバーを務めたのがあのジャン・トッド、ということにも注目。サイドにはカタカナで”トッド”の文字が…

セリカ同様、クーペはラリー仕様でも不思議と様になりますね。

 

LB★WORKS サバンナRX-3

©Shinnosuke Miyano

フェラーリやランボルギーニなどを街道仕様にカスタムする独創的ブランド「LB★WORKS」が、サバンナRX-3のデモカーを展示していました。

無敵のGT-Rを打ち破った伝説のワークスカラーを纏いますが、LBがリスペクトしているのはどちらかというと”族車文化”。

オートサロンには外国人も多くやって来ていて、花魁(おいらん)風のコスチュームを着たキャンギャルや漢字・カタカナのロゴが入ったクルマたちに興味深々という感じでした。

チューニングやドレスアップとも違う、職人気質な”改造車”は今や北米や中東で大人気なのです。

 

フェラーリ・ディーノ308GT4

©Shinnosuke Miyano

こちらはNATS(日本自動車大学校)の学生がフレームまでバラし、ボディの補修・再塗装まで施したレストア車。

まずレア過ぎるチョイスに驚きを隠せません。本当に学生さん…?

V8フェラーリの始祖と言われ、MRなのになんと4人乗り!当時、ポルシェ911をライバル視してたようですね。

マルチェロ・ガンディーニによるフェラーリらしからぬデザインも、今となっては実に魅力的。

オーナーからの依頼を受けたとのことで、プロとして責任を負って仕上げているのです。

エンジンまわりはこれからとのことですが、隅々まで磨き上げられたその姿。

学生さんの情熱がそのまま輝いているようでした。

 

studio ALLICA ポルシェ911(930型ベース)

©Shinnosuke Miyano

最後は、ポルシェ911を”オールカーボン”にしてしまったカスタムカーをご紹介。

「湾岸ミッドナイト」に出てくるブラックバードのような、質素かつ邪悪な雰囲気を纏います。

すべてオリジナルというボディシェルはいうまでもなく、注目はチタンを輪切りして溶接したというこのマフラー。

©Shinnosuke Miyano

どんな機能的な狙いがあるのか尋ねてみたところ、「格好良いからです」とたいへん潔いご回答をいただきました。
これだけ手間をかけたものを”チラ見せ”に留めてしまうあたりにもグッときますね。

強烈な個性を放ちつつ、スパルタンなポルシェらしさが際立って見える1台です。

 

まとめ

©Shinnosuke Miyano

オートサロンで見つけた懐かしいマシンの数々、いかがでしたでしょうか。

最新のレースカー&カスタム・チューニングカーが主役の東京オートサロンですが、やはり“往年の名車たち”へのリスペクトは色褪せることがないですね。

オートサロンで見つけた魅力的なクルマは順次ご紹介しますので、会場に行けなかった方は雰囲気だけでも楽しんでいただければ幸いです!

 

Writer Introduction
Shinnosuke-Miyano

20代の頃はメカニックをしたり、お洋服の仕事をしたり、とりとめのない日々を送ってきました。 古き良きモノへの敬意が、新しさを生むんじゃないかな。なんて思いながら、ヴィンテージなネタをメインに記事を書かせていただいています。 https://www.facebook.com/shinnosuke.miyano

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