東京都世田谷区に本社を構え、長野県茅野市に生産工場を置く株式会社ワークスベルは、ステアリングボス製品を得意としており、社外ステアリングに交換する際には必ずと言っていいほど必要になる重要なパーツを製造しています。今回は、そんなワークスベルの本社に行ってみました。
ステアリングボスと言えば
純正ステアリングから社外ステアリングに交換する際、絶対に必要となるのがステアリングボスです。
そして、そのステアリングボスの製造元として必ず名前が挙がるのがWorks Bell(ワークスベル)で、ステアリングを交換しスポーツ走行を楽しんだり、カスタムやドレスアップに夢中なユーザーにとっては必要不可欠な存在となっています。
中でもワークスベルは、通常モデルとは別に薄型のステアリングボスの開発・販売を行なっていたりと、豊富なラインナップが特徴。
さらにはRAPFIX(ラフィックス)と呼ばれるボールロックシステムのステアリングボスが一斉を風靡し、ラフィックスシリーズ=ワークスベルと覚えてるユーザーも多いのではないでしょうか?
Works Bell(ワークスベル)の歴史
1950年、東京都目黒区五本木に『宮下製作所』として金属加工業を開始。
その後1969年に、MOMOとNALDI専用のアルミニウム削り出しステアリングボスを製造販売します。
そして2001年には『ボールロックシステム ラフィックス』の販売を開始し、車検対応の脱着式ステアリングボスとして一気にその名が知れ渡りました。
長野県茅野市に工場を持ち、開発、製造、受注、発送及びカスタマーセンター業務を行なっています。
これからの展望
『ボールロックシステム ラフィックス』は、乗り降りしづらいフルバケットシートやロールバーを装着したサーキット走行向けのユーザーに特化した製品として見られていましたが、今後は『脱着式』という特徴を活かして、盗難防止にも力を入れて行くそう。
もちろん、特に盗難が多いトヨタ200系ハイエースなどにも装着することができ、インテリアのドレスアップと同時に盗難防止にも寄与します。
また、旧車にも積極的に採用していきたいとのことで、今後のカーショーなどではワークスベルのラフィックスを装着した旧車が増えて来るかもしれません。
イチオシ商品はコレ!
ワークスベルと言えばラフィックスが思い浮かぶのは筆者だけでは無いと思いますが、それだけではありません。
ワークスベルでは、ステアリングに関わる様々なパーツがリリースされていることをご存知でしょうか?
今回はその一部をご紹介します!
φ350本革ステアリング
オーソドックスな3スポーク、φ350(直径350mm)のスポーツステアリングです。
最大の特徴はラフィックスシリーズを装着した時に操作性に優れたデザインとフラットな形状で、イタリア製の上質な本革は滑りにくくしっくりと手に馴染みます。
86/BRZ用ステアリングスイッチ移設ステー
近年のクルマは軽自動車・スポーツカー問わず、ステアリングスイッチが常設されていますが、社外ステアリングに交換するとその機能が失われるため、なかなかステアリング交換することを躊躇ってしまう方も多いかと思います。
そこで、ワークスベルが86/BRZ用に用意したのが、このステアリングスイッチ移設ステーです。
純正のステアリングスイッチを移植して専用のステーに取り付けることで、社外ステアリングに交換してもステアリングスイッチを純正同等に使用することが可能。
こちらは、削り出し加工を得意とするワークスベルならではの製品で、精度と強度が確保されたアイディア商品となっています。
※近日発売予定、特許出願中
会社情報
本社住所:東京都世田谷区下馬3-22-10
工場住所:長野県茅野市玉川8507
Webページ:http://www.worksbell.co.jp/index.html
カスタマーセンターTEL:0266-70-1477(土日・祝日除く10:00〜18:00)
まとめ
今回は、ステアリングボスとボールロックシステム ラフィックスシリーズで有名なWORKS BELL(ワークスベル)をご紹介しました。
もちろん純正ステアリングでも十分な性能を発揮しますが、やはり操作性やインテリアのドレスアップを考えると、ステアリングを交換したくなるもの!
また、フルバケットシートやロールバーを装着していてクルマの乗り降りに苦労している方、ハイエースなどの盗難されやすい車種にお乗りの方は、ラフィックスシリーズが有効なので、是非一度検討して見てはいかがでしょうか?
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