サーキットではチーム・選手、そして関係者の活動拠点となる「パドック」。ほとんどのコースが、地下トンネルの通路を使って行き来しますが、その中でも鈴鹿サーキットのパドックトンネルには面白い工夫がたくさん凝らされているんです。特にF1ではセキュリティが厳しく、本当に限られた人しか中に入ることはできません。そのためパドックへつながるトンネル入り口の先がどうなっているのか?知らない人も多いと思います。鈴鹿でのF1日本GPのパドックの様子も含めてご紹介します!

Photo by Tomohiro Yoshita

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2009年のリニューアル時にオープンした新名所!

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※掲載している写真の一部は、日本GP以前に撮影したものも含まれています。

グランドスタンド側からパドックへ行き来する連絡通路となっているトンネル。

1990年代はもっと狭いトンネルでグランドスタンドの中を通り抜けて入って行きましたが、2009年の大改修でトンネルも一新。こうして専用で入り口が設けられました。

基本的に、全日本選手権クラスのレースはパドックエリアに入るためには関係者用のパスか、パドックパスを購入する必要があります。

そのためのパスチェックはここで行われるので、パドック未経験の方にとっては、ここから先は未知の領域かもしれませんね。

では、早速行ってみましょう!

 

トンネル内の看板メッセージに注目!

Photo by Tomohiro Yoshita

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といっても、普通のトンネルです。

ただ、入口と出口にエスカレーターがついているので、快適!

下って行くと、まず目につく看板がこちら(上の写真)。

どうやら新名所…らしいです。

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またトンネル内の案内マップもあります。メインストレートの下をくぐっていくのですが、こういう位置関係になっているんですね。

 

パドックトンネルだからこその注意事項

全長約200mほどのトンネル。通行する際の注意事項も、トンネル内の看板メッセージで案内されています。

Photo by Tomohiro Yoshita

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前述の通りメインストレートの真下を通るトンネルです。走行セッション中の場合は気をつけましょう。

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特にハシゴとかがあるわけではないので、簡単に登れないかもしれませんが…コース上に出るのは危険です。やめましょう。

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レーシングカーが走っている真下を通るわけですからね。爆音にも注意しましょう。

 

いよいよトンネル後半、レーサーたちの熱い思いが届くかも?

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サーキットだって勝負をする場所。みんな必死の思いでマシンを走らせています。その汗と涙がコース上から染み出てくるかも?

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ある意味、スタンドよりも近いコースの真下ですから、ここから応援すれば選手たちに思いが伝わるかも?

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こうして、様々な看板メッセージを楽しんでいるうちに約200mの長旅は終了。あとちょっとで出口です。

お、パドック側のエスカレーターが見えてきましたね!

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いかがだったでしょうか?

国内レースではパドックパスを購入して、このトンネルを利用する方が多いと思います。そこには、こんな面白くて、想いの詰まったメッセージボードがあったことを知らなかった人も、もしかするといるかもしれません。

ぜひ、鈴鹿サーキットへ観戦に行った際、パドックトンネルを利用する際には、注目してみてください!

またF1日本GPでしか鈴鹿に行かないという人は、「パドック=限られた人しか行けない憧れの場所」と感じているはずです。

その未知の領域の一つであるパドックトンネル、実はこうなっていました!

 

次のページでは、F1日本GPの時はここまで変貌しちゃう!鈴鹿サーキットのパドック(F1日本GP仕様)を少しですが、ご紹介したいと思います。