軽自動車で気軽にモータースポーツ体験や、ナンバー付き車両で参戦可能なイベントが増えるなど、だいぶ敷居が下がってきたレース参戦。その中でもクルマ以外は手ぶらでもOKなど敷居の低さで知られているのがジムカーナです。今回は軽自動車のみ参戦可能、あるいは軽自動車クラスを設けているジムカーナイベントをご紹介していきます。

出典:http://dctm.info/

 

Kチャレンジ☆ジムカーナ(兵庫)

出典:https://www.youtube.com/

Kチャレンジ☆ジムカーナは、キャピタルスポーツランド(兵庫県丹波市)を舞台に開催されているジムカーナイベントです。

普通車も参戦可能となっているのですが、たとえば2016年の第3戦はエントリー27台中22台が軽自動車でした。

イベント紹介で使われている画像もほとんどが軽自動車で、軽自動車メインのジムカーナと言っても過言ではありません。

コースは、広いスペースを生かしたサイドターンセクションもあれば、コース幅を生かしたスラロームもあり、高低差が無いのでパワー勝負になりにくいところがポイントとなっています。

軽自動車のクラスはNA軽自動車の「K-NA」、軽ターボの「K-TB」、オートマ車(普通車含む)の「2ペダル」の分類になっています。

そして、2017年は5月21日に開幕予定なので是非参加してみてはいかがでしょうか。

Kチャレンジ☆ジムカーナ

主催:スカイドア合同会社(旧TRSモータークラブ)

TEL:079-448-0374

E-MAIL:trs@skydoor.jp

URL:https://k660.net/

開催地:キャピタルスポーツランド

住所:兵庫県丹波市春日町野上野306-1

TEL:0795-47-0790

URL:http://capitalsportsland.web.fc2.com/

 

RACチャレンジカップ(沖縄)

出典:https://www.youtube.com/

こちらは琉球大学自動車部主催のジムカーナイベントで、元はダイハツ車専門の「ダイハツチャレンジカップ」(以下「ダイチャレ」)沖縄戦のオフシーズンに琉球ダイハツが主催していた「ダイハツチャレンジカップ琉球」でした。

ダイハツ工業が後援していた元祖ダイチャレが2008年の途中で終了してしまったので、それを琉球大学自動車部が引き継ぐ形で現在まで続行しています。

かつては沖縄サーキット伊計島で開催されていましたが、同サーキット閉鎖後は沖縄カートランド(沖縄県八重瀬町)で開催中。

おそらく現時点(2017年2月)では日本で唯一の軽自動車専門ジムカーナイベントで、メーカー問わず軽自動車であれば参戦できるレギュレーションとなっています。

現在は、「NA」と「ターボ」の2クラスで開催中です。

RACチャレンジカップ

主催:琉球大学自動車部

E-MAIL:ryudai.automotiveclub@gmail.com

twitter:@U_R_A_C

開催地:沖縄カートランド

住所:沖縄県島尻郡八重瀬町字与座360

TEL:090-8292-9014

URL:http://okinawacartland.com/

 

DCTMダイチャレ東北ミーティング(宮城)

出典:https://www.youtube.com/

こちらもRACチャレンジカップ同様ダイチャレ東北戦から派生した形で、舞台を仙台ハイランドからサザンサーキット(宮城県村田町)に移して開催されています。

歴史的経緯からダイハツ車、それも軽自動車での参加が多いのですが、2017年現在では他メーカー車も参加可能となりました。

ダイチャレ東北戦からの伝統で年1回、ナイターイベントを開催しており、ダイチャレ時代と同じDJを起用、パイロンタッチは2本連続からペナルティを課せるなど、ダイチャレの雰囲気を多く残しているのが特徴です。

軽自動車のクラスは「LN(軽NA)」「LT(軽ターボ)」「おーとま!(普通車含むオートマ車)」「L(同、女性ドライバー)」「はええっちゃ!(同、自己申告での上級者)」の5クラス。

2017年は3戦開催予定の他、練習会とサザンサーキット走行会もあります。

DCTMダイチャレ東北ミーティング

主催:DCTM実行委員会(713R’s GARAGE)

TEL:050-5814-5137

E-MAIL:info@dctm.info

URL:http://dctm.info/

会場:サザンサーキット

住所:宮城県柴田郡村田町菅生長谷小屋5-1

TEL:0224-83-5632

E-MAIL:info@southerncircuit.info

URL:http://southerncircuit.info/

 

D-ぷろ走行会(福井)

出典:出典:https://www.youtube.com/

RACやDCTMと同じくダイチャレ派生イベントですが、ダイチャレ時代には開催がなかった北陸地方で行われているのが特徴となっています。

雁が原スポーツランドを会場としており、軽自動車系イベントとしては珍しい特設会場でのフルパイロンジムカーナなので、軽自動車で目いっぱいサイドターンを引くようなテクニックを使いながら走りたいという方にはおススメだと思います。

名前は走行会ですが、タイム計測もしっかりと行われ、順位をつけての表彰も有るので、毎年大きな盛り上がりを見せています。

2017年の開催予定はまだ未定ですが、是非、HPをチェックして参加してみてはいかがでしょうか。

D-ぷろ走行会

主催:D-ぷろ実行委員会

E-mail:d__pro@hotmail.co.jp

URL:http://daihatsupro.web.fc2.com/

会場:雁が原スポーツランド(雁が原スキー場駐車場)

住所:福井県勝山市170-11-1

 

スタッフオンジムカーナ(三重)

出典:https://www.youtube.com/

カートランド三重(眉間津市)で年に1度開催されているジムカーナイベントで、2017年は4月29日(祝)に開催予定です。

なんと2017年からJAF公認クローズド競技になりました。

おそらく軽自動車系ジムカーナで唯一のJAF公認競技だと思います。

大半は普通車ですが軽自動車のみのKクラスもあり、2016年は54台中6台がKクラスでした。

スタッフオンジムカーナ

主催:スタッフオン合資会社

電話:0120-85-4019

URL:http://staff-on.com/gym.html

会場:三重カートランド

住所:三重県津市一身田上津部田1718-1

TEL:059-231-7961

URL:http://kartlandmie.web.fc2.com/

 

OSL四輪ジムか~な!?(埼玉)

出典:https://www.youtube.com/

首都圏にほど近いミニサーキット、桶川スポーツランド(埼玉県桶川市)で開催されている数少ない4輪車イベントです。

初心者から気軽に楽しめるクラス分けになっていますが、コースそのものはそれぞれ2回のターンを伴う(グリップで回っても可)8の字が2箇所設定されているなど意外とテクニカルで、上級者でも楽しめる内容となっています。

軽自動車のクラスはそのものズバリ「K-CARクラス」のほか、「ビギナークラス(普通車クラス)」、「チャレンジAクラス(NA1300cc、ターボ1,000cc以下でカタログ100馬力以下)」「チャレンジわーCARクラス(軽トラや軽バンなど、何かのために働く車メイン)」の4クラスとなっています。

2017年は既に2月11日に開幕しており、全5戦の開催予定です。

OSL四輪ジムか~な!?

主催・会場:桶川スポーツランド

住所:埼玉県桶川市川田谷字上野7921-3

TEL:090-3234-8888

URL:http://osl.vc/?cid=51

 

G6ジムカーナシリーズ(愛知・奈良・山梨・滋賀・富山)

出典:https://www.youtube.com/

関東・中部・関西のジムカーナ系ショップによる提携・分担で開催されている、JAF非公認ジムカーナとしては日本最大級のジムカーナシリーズです。

公認ジムカーナとは違い、全日本級の選手から初心者まで幅広く参加するイベントで、クラス数も実に16クラス(2017年)。

2017年は6ショップにより6戦が予定されており、色々な会場を渡り歩くシリーズ戦として開催されているので、初心者もシリーズポイントを求め、全国を転戦します。

軽自動車向けのクラスは「K1(NAの軽自動車および1,000cc以下の普通車)」「軽ターボ車(ストーリアX4を含む)」「L(普通車を含む女性ドライバー)」「AT(同、オートマ車)」「EH(同、モーターを駆動またはアシストに使う車)」「4WD1(同、タイヤ幅225までの4輪駆動車)」の6クラスとなっています。

G6ジムカーナシリーズ

主幹ショップ:ファインアート

URL:http://www.car-island.co.jp/09g6top.html

 

まとめ

以上、軽自動車限定、あるいは軽自動車クラスのあるジムカーナイベントをご紹介しましたが、全国各地を探せば、ほかにも軽自動車ジムカーナはあるかもしれません。

2000年代前半にはダイハツ車だけのジムカーナ、ダイハツチャレンジカップ関東戦が1戦で250台以上を集めるなど、全国各地の軽自動車ジムカーナが盛り上がった時期もありました。

最近は軽自動車そのものにマニュアルミッション車が減り、オートマ車でのモータースポーツ参加がなかなか浸透しない状況でもあります。だからこそ現在でも軽自動車クラスを継続しているイベントは貴重なのです。

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