2017年9月30日(土)。岡山県にある岡山国際サーキットで、全日本ロードレース選手権Rd.8の公式予選が開催されました。残り2戦という重要なこの大会で、若手ライダー達はどんな予選を迎えたのでしょうか。
CONTENTS
まずはJ-GP3クラス
♯13 長谷川 聖 (CLUB Y’s) 予選15位
長谷川選手コメント
今日の予選はセッティングを失敗して、攻めた時にフロントが跳ねてしまったり、バイクがコーナーを曲がってくれなかったりと、色々と不具合が出てしまい、予選中何度もピットインする事になってしまいました。
ただ、予選中に色々と調整を加えた事により、原因は解明されたので明日が楽しみです。
頑張ります!!
岡山の好きなところ嫌いな所は?
好き(青〇):全コーナーのブレーキング
嫌い(赤〇):全コーナーの立ち上がり
特に、ここが苦手でここが得意!という場所はなく、全体的に単純なストップ&ゴーを繰り返すコーナーばかりなので、タイムを出すのが難しい。と話してくれた長谷川選手。
単純だからこそ簡単だと思いがちですが、コンマ1秒を競うロードレースの世界では、単純で簡単なレイアウトのコースこそ、ライバルを出し抜くには難しいコースなのかもしれません。
それでもセッティングが決まり、明日が楽しみだと自信を見せる長谷川選手の活躍に大注目です!!
続いてJ-GP2クラス
♯5 石塚 健 (WillRaise Racing RS-ITOH) 予選 3位
石塚選手コメント
予選が無事終了しました。
結果は3番手でした。
ポールポジションを目指していたのでちょっと悔しいですが、自分的には100%以上の力を出し切っての結果なので満足しています。
最低限フロントローに並ぶことが目標だったので、ギリギリクリアできました。
ライバルたちのペースもかなり良くて、思った以上にペースが上がっていたので予想外の展開でしたが、明日の天気も良さそうなので、気持ちよく走りたいと思います。
ドライのレースで、しっかりと結果を残せるように決勝に臨みたいと思います。
あと、レコードタイムを更新できた事は良かったです。
明日も頑張ります!!
岡山の好きなところ嫌いな所は?
好き(青〇①):立ち上がりが決まると、車速が乗って気持ちいい。
好き(青〇②):ブレーキングでのスライドコントロールが上手くいくと楽しい。
嫌い(赤〇①):コーナーの侵入が見えずらいので、難しい。
嫌い(赤〇②):路面が荒れていて跳ねるので、フロントから転びそうで怖い。
上位4台がコースレコード更新と言う、ハイレベルすぎる戦いで3位という最前列を獲得し決勝に臨む石塚選手。
これまでのレースでは、激しいトップ争いを繰り広げるも転倒など、悔しい結果が続いているだけに、今回こそは!と確固たる決意を語ってくれました。
そんな石塚選手の戦いに期待大!!熱い走りを見せてくれると思います。
#39 柴田 陸樹 (RS-ITOH & AUTOBOY) 予選 12位
柴田選手コメント
自分の自己ベストを出そうという事だけを考えて走っていて、徐々にタイムも上がってきて、これからという所で焦ってしまい、ラインがワイドになってしまい、転倒してしまいました。
結局、タイムも更新できずに予選は終わってしまいましたが、明日の朝フリーでキチンと走り方を考え直して、しっかりと決勝は落ち着いて、少しでも前に行けるように頑張ります。
岡山の好きなところ嫌いな所は?
好き(青〇①):高速の切り替えしが楽しい。
好き(青〇②):ブレーキングが得意なので、どこまでも行ける気がする。
嫌い(赤〇①):小回りが苦手で、ライン取りが下手。
嫌い(赤〇②):もっとアクセルを開けれるラインを作りたいけど、作れない。
レースWEEKで転倒が続いてしまっている柴田選手。
それでも、少しでも前でチェッカーを受けたいという気持ちの強さは誰にも負けないと話してくれました。
シーズン中盤がかなり好調だっただけに、WEEKの悪い流れを払拭し、決勝レースではいつもの攻めの姿勢を取り戻して欲しいと思います!!!
是非、応援してくださいね。
最後はST600クラス
#15 和田 留佳 (RS-ITOH & サンタバイク) 予選7位
和田選手コメント
今日の予選は、セットがあまり決まっていなくて厳しい予選となったのですが、それでもベストに近いタイムを出す事ができて、7番手の3列目に入れたので、良かったと思います。
明日の朝フリーでしっかりセットを決めて、決勝はもっと上にいけるように、あわよくば表彰台に上がれるように頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いします。
岡山の好きなところ嫌いな所は?
好き(青〇):キレイに曲がれた時の加速感が好き。
嫌い(赤〇):中々上手く決まらないから。
6番手までが全員33秒台という中、34秒台の境目となってしまった和田選手。
その差0.011秒という一瞬とも言える時間が、全日本という日本のトップライダー達の戦いでは、高い壁となるのです。
そんな高い壁を乗り越えて、是非表彰台に登ってもらいたい!
決勝レースでは、どんな走りを見せてくれるのか、注目のライダーです。
#70 清末 直樹 (RS-ITOH) 予選 12位
清末選手コメント
最初から全然ペースをつかめなくて、セットアップとかも上手く決まらなくて、全然タイムを出せなくて自分のベストにすら届かずに、12番手となってしまいました。
明日の朝フリーで最後の確認をしっかりして、決勝では前に行けるように頑張ります。
岡山の好きなところ嫌いな所は?
好き(青〇):グリップを感じやすく、アクセルが開けやすい。
嫌い(赤〇):挙動が出やすく、向きが変わりにくい。
マシン、ライダー共にセッティングに苦戦している様子の清末選手。
和田選手と同じく33秒の壁の高さを実感するも、それを乗り越えて、普段通りの冷静な走りで決勝に挑んで欲しいと思います。
不調ながらも最後はキッチリとまとめてくる、そんな清末選手の走りに大注目です。
まとめ
コンマ1秒という、瞬きより短い時間を競い合う全日本ロードレース選手権。
勝つためには、一瞬のミスも許されません。
そんな厳しい戦いの中で、経験の少ない若手ライダー達はどんなレースを組み立て、どんなドラマを見せてくれるのか。
トップライダー達の、苦手な場所、得意な場所での走りにも注目して見ると、普段のレースとは違った面白さが見えてくると思います。
明日は決勝!是非、いろんな角度からレース観戦を楽しんでみてくださいね。
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