Alfa Romeo Tipo 33/2 Stradale

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アルファロメオのエンブレムと言えば蛇。だからか、アルファ好きはこぞって「蛇の毒にやられた」と言いがち。
そんな蛇の毒にやられた人たちが全員褒め称えるのがこの1台「アルファロメオ ティーポ33/2 ストラダーレ」
この車はレーシングカーTipo33の公道仕様で、1967年から4年間で18台だけが生産されました。
700kgの車体に、2リッターV8のツインスパークエンジンを搭載し、230馬力を発生したこのマシン、当時としては超高性能なのは言うまでもないでしょう。
そのデザインはまさに曲線美。そんなTipo33に魅了されて、作っちゃったのがこちら!

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ホンダ ビートをベースに作り上げられたミニサイズTipo33、その名も「Bipo33Stradale」
ビートのフレームを切り刻み、ボディはFRPで作成。当時のblogがネット上に残っていますが、資料が少なく、非常に苦労して製作されたそうです。
ちなみに、ヘッドライトが4つあるのはプロトタイプの証。量産モデルは2つしかありません。
究極の曲線美を本気で再現されているこの一台、ストラダーレに対する異常な愛情をとにかく感じざるを得ません。
Chaparral 2J

出典:http://www.petroleummuseum.org/
「バキュームクリーナー」の愛称で有名?アメリカのレース「Can-am」に出場するために、シャパラルカーズによって製作された「シャパラル2J」!
このマシン、一言で言い表すと変態。いわゆる「ファンカー」と呼ばれるマシンで、車体後方には2基のファンが装備され、車体下部の空気を無理やり吸い出しています。

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それによって、他を圧倒するほどのダウンフォースを発生させることができました。
さらに、そのファンを回すためだけにスノーモービル用の小さなエンジンを積んでいるなど、とんでもない機構が満載です。
そのレプリカがこちら!

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ちょっとスリム!?車体後部のファンはおそらくダミーですが、フロント開口部周りの再現度が非常に高い!?
ちなみに、ベースはアルトワークスらしいですが、面影は皆無。
世界に2台しかないと言うファンカー(もう一台はF1 アルファロメオBT46)、3台目はこの2Jで決まり!?
Abarth 1000TCR

出典:http://www.abarth.jp/
イタリアの自動車メーカー、フィアットの車両を改造してレースなどに参戦している「アバルト」
フィアット600という超軽量車両に、元の4倍以上のパワーが出るまでチューンされたエンジンを搭載。
小さい車体ながら、最高速は200km/hを超える驚きのマシン。そのレプリカがコチラ。

出典:http://www.owl-garage.jp/
日産ザウルスJr.をベースに作成された、超シャコタンのマシン「フィアット・アダルト」
チョップ・ド・トップ(屋根を低くすること)されたような見た目。よく見るとドアがない?
なんとこのマシン、屋根が開いてそこから乗り込むらしいです。オドロキ。
しかし、ここまで低いと、走ってる姿はめちゃめちゃカッコいいんじゃないでしょうか!
日産R382

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/brand_new_song_3rd
高橋国光さん、黒澤元治さん、北野元さんという、生きる伝説「日産三羽ガラス」がドライブしたR382
6リッターV型12気筒エンジンを搭載し、パワーは600馬力以上、トルクは62キロ以上。
日本グランプリでポルシェ917、トヨタ7を抑えて1,2フィニッシュした伝説のマシンのレプリカが、こちら。

出典:http://minkara.carview.co.jp/smart/userid/335937/
どうでしょうか?サイズ感も含めて完全再現!?
こちら、フレームはGT35と同じカドウェル製ですが、エンジンはスバルの4気筒スーパーチャージャー。VIVIOのエンジンでしょうね。
本家が6リッターなので、およそ10分の1。誰もが本気で楽しめる仕様なんじゃないでしょうか。頭上のインテーク部分がたまらない一台です!
PORSCHE 917 LH

出典:http://plaza.rakuten.co.jp/787b767b/
最後になりましたが、K4GPにおいて、このマシンを紹介しないわけにはいかないでしょう。「PORSCHE 917 LH」
生沢徹さんのドライブで、富士グランチャンピオンレースにも出場したこともある917。それをベースに、ル・マンで勝つために作られたのが、この917LH。
ロングテール化により、高速域での安定性を高めることに成功し、総合2位という成績を収めました。
このマシンのレプリカがこちら。

出典:https://www.youtube.com/
見事な再現度の一台。それもそのはず、このマシンは、イベントを主催するマッドハウスで作成された一台。
ベース車両は三菱のi。なんとATだというから驚きです。
実車より小さくはありますが、この存在感!
主催自ら作成したとんでもないレプリカマシンがいるからこそ、みんなこぞってレプリカを作るのでしょうね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は10台のマシンをご紹介しましたが、まだまだたくさんのレプリカマシンが参加しているK4GP。
紹介しきれなかった車体については、現地で、自分の目で確認してみてはいかがでしょうか?
写真からは見えなかった細かいディテールのこだわりや、驚きのテクニックも見えてくるかもしれませんよ?
2016年は8月15日、16日に富士スピードウェイで開催予定。
お盆休みの予定はK4GPで決まりかも!?
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