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今1番お買い得なワゴン!?スバル・レヴォーグは中古車が狙い目!

次期、スバル レヴォーグのプロトタイプが発表され、今年中にはフルモデルチェンジが予定されています。そこで期待できるのが、現行レヴォーグの中古車相場が下がること。発売から5年が経過し、車検時期と重なって購入しやすい価格帯になりつつあります。そんかレヴォーグの中古車購入時の注意点などを解説します。

© SUBARU CORPORATION. 2019.

フルモデルチェンジ間近!?もうすぐレヴォーグが買い時に

第46回東京モーターショーで発表された2代目レヴォーグ / © SUBARU CORPORATION. 2019.

スバルは、昨年開催された第46回東京モーターショーで2代目レヴォーグのプロトタイプを発表し、2020年後半に発売する予定であると明かしました。

レヴォーグは発売から間もなく6年が経ち、コアなスバリストやレヴォーグ好きの間ではA型やB型からC型、D型に乗り換えている方も多いなど、ユーザーの多くから支持を受けるクルマです。

一部改良やマイナーチェンジごとに、運転支援システム『アイサイト』をバージョンアップし、車体の改良を積極的に行っているため、初代のA型から最新のD型まで仕様が様々異なります。

また。中古車市場では多くの流通があり、特に初期のA型やB型は100万円程度で購入できるものも販売されているため、今年のフルモデルチェンジ後はさらに買い時です。

スバル・レヴォーグとは

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スバル レヴォーグは、2014年4月15日に発売されたステーションワゴンです。

レガシィ ツーリングワゴンインプレッサの中間サイズを目指し、レガシィより全長とホイールベースを100mm短縮させ、ドライバーが取り回しやすいボディサイズで製作されました。

そのため、スバルの入門者から上級者まで楽しめるモデルとして支持を集め、国内ではレガシィやフォレスターより販売数を伸ばし、2018年3月までに約2万台を売り上げています。

エンジンは、1.6リッターターボと2.0リッターターボを設定し、駆動方式は4WDのみ。

1.6リッターは前60:後40のトルク配分、2.0リッターは走行状態に応じてクラッチの締結力を変化させて前後輪に最適なトルク配分を行う『アクティブトルクスプリットAWD』が搭載されています。

スペック

2014年式レヴォーグ1.6GTアイサイト 2014年式レヴォーグ2.0GTアイサイト
車体型式 DBA-VM4 DBA-VMG
全長×全幅×全高(mm) 4,690×1,780×1,485 4,690×1,780×1,490
ホイールベース(mm) 2,650 2,650
車重(kg) 1,530 1,560
エンジン型式 FB16 FA20
エンジン種類 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ
排気量(cc) 1,599 1,998
最高出力(kW[PS]/rpm) 125[170]/4,800~5,600 221[300]/5,600
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 250[25.5]/1,800~4,800 400[40.8]/2,000~4,800
トランスミッション CVT CVT
駆動方式 4WD 4WD
JC08モード燃費(km/L) 17.4 13.2
タイヤサイズ 215/50R17 225/45R18
215/50R17 225/45R18

レヴォーグの年次変更点

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レヴォーグは2015年4月、2016年4月、2017年7月と発売から1年ごとに一部変更または大幅な変更が行われ、発売直後のA型を含め、B型、C型、D型に分けられます。

A型

初代モデルとなるA型は、アイサイト非搭載の『1.6GT』と、アイサイト搭載の『1.6GT EyeSight』、『1.6GT-S EyeSight』、『2.0GT EyeSight』、『2.0GT-S EyeSight』の5グレードを展開。

運転支援システムEyeSightは、『Ver.3』が搭載されていました。

B型

2015年4月に登場したB型は、1.6GTを廃止し、全車、『アドバンスドセイフティパッケージ』をメーカーオプションで設定。

左側ミラーに左右後方検知機能の『スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援機能)』、ドライバーの死角に迫ってきたクルマを知らせる『サイドビューモニター(自動防眩ルームミラー付)』、ルームミラーと単眼カメラを一体化させることで先行車と対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える『ハイビームアシスト』、アイサイトの作動状況や警告をフロントウィンドウに表示する『アイサイトアシストモニター』が追加されています。

サスペンションは新しくなり、後席まわりに制振材や吸音材を追加したことで、走行安定性と乗り心地を向上。

1.6GT EyeSightは、0.2km/Lの燃費向上を果たしました。

C型

C型は2016年4月11日の一部改良で登場し、安全性能を全面的に強化しています。

衝突時に前席のシートベルトを瞬時に巻き取る『プチテンショナー』が追加され、さらには後部座席も安全性の高い構造に改良されました。

また、リアクォーターガラスは板厚がアップされ、カーゴルームに吸音材が追加されるなど、静粛性を高めています。

1.6GT EyeSightは新デザインの17インチアルミホイールを採用し、2.0リッターモデルは2.0GT EyeSightが廃止されて2.0GT-S EyeSightのみとなりました。

そして2016年6月27日には、STIチューニングがなされた最上級グレードとして『STI SPORT』が新登場しています。

D型

D型はC型からの大幅改良に伴い、2017年8月7日に発売されました。

STI SPORTを除く全グレードで、フロントグリル、フロントバンパー、へッドランプ、フォグランプカバーのデザインを一新し、ヘッドランプのみだったLEDを、フォグランプにも採用。

1.6GT EyeSight S-style、1.6GT-S EyeSight、2.0GT-S EyeSightの3グレードは新デザインの18インチアルミホイールが装着されています。

インテリアは、フロントコンソール、ドアスイッチパネル、ドアグリップのデザインを意匠変更し、インパネ上部のマルチファンクションディスプレイは従来の4.3インチから5.9インチに拡大。

センターパネルの新しい8インチナビゲーションディスプレイに対応したものへ変更されました。

アイサイトは、全速度域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作のアシストを行う『アイサイト・ツーリングアシスト』と、後退時自動ブレーキシステム、アイサイトアシストモニターが追加されています。

走行性能においては、フロントサスペンション、リアサスペンション、電動パワステが改良され、ボディ各所で振動騒音対策が強化されています。

スバル・レヴォーグの中古車相場

© SUBARU CORPORATION. 2019.

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レヴォーグの中古車を安く購入するなら、断然1.6リッターモデルを選ぶべき。

相場平均価格は225.5万円ですが、69万から412万円まで非常に広い価格幅となっています。(2020年1月2日時点|参考:グーネット)

A型が5年経過で車検時期にあたるため、購入時に車検整備付なら、かなり買い時の中古車両でしょう。

年式別・中古車相場価格

1.6リッター 2.0リッター
2014年式 69.8~239.8万円 89~278万円
2015年式 69.8~275万円 125~259.8万円
2016年式 118~309.9万円 149~349.8万円
2017年式 139.8~330万円 209.9~378万円
2018年式 199~335.8万円 272.8~378万円
2019年式 195.9~349.8万円 319~399.9万円
新車価格 291.5~363万円 346.5~412.5万円

(2020年1月2日時点|参考:グーネット)

中古車購入の注意点

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レヴォーグは、年式ごとに改良がなされてきたので、2014年、2015年式が新車購入から2・3年で大幅改良され、D型へ買い替えたユーザーが多く、その分、A型やB型のタマ数は多くて比較的安価で購入できます。

4・5年落ちですが、1年1万kmとしても走行距離は5万km程度なので、全体的に中古車状態は良好。

全体的なキズやエンジンのかかり方、メンテナンスが定期的に行われてきたかなど、記録簿を確認して要点さえ押さえば、悪い中古車に遭遇することもなく、長く付き合える車両に出会えるでしょう。

レヴォーグのリコールでは、平成26年4月~平成28年10月までに製造された車両でエンジンコントロールユニットの不具合、平成27年5月9日~平成29年10月27日の間に生産されたもので排気管の不具合が報告されており、こちらの対策の有無も確認しておくことが大切です。

もし、リコール対策がなされていなければ、ディーラーで無償修理してくれるかも確認することをオススメします。

まとめ

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レヴォーグは、すでに5年落ちとはいえ、中古車のすべてがまだ現行モデルであり、それが幅広い価格帯から購入できる魅力的な車です。

ステーションワゴンなので実用性は高く、2リッターモデルでは300馬力にも達するハイパワーエンジンを搭載しているため、乗って楽しめるクルマでもあります。

実用性と速さを両立させた比較的新しいクルマを中古で購入したい方には、レヴォーグはかなりおすすめの1台です。

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著者:池田 勇生

自動車・バイクを専門にフリーライターをしています。10代からTVでバイクレースを観たり、自らミニバイクレースへ参戦もしたりなんかして、プロレーサーに憧れていた青春時代を過ごしていました。車離れやバイク離れといわれる昨今ですが、若い方へ多くの魅力を伝えていき今後の自動車・バイク業界を盛り上げていきたいです。

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