車好きやバイク好きにとって、レーシングドライバー・ライダーは遠い存在のように感じます。しかし、現役または引退後のレーサーが経営しているお店がいくつかあり、そこへ行けば憧れのライダー・ドライバーに会うことも難しくはありません。実際に会うことができれば、レースの裏話やドライビング・ライディングテクニックを教えてもらえる事も!?そんなレーシングドライバーやライダーがやっているお店をピックアップして、ご紹介します!

出典:http://maxorido.com/
お店の中に憧れの選手が!? レーサーが経営するお店とは

出典:http://www.56-design.com/56design/
レース以外に移動やトレーニング、マシンセッティングなど多忙を極めるプロのレーサー達は、国内のみでなく海外のレースやイベントにも参加するとなれば、ほとんどの時間をレースに費やさなければなりません。
また、有名な選手であれば引退後もイベントでゲスト出演、契約メーカーとのマシンやパーツ開発、若手の育成など多方面で仕事を受けることもあるため、セカンドライフで自らが何かをするということは難しいようです。
そのような環境の中でも、有名レーサーが自ら経営するお店はいくつかあり、タイミングが合えば会うことも可能!!
そんなプロレーシングドライバー&ライダーが経営するお店を、5店舗ピックアップしてみました。
MAX ORIDO RACING【織戸学選手】

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レーシングドライバーの中で、最も実業家として活動の場を広げているのは織戸学選手かもしれません。
スーパーGT、D1(全日本プロドリフト選手権)、スーパー耐久と様々なレースで活躍してきた織戸学選手は、レーシングドライバーの傍、横浜にある『MAX★ORIDO RACING』を拠点にモータースポーツに関するさまざまな事業を行っています。
そんなMAX★ORIDO RACINGの中にある『MAX ORIDO Racing Products』はレーシングシュミレーターのカスタム・販売を行っており、店舗へ行けばレーシングシュミレーターを使ってトレーニングを行うことも可能です。
他にも『MAX ORIDO Racing Factory』では、競技車両制作とオリジナルのロールケージ製作をメインに行っており、現在は『CHEETAN PROJECT』という小型レーシングカー製作も!!
さらに、ドライビングトレーナーとしての活動も行っており、『Park training』と呼ばれる富士スピードウェイのパーキングを利用しドライビングテクニックの指導もおこなうなど、織戸選手はモータースポーツ事業を様々な方向で多角化し、経営者としても奮闘しています。
織戸学選手ってどんな人?

出典:http://130r-yokohama.com/
織戸学(おりどまなぶ)選手は、国内をメインに活動しているレーシングドライバーです。
自動車雑誌『CARBOY』のドリフトコンテストでチャンピオンを飾り、富士フレッシュマンレースNA-1600クラスでシリーズチャンピオンを獲得!
その後、スーパーGT選手権、D1、スーパー耐久などさまざまなツーリングカーレースで活躍し、ル・マン24時間耐久レースやNASCARに出場経験もあるという経験豊富なドライバー。
元々は峠の走り屋としてドライビングテクニックを磨き、峠の走り屋からプロのレーシングドライバーとして大活躍したことから、クルマ好きの若者からカリスマ的な人気を誇ります。
また、同じ峠出身のプロレーシングドライバー、土屋圭市氏とは師弟関係にあり、もう1人の峠出身プロレーシングドライバー谷口信輝選手と3人でメディア出演する姿を見かけた方も多いのではないでしょうか。
MAX★ORIDO RACING
店名 | 130R YOKOHAMA |
住所 | 〒224-0025 神奈川県横浜市都筑区早渕1-24-16 |
電話番号 | 045 595 9728 |
info130r@130r-yokohama.com | |
オフィシャルサイト | MAX★ORIDO RACING |
COMDRIVE【山野哲也選手】

出典:http://www.comdrive.biz/shopinformation/
プロレーシングドライバー・山野哲也(やまのてつや)選手は、茨城県で自らのカスタムショップ『COMDRIVE』を経営しています。
ここでは、さまざまなアフターパーツやレーシングギアを取り扱う一方で、オリジナルのサスペンションやバケットシート、レーシングギアの製作も行っているそう。
そんな山野選手は多くのレースで優勝を勝ち取り、メーカーのテストドライバーとして活動していたレーシングドライバーというだけに、オリジナル商品の信頼度は抜群です。
山野哲也選手ってどんな人?
AW11とくればGA2シティ、AS,EF系CR-X♪そんでもってEG6!DC2!プギャァー
ん~こうなったら山野哲也氏コラボはよ❤️ pic.twitter.com/vis5fuqCWW
— ケンコマ (@TAG0117K) 2017年12月28日
山野選手は上智大学在学中、自動車部に所属し1988年の全日本学生ジムカーナでチャンピオンを獲得します。
そして大学卒業後、ホンダに入社し1997年にツインリンクもてぎサーキット建設プロジェクトに参加。
また、多くの自動車レースに参戦し、ジムカーナ選手権で14度のチャンピオンを獲得したことで『ジムカーナキング』と呼ばれる事に!
その後、1999年からスーパーGT T300クラスへ参戦し、2004~2006年の間3年連続シリーズチャンピオンを獲得しました。
現在は、プロのレーシングドライバーとしてCOMDRIVEの運営以外にドライビングレッスンのインストラクターなども行っています。
【お店紹介】COMDRIVE
店名 | COMDRIVE |
住所 | 〒302-0109 茨城県守谷市本町3205-1 |
電話番号 | 0297-20-0500 |
オフィシャルサイト | COMDRIVE |
URAS(ユーラス)【野村謙選手】

出典:http://www.uras.co.jp/square/how_play.html
独特な九州弁の話し方とコミカルなキャラクターで、D1で高い人気を誇るドライバー 野村 謙(のむら けん)選手は、『のむけん』という愛称で親しまれ、長い間D1に4ドアER34型スカイラインで参戦したことから、中古車市場でER34型が値上がりするほどの存在。
ドリフト好きのみならず、多くのモータースポーツファンからカリスマ的な人気を誇っています。
そんな野村選手は、カスタムパーツ販売や中古車販売を行うURAS(ユーラス)というお店を経営!
『ビデオオプション』や『ドリ天ビデオ』に出演した際に、野村選手自身がURASのことを「福岡空港の近くにあるよかお店。」としばしば呼んでいることもありました。
そんなURASでは、オリジナル製作したドリフトマシンのカスタムパーツやエアロパーツの販売や、中古車の販売・カスタムまで行っています。
また、お店では自社オリジナルのブレーキパットを『愛と涙のスーパーパッド』と名付けたり、強化エンジンマウントを『猿人マウント』とダジャレの効いたパーツ名で販売し、性能はドリフト業界内で高い評価を得ています。
野村謙選手ってどんな人?

出典:http://www.d1gp.co.jp/03_sche/2018/news/n0302.html
野村選手は、自動車チューニング紹介ビデオ『OPTION』のなかで行われていた企画『いかす走り屋チーム天国』に出場し、ドリフト走行の高い技術や独自のキャラクターで注目を集めました。
そして、D1が始まった初年度からカスタムパーツメーカー『BLITZ(ブリッツ)』のワークスドライバーとなり、ドリフト走行での深いアングルと大量のタイヤスモークを出すことから『白煙番長」とも呼ばれる事も!
また、ドライバーとしてだけでなく、『ビデオオプション』や『ドリフト天国ビデオ』でリポーターとして出演することも多く、D1以外のドリフト選手権で審査員も務めています。
【お店情報】URAS
店名 | URAS |
住所 | 〒816-0921福岡県大野城市仲畑2-11-17 |
電話番号 | 092-558-4111 |
オフィシャルサイト | URAS |
PILOTA MOTO【辻本聡氏】
昨日とは打って変わって冷たい西風がボーボーに吹いております。追い風に乗った自転車はチョッ速やっす。 pic.twitter.com/Lv8lk8VNC2
— 辻本聡 (@RacerTsujimoto) 2018年2月12日
元全日本ロードレース選手権TT-F1クラスチャンピオンである辻本聡(つじもと さとし)氏は、神奈川県横須賀市で、カフェ『PILOTA MOTO』を経営しています。
金田湾沿いを走る久里浜港線沿いに店舗を構え、ツーリングを楽しむバイクライダーや自転車サイクリストがよく利用しています。
店内からは海を見渡すことができ、少し休憩のつもりが、ついつい長居してしまうような居心地のよいお店。
週末には辻本氏自らがお店に立っているようです。
辻本聡氏ってどんな人?
辻本氏は1980年代全日本ロードレース選手権TT-F1クラスTT-F3クラスに参戦し、1985・1986年にヨシムラ・スズキチームからスズキGSX-R750を駆りTT-F1クラスシリーズチャンピオンを獲得。
また、1985年はTT-F3クラスでもスズキGSX-R400を駆り、シリーズ3位を手にしています。
そして最高峰クラスが2ストローク500ccマシンになったGP500クラスでは、スズキRGV-γ500、ホンダNSR500で1989~1993年まで参戦。
鈴鹿8時間耐久レースには、1984~2014年までの12回参戦し、最高成績2位を2回獲得しました。
特に2014年は辻本氏、ケビン・シュワンツ氏、青木宣篤氏の三人でチーム『レジェンド オブ ヨシムラスズキ シェルアドバンスRT』を組んで出場したことが大きな話題となったので、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
現在は、モータースポーツジャーナリストとしてレースの解説やキッズライダーの育成などにも取り組んでいます。
【お店紹介】PILOTA MOTO
店名 | PILOTA MOTO |
住所 | 〒239-0841神奈川県 横須賀市 野比5-6-39 |
電話番号 | 046-847-0563 |
オフィシャルサイト | PILOTA MOTO |
56design【中野真矢氏】

出典:http://www.56-design.com/news/217.html
全日本ロードレース選手権とMotoGP™で活躍した中野 真矢氏は、ライダー向けのアパレルブランド兼アクセサリーパーツ製造・販売を行う『56design』の運営をしています。
展開する商品は、街乗りやツーリングでオシャレに着こなせるライディングウェアであり、ジャケット、パンツ、ヘルメットなどさまざま。
さらに、日本では珍しいイタリアのレーシングウェアブランド『SPIDI』のグローブ日本正規代理店という役割も!
商品は千葉県にある56design本店以外に、アパレルショップ『Motorimoda』の店舗や南海部品でも購入が可能です。
中野真矢氏ってどんな人?
8月19日は「バイクの日」
千葉は曇りですが…モーニングコーヒー☕️目指してひとっ走り行ってきます。もちろん、プロテクターを装着し、安全運転で! pic.twitter.com/3dPQfNEcWq
— Shinya Nakano 中野真矢 (@ShinyaNakano56) 2017年8月18日
中野氏は幼少期にポケットバイクやミニバイクの様々なレースで優勝し、レーシングチームの名門『SP忠男レーシング』に加入します。
そして1994年に鈴鹿4時間耐久ロードレースで優勝し、1998年に全日本ロードレース選手権GP250クラスでシリーズチャンピオンを獲得。
翌1999年からロードレース世界選手権GP250クラスに参戦し、シリーズ4位を獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
また、2000年はチームメイトのオリビエ・ジャック氏とタイトル争いを繰り広げ、最終戦オーストラリアGPまでもつれ込む大健闘!
オリビエ・ジャック選手と最終ラップまでトップ争を奪い合い、ゴール間際で抜かれて2位という、チャンピオン獲得まであと一歩の活躍を見せました。
2001年からは、500ccクラスにステップアップ。
カワサキに移籍した2004年には日本GPで3位、2006年にオランダGPで2位を獲得。
中野氏は、MotoGPクラス参戦開始から間もないカワサキの表彰台獲得を実現したライダーでした。
【お店紹介】56design
店名 | 56design |
住所 | 〒260-0042千葉県千葉市中央区椿森3-3-4-2F |
電話番号 | 043-445-8857 |
オフィシャルサイト | 56design |
まとめ

出典:http://www.56-design.com/news/13348.html
今回は、プロレーシングドライバー&ライダーが経営しているお店を5店舗紹介させて頂きました。
ネットでお店のHPやブログ、SNSを確認すれば、お店にオーナーに会えるタイミングもわかると思います。
また、お目当ての商品が見つかることも!!
気になった方は、是非1度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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