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スーパー耐久から今年も目が離せない?最後の最後で逆転劇が起こったST-4クラス

今年もいよいよ開幕したスーパー耐久シリーズ。新設されたST-Rクラスや、最高峰のST-Xクラスに目が行きがちだったが、最後の最後まで目が離せないバトルが繰り広げられたのが、ST-4クラスだった。昨年はトヨタ86が全勝し、無敵状態だったが今回は果たして、どんなレースになったのか?

©︎Tomohiro Yoshita

93号車のS2000が好調!

©︎Tomohiro Yoshita

ST-4クラスは今年のラインナップに変更がみられた。ホンダS2000やインテグラの台数が減り、一方で86の参戦台数が少しずつ増える傾向に。やはり昨年の快進撃が大きく影響してのようだ。

これまで、ST-4クラスではなくてはならない存在だったS2000も、今回は1台のみ。No.93 SKR ENGINEERING S2000(太田侑弥/佐々木雅弘)がポールポジションを獲得。決勝でもスタートから86勢を圧倒していく走りを披露した。

 

86号車トヨタ86が中盤に逆転。

©︎Tomohiro Yoshita

完全にS2000が有利な展開かと思われたが、そう簡単にいかないのが昨今のスーパー耐久。昨年も第3戦鈴鹿で勝利し、チャンピオン争いにも加わったNo.86TOYOTA TeamTOM’S SPIRIT 86が食らいついていく。

今年からヨコハマタイヤのスペックが新しくなったことにより、このクラスではタイヤ無交換を行うチームも。86号車は1回目のストップを無交換にし、2回目で4輪交換。しかも、49周目と早い段階で規定である2回のドライバー交替を伴うピット作業を終えた。

一方の93号車S2000は、最初からピットストップを引っ張っていく作戦。スタートドライバーの佐々木は40周まで走り、太田に交替。ここでも、ひたすらトップを走り続け、残り1時間を切ったところで2回目のピットイン。佐々木が再びステアリングを握った。

40秒というリードは築いており、このタイミングでタイヤ無交換を行ったものの、86号車の方が一枚上手。タッチの差で先に1コーナーに飛び込み、逆転を果たした。

 

86vsS2000チェッカーまでの攻防戦

©︎Tomohiro Yoshita

この最後のピット作業で10秒近く離されてしまったS2000。勝負ありかと思われたが、ST-4クラスの本当の勝負はここから始まった。

佐々木は1周あたり約1秒近く速いペースで、86号車を猛追。もちろん逃げる側の松井孝允も限界ギリギリのドライビングをみせるが、両者の差はあっという間になくなった。

S2000は得意とするストレートスピードを利用し、残り20分を切った85周目のダウンヒルストレートで並びかけ、90度コーナーでオーバーテイク。一撃で86号車を仕留め、そのままトップチェッカー。S2000にとっては久しぶりの勝利となった。

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

昨年までは86同士の対決になっていたST-4クラスだが、この開幕戦を見る限りS2000も相当有利。参戦台数が減ってしまったのは残念だが、第2戦以降も白熱したバトルが期待され、こちらも目が離せない。注目の第2戦SUGOは4月29・30日に開催される。

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Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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