2017年の開幕戦が終了した全日本ロードレース選手権Rd.1筑波。今シーズンはどんなスタートを切ったのでしょうか。Motorzが注目するライダー達はの戦いの結末は!?ご紹介したいと思います。

©Motorz

 

まずは、J-GP3クラス

©Motorz

雨が降る中、フルウェットでスタートしたJ-GP3決勝レース。ホールショットを獲得したのは#17小室旭。

その後、ポールポジションの#13長谷川聖、♯34中島元気にトップを奪われる形になりますが、アジアコーナーでの長谷川の転倒により、オープニングラップは、中島、♯64伊達悠太 小室と並びます。

その後、周回を重ねていくごとにトップ争いは伊達、小室の一騎打ちとなり、接戦を繰り広げながらも、伊達、小室、中島の順でチェッカーを受けました。

 

Motorz注目ライダー達も要チェック!

Dreamline Team REINA ♯22 白石玲菜 決勝結果:11位

©Motorz

レース中盤では9番手争いを繰り広げる奮闘を見せ、11位でチェッカーという結果となりました。

©ChikaSakikawa

白石選手コメント

今回の筑波サーキットのレースは開幕戦だったので、しっかり筑波サーキットの練習をたくさんしてきたので、その甲斐もあり予選は初めてのシングルで6位と言う結果を残せました。

レースも11位になってしまいましたが、今までで一番いいレースができたと思いますので、次戦の菅生に向けてしっかりまた走り込みをして頑張りたいと思います。

今シーズンは、まずシングルフィニッシュを目標に頑張りたいと思ってます。

白石玲菜公式サイト

 

UQ&テルル・Kohara RT ♯6 岡崎静夏 決勝結果:リタイア

©Motorz

8LAP目にマシントラブルでピットロードへ。

ピットには入らず、少し監督と言葉を交わし、すぐにコースに復帰します。

しかし、マシンの調子が取り戻せず、その後再度ピットイン。残念ながらリタイアという結果になりました。

©ChikaSakikawa

岡崎選手コメント

今日のレースは、昨日の転倒の影響でマシントラブルが出てしまい、何回かピットに入ってきてましたが、完走周回走ればポイントがもらえるので、そのポイントを狙い、再度コース復帰をしました。しかし、マシンの状態が厳しく、走行できないと判断しリタイアとなってしまいました。

この雨の中応援に来てもらったりしていて、とても申し訳ない気持ちと悔しい気持ちです。

今回ノーポイントだったので、今年ポイントランキングを狙うと言うよりは、1戦1戦優勝を狙って、勝ちを狙って攻めていけるようにしたいです。

いい意味で強気で攻めていけるような気がしているので、今回ノーポイントは残念ですが、今年はチャンピオンは厳しいかもしれませんが、1戦1戦のリザルトでランキング上位は狙えるので、3位以内を狙っていこうと思ってます。

岡崎静夏公式ブログ

 

CLUB Y’s ♯13 長谷川聖 結晶結果:リタイア

©Motorz

公式予選でポールポジション獲得。決勝前のウォーミングアップランもトップタイムと絶好調で迎えた決勝レース。

ホールショットは♯17小室旭に奪われるも、すぐに奪い返しトップに浮上します。

そのままの勢いで1ヘア、ダンロップをクリアし、アジアコーナーにさしかかった所で転倒。すぐに再スタートを試みるも断念、リタイヤする結果となりました。

©ChikaSakikawa

長谷川選手コメント

予選のタイムも良くて、決勝もまだまだタイムが出せる感じで普通に走ればぶっちぎれるかな~?と思ってたんですけど、最初の1周目で頑張りすぎて転んでしましました。

今シーズンはまだまだ開幕なので、先が長いので、この調子でポールポジションを獲って、優勝していきたいな!と思っています。

CLUB Y’s公式Facebookページ

 

そしてST600クラス

©ChikaSakikawa

雨が降ったり止んだりを繰り返し安定しない天気の中、フルウェットでスタートしたST600クラスの決勝レース。ホールショットは♯5前田恵助が獲得し、♯57奥田教介、♯84長尾健吾と続きます。

2周目に長尾を交し3位に浮上したのは♯46星野知也。その後も星野の快進撃は続き、8周目には奥田を交し星野が2番手に浮上します。そして、9周目にはトップに浮上!バックマーカーも味方する形となり、2番手前田との差はどんどん開きます。

そして、先頭集団3台がそれそれバックマーカー処理に苦戦し順位を入れ替えられないまま、星野、前田、奥田の順でチェッカーを受けました。

 

 

Motorz注目ライダー達の戦いは?

teamMF&KAWASAKI ♯57 奥田教介 決勝結果:3位

©Motorz

ポールポジションからスタートした奥田は、ホールショットを前田に奪われるも2位をキープ!ファステストを叩き出しながら7周目を消化、8周目に入ったところで星野の猛追撃に捕らえられ、3位にポジションダウンします。その後、バックマーカーの処理に手惑い、2位との差は1秒以上!

前とのディレイを取り戻せないまま3位でチェッカーを受けました。

©ChikaSakikawa

奥田選手コメント

今回は、昨年までの地方戦より落ち着いた状態でスターティンググリッドに立てたので、自分でもびっくりしています。

スタートしてから序盤で前田選手の後ろをずっと走ってて、前を伺ってたんですけど、どうしても自分は立ち上がりが苦手なので、そこで置いて行かれて侵入で入りきれないという事で、前に勝てなかったので、そこをしっかり直して、次回頑張りたいと思います。

よろしくお願いします。

奥田教介公式ブログ

 

RS-ITOH&サンタバイク #15 和田留佳 決勝結果:5位

©Motorz

レース序盤から4位に付けていた和田。終盤の23周目までその位置をキープするも、終盤、國峰に交わされポジションダウン。最終的には5番手でのチェッカーとなりました。

©ChikaSakikawa

和田選手コメント

今日のレースは雨ということで、自分では自信があったんですけど、バイクを上手く走らせることができなくて、タイムが伸びませんでした。

結果、表彰台も逃し、ミスもしてしまいましたが、雨の中でもしっかりペースよく走れたので、この先への自信にはなったと思います。

今日は自己ベストのリザルトだったので、菅生ラウンドはまた、気合を入れ直して頑張っていきたいと思います。

和田留佳公式Twitter

 

RS-ITOH #70 清末尚樹 決勝結果:9位

©Motorz

前日の公式予選により9番グリッドスタートとなった清末でしたが、3周目には6番手まで順位を上げます。

その後、ラップを重ねるごとに雨が強くなる中、ペースが上げられず、9位に順位を落としチェッカーという悔しい結果となりました。

©ChikaSakikawa

清末選手コメント

テストからの流れは悪くなかったんですけど、雨で。雨も走れてたんですけど、予選でタイヤの選択を失敗し、9番グリッドスタートとなってしまいました。

決勝のスタートは決まったのですが、ズルズルと順位を落としてしまい、結局9番でチェッカーとなってしまいました。

雨量の変化など、色々と状況が変わる事があるので、ここからまた色々なセットを試し、今シーズン1勝でもできるように頑張りたいと思います。

清末尚樹公式Twitter

 

最後はJ-GP2クラス ヒート2

©Motorz

スタート直前に雨脚が強まる中、トップに浮上したのはポールポジションスタートの#634水野涼。そして、#4生形秀之、#32榎戸育寛、#44関口太郎と続きます。

3周目には榎戸が生形を交わし2位に浮上!その後は水野、榎戸のトップ争いが繰り広げられます。トップ2台のラップタイムはほぼ同じ!1分1秒677をマークします。

しかし8周目、榎戸のマシンが大きく振られ、転倒は免れたもののタイムが1秒以上落ちてしまい、トップとの差が大きく開いてしまします。

その後、周回を重ねるごとに雨脚が弱まり、着々と変わっていく路面状況。

しかしトップの水野のペースが落ちることはなく、逃げ切る形で最終ラップに差し掛かったところで赤旗中断。

そのままレース終了となりました。

 

戦い抜いたMotorz注目ライダー達

RS-ITOH&AUTOBOY ♯39 柴田陸樹 決勝結果:8位

©Motorz

9番グリッドからスタートした柴田。雨が降ったり止んだりを繰り返す微妙なコンディションの中、安定した走りで、1つポジションを落とした10位を走行。7番手争い集団の中でテールトゥノーズの接戦を繰り広げ、9位で最終ラップに突入。そのまま赤旗、中断によりレース成立となりました。

©ChikaSakikawa

柴田選手コメント

初めての雨のレースで戸惑いとかもありましたが、自分が苦手とする所が一番大きく出て、離されたりついて行ったりを繰り返し、結局最後赤旗になって、練習にはなりましたが、結果は予選とほぼ同じ8位で。

とりあえずシングルフィニッシュは達成しましたが、満足できないので、次の菅生は入賞はもちろん、表彰台を狙っていきたいです。

今シーズンは、年間ランキングシングルと、チャンピオン!一番の目標はそこなんですけど、もっと現実的に見て、少しでも上にいけるように頑張りたいと思います。

柴田陸樹公式Twitter

 

Team KAGAYAMA ♯13 三原荘紫 決勝結果:13位

©Motorz

ウェットコンディションでスタートした決勝ヒート2レース。レース中盤で雨も上がり、微妙な路面コンディションの中、乗り換えたばかりの慣れないマシンで、中々ペースを上がられない苦しいレース展開を見せた三原。17周を走りきったところで赤旗中断となり、レース成立。13位で初戦を終える結果となりました。

©ChikaSakikawa

三原選手コメント

今回のレースは自分のセットアップミスや自分の表現力の無さを実感したウィークでした。

今年は昨年よりも自分を育てるシーズンだと思うし、もっとライダーとしてのボキャブラリーを増やしていきたいと思います!

次戦の菅生に向けて色々と考え直すところがあるので、しっかりと考えて臨みたいと思います。

三原壮紫公式ブログ

 

WILL-RAISEracingRS-ITOH ♯5 石塚健 決勝結果:16位

©Motorz

雨が降り続く中、6番グリッドからスタートした石塚は、オープニングラップでは順位を落とすことなくポジションを6位につけました。

そしてホールショット獲得から、少しずつ順位を落としてきた関口と抜きつ抜かれつの4位争いの激しいバトルを繰り広げながら周回を重ねます。

その後、4番手争いにケミン・クボが加わり、3台で接戦を繰り広げながら、19周目に第2ヘアピンで転倒!赤旗中断でレースを終える結果となりました。

©ChikaSakikawa

石塚選手コメント

レース序盤はポジションの入れ替えが激しく、中々自分のペースをつかめませんでした。

前に出てからはいいペースで走れましたが、徐々に雨量が減りタイヤが厳しくなってしまい19周目に転倒してしまいました。

悔しいですが、決勝中のタイムも良かったですし、自信もついたので次戦に生かしたいと思います。

石塚健公式Facebookページ

 

まとめ

©Motorz

4月8・9日と雨の中開催された2017MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦in筑波。ドライコンディションと違い、ウェットは雨量によって刻々と表情を変えていきます。そんな難しい路面状況の中で、色々な戦いが見られました。

各ライダーがそれぞれの限られた環境の中、チームやファン、支援してくれているスポンサーやメーカーなど、たくさんの人の想いを、そして自身の夢に向かって真剣に戦い抜く姿にはいつも感動させられます。

Motorzはそんな中で戦う、まだまだ無名の若手ライダーを応援できるメディアを目指して、これからも、ロードレースの世界に注目していきたいと思います。

次戦は4月22・23日の鈴鹿サーキット!

MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦(NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース)です。

今回筑波では開催されなかった、ロードレースの最高峰クラスJSB1000の開幕戦となるので、是非サーキットに足を運んでみてくださいね。

MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦(NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース)公式サイト

 

あわせて読みたい

遂に開幕した全日本ロードレース選手権!レースをもっと楽しむために、Motorz的注目の若手ライダーをご紹介

MFJ全日本ロードレース選手権Rd.3 全日本クラスのレースウィークに密着!

今年からFIM世界選手権シリーズの最終戦!真夏の祭典”鈴鹿8耐”を楽しもう

[amazonjs asin=”B01E4W4E8S” locale=”JP” title=”ハセガワ バリバリ伝説 Honda NSR500 巨摩 郡 1/12スケール プラモデル SP338″]

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!