2017年10月25日~11月5日まで、東京ビックサイトで開催されている第45回東京モーターショー(TMS)。2年に1度の開催という事で、各自動車メーカーがその技術を集結させ、渾身のコンセプトモデルやNEWモデルを発表する場として注力しています。そんなTMS会場で新たなモデルを発表するのは自動車メーカーだけではありません。今回は、TMSで見つけた注目のバイクを集めてみました。

 

©Chika Sakikawa

 

 

YAMAHA MOTOBOT Ver.2 (Technology exhibit)

 

©Chika Sakikawa

 

2015年の東京モーターショーで公開されたVer.1から丸一年。

生きる伝説と呼ばれる現役MotoGP™ライダー、バレンティーノ・ロッシのラップタイムを超える事を目標に開発された、MOTOBOTのVer.2が公開されました。

マシンそのものには手を加えず、YAMAHAの持てるモーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボットです。

 

 

2年という時を経て、彼はどこまでロッシに近づく事ができたのでしょうか。

世界でトップと言っても過言ではないレーシングライダーに、ロボットが勝つ日が来るのでしょうか。

技術の進歩は色々な事を実現し、人間の可能性を無限大に広げてきた事も事実。

でも、トップライダーは最強のままでいて欲しい。

そんな、個人的には複雑な気持ちになってしまうこのプロジェクト。

 

©Chika Sakikawa

 

この2年間での目標は、200km/h以上でサーキットを走行できるようになる事でした。

今回Ver.2になったMOTOBOTは、どんな成長を見せたのでしょうか。

 

LAP time

ロッシ 85.740 秒

MOTOBOT Ver.2 117.504 秒

結果は、200km/hでのサーキット走行は無事達成しましたが、ロッシの背中はまだまだ遠かったようです。

少しホッとしたような残念なような・・・。

そんなMOTOBOTの成長に、今後も注目していきたいと思います。

 

 YAMAHA MOTOROiD (Reference vehicle)

 

©Chika Sakikawa

 

AIにより人の顔や動きを認識し、自ら自立したり動く事が可能など、まるで生きているようなバイクが発表されました。

その名は『MOTOROiD』。

自動運転で動作するだけでなく、バイクにとって重要なライダーとの一体感も重視されたモデルで、まるでマシンに抱きかかえられているような感覚でライディングできるそう。

また、車体のセンター部分に見える3本の大きな乾電池のようなものはリチウムイオンバッテリーで、このバッテリーを振り子のように動かして自立のバランスを取る仕組みとなっています。

 

 

自分の大切な愛車が、名前を呼ぶと嬉しそうに駆け寄ってきてくれる。

そんな未来が想像できる1台ではないでしょうか。

 

Kawasaki Z900RS

 

©Chika Sakikawa

 

今回のTMSでは、Kawasakiの言わずと知れた歴史的名車「Z1」を彷彿させる、Zシリーズの最新レトロスポーツモデル「Z900RS」が世界で初めて公開されました。

1972年に発売されてから、今なお多くの根強いファンを持つZ1のシンボルとも言えるティアドロップ型タンクにこだわりつつも、最新技術を搭載したNEWモデル。

しかも!!こちらはコンセプトモデルではなく、12月1日に国内発売を開始する事が決定しています。

当時憧れたZ1を現代に蘇らせ、時代を超えて価値を共有できるデザインとして懐かしさと憧れ、そして新しさを感じる事が出来る、注目の1台!

是非、会場で実際に見て頂きたいモデルです。

 

 

HONDA Monkey 125 (Concept model)

 

©Chika Sakikawa

 

排ガス規制などの影響により惜しまれつつも生産終了となった、原付バイク『Monkey』。

そのMonkeyが125cc水平単気筒エンジンを搭載して返ってきた、今回のコンセプトモデルMonkey125。

会場で遠目から見た時点では、懐かしのMonkeyそのものと言っても過言ではないビジュアルでしたが、近寄ってみるとかなりデカい。

MonkeyだけどMonkeyじゃない!

今までの可愛いいMonkeyというイメージから、成熟して大人になったMonkeyというイメージに一新された感じ。

そんな大人な魅力がプラスされた新生Monkeyは、今回のコンセプトモデルに対するお客さんの反応で製品化が決定するという噂もあるので、是非!これから行かれる皆さんにはHONDAブースでMonkey愛を語って頂きたいと思います。

 

まとめ

 

東京モーターショーと言うと、クルマの展示会というイメージが強いと思います。

しかし、バイクメーカーの出展も多数あり、新たなテクノロジーやコンセプトモデルなどのワールドプレミアが行われる事も!

また、モーターショーはそのメーカーの開発担当者や企画担当者など、普段直接話をする機会が無いようなポジションの人がブースに立っていたりもするので、クルマやバイクに対する普段聞けないような疑問の答えが見つけられるかもしれません。

色々と質問してまわるのも、TMSの楽しみ方の1つ!

是非、会場に足を運んでみてくださいね。

 

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