今年も幕張メッセで行われた東京オートサロン2017の期間中、T3RシミュレーターブースでJKR CKB RACINGの2017NASCAR参戦発表が行われました。ドライバーは以前VR対応シミュレーターの紹介で登場いただいた古賀琢麻選手です!さらに今年もクレイジーケンバンドの横山剣さんも応援に駆けつけ、豪華な体制発表となりました。その様子をレポートします!
昨年の活躍を受け、シボレーレーシングもバックアップ
古賀選手は愛知県名古屋市出身のレーシングドライバーで、幼少の頃からレーシングドライバーを目指しレーシングカートで腕を磨いて来ました。
フォーミュラトヨタでスカラシップを獲得し、2000年にはアメリカのNASCARに参戦。2005年には全米オールスター戦にも出場しました。
2009年以降は開発ドライバーを担当していましたが、昨年K&N PRO SERIESに参戦。8シーズンぶりにNASCARドライバーに復帰。そして今年はシボレーレーシングのバックアップも受けて、全14戦フル参戦することが決まりました。
参戦チームはJKB CKB RACING。さらにシボレーレーシングも強力なサポート体制を整えており、8台のマシンを用意してくれるとか。その分、本場アメリカのNASCAR関係者にも注目されているドライバーということが分かりますね。
古賀選手は「昨年は4レース出させていただきました。その中でシボレー・レーシングに評価をいただきまして、今年はフル参戦させて頂くことになりました。今回このような機会を作っていただきました協賛各社の皆様、シボレーレーシング、そしてJOHN KREBS RACINGの皆様に本当に感謝しています。自分らしいレースができるように頑張りますので、応援宜しくお願いします」
クレイジーケンバンドの横山剣さんも全力で応援!
10年以上前の東京オートサロンに横山さんが来場したのがきっかけで仲良くなり、今に至るそうです。当時の第一印象を振り返った横山さんは「レーシングドライバーはいろんな方がいらっしゃいますけど、ここまでアメリカンで、スタイリッシュで、しかも速い、しかもストイックですね」
昨年のスポット参戦時からバックアップしている横山さん。今年もチーム名に「CKB(CRAZY KEN BAND)」が入っています。
NASCARに挑戦する古賀選手をみて横山さんは「日本を代表する“サムライ”という気分で応戦させていただいていますが、すごく誇らしいですね」と、自分のことのように喜んでいました。
ただ、なかなかスケジュールが合わず現地での観戦は実現していないとのこと。しかし「14戦あれば、絶対どこかスケジュールが合うと思うので、1戦でも多く応援に行きたいです」と、興味津々の様子でした。
NASCARならではの過密スケジュール「1週間で1000ラップ以上する計算…」
古賀選手への期待が高まる今シーズンですが、とにかくNASCARで過密スケジュールということで有名。特に序盤の4戦は1週間以内に4レース。その中でも第3・4戦のアーウィンデールは1日に2回レースをします。
古賀選手によると、直前にもテストが2日間ほどあるため、それらを含めると1週間で1000ラップ以上は走る計算。通常なら1レースで5kgは体重が落ちてしまうとのことです。
それを、この過密スケジュールでこなしていかなければいけないということで、古賀選手も準備を進めているとのこと。NASCARをフル参戦で戦うということは、様々なバックアップも必要ですが、シーズンを戦い抜く体力を身につけておくことも重要なんですね。
2017 NASCAR K&N PRO SERIES West 年間カレンダー
第1戦:3月18日/ツーソン・スピードウェイ(アリゾナ)
第2戦:3月23日/カーン・カントリー・レースウェイ・パーク
第3戦:3月25日/アーウィンデール・スピードウェイRace1
第4戦:3月25日/アーウィンデール・スピードウェイRace2
第5戦:5月13日/スポケーン・カントリー・レースウェイ
第6戦:5月20日/オレンジ・ショー・レースウェイ
第7戦:6月10日/コロラド・ナショナル・スピードウェイ
第8戦:6月24日/ソノマ・レースウェイ
第9戦:7月28日/アイオワ・スピードウェイ
第10戦:8月12日/エバーグリーン・スピードウェイ
第11戦:8月26日/ダグラス・カントリー・スピードウェイ(オレゴン)
第12戦:9月30日/メリディアン・スピードウェイ(アイダホ)
第13戦:10月14日/オールアメリカン・スピードウェイ
第14戦:11月4日/カーン・カントリー・レースウェイ・パーク
まとめ
2016年はJOHN KREBS RACINGから4レースにスポット参戦した古賀選手。そのうち6月に行われたソノマのレースで13位に入りましたが、カーン・カントリーとエヴァーグリーンでのレースでは不運もあってリタイアを喫する悔しいものになりました。
今季は14戦フルでの挑戦となるためハードスケジュールにはなりますが、その分上位入賞のチャンスも十分にあります。ぜひ自己ベストを塗り替える結果に期待したいですね。
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