コロナ渦で、暗いニュースばかりで気が滅入いる昨今の雰囲気を一蹴するように、Motorzを運営するMiddleField株式会社の事業は拡大中です!今回は、そんな成長著しいスタートアップ企業が、サービス拡充のために、新たな資金調達を完了したことをご報告します。
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MiddleField、5.8憶円の資金調達完了
Motorzに加え、カーライフを便利にするオンライン自動車プラットフォーム「モタガレ」を運営するMiddleField株式会社は、2020年9月30日にシリーズBの資金調達を達成しました。
2020年5月にご紹介した「クルマに関わる全ての人が本当の仕事に専念できる世界を作る。3.4億円の資金調達を実施 累計調達額は約6億円に到達」では、D4V1号投資事業有限責任組合をリード投資とし、シリーズBにおける資金調達の第1回クローズを完了。
さらに今回は、最終クローズで借入れを含めた追加資金2.4憶円を調達し、これによりシリーズBの累計調達は5.8億円となりました。
今回の資⾦調達の主な引受先
追加増資引受
・フェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合(東京都渋⾕区/ゼネラルパートナー:磯崎 哲也、曽我 悠平)
今回新規増資引受
・D4V1号投資事業有限責任組合(東京都港区/代表組合員:伊藤 健吾)
・千葉道場2号投資事業有限責任組合(東京都渋谷区/代表取締役:千葉 功太郎)
・株式会社VOYAGE VENTURES(東京都渋谷区/代表取締役:永岡 英則)
・株式会社アドウェイズ(東京都新宿区/代表取締役:岡村 陽久)
・新生ベンチャーパートナーズ 1 号投資事業有限責任組合(東京都中央区/代表組合員 松原 一平)
MiddleFieldが目指す世界と事業概要
MiddleFieldでは「クルマを最高のエンターテイメントに」をビジョンに掲げ、さまざまなサービスを展開しています。
クルマ・バイク・モータースポーツに関わる人にフォーカスしたメディア「Motorz」や、中古車の購入からパーツの購入、取り付けまでをサポートするオンラインプラットフォーム「モタガレ」、日本のカーパーツを世界へ送り出す海外向けECサイト「MotaGare Global」を運営。
カーライフにおける新しい価値を、世界規模で生み出すことを目的に、最もクリアで信頼される自動車プラットフォームの拡充に努めています。
自動車市場では、車両の購入から買い替え、さらに整備や保険、カスタムにおいて、さまざまな事業者を通すため出費や手間が発生します。
MiddleFieldでは、これらの中間コストを無くし、クルマにかかるコストを削減。業界においての人材不足の解消など、ユーザーに最大の価値を提供するための必要情報を、ワンストップで取り扱うことが可能なプラットフォームの運営事業を行っているのです。
直近の自動車販売市場
2020年の自動車販売市場は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響を大きく受けています。
2020年上半期(4~9月)の新車販売台数(軽自動車除く)は、前年同期比25.4%減の123万8,680台と、2年ぶりに前年を下回りました。
一方、日本自動車販売協会連合会の発表による2020年度上半期の中古車登録台数は、前年同期比2.3%減の184万8,555台で、新車市場より中古車市場の方が新型コロナウイルスの影響は少ないようです。
MiddleFieldのこれまでの事業進捗
MiddleFieldは過去に自動車アフターパーツECサイト『Garage』をリリースし、2018年1月には名前を『モタガレ』へ変更。
そして、2020年8月にはモタガレのサービスをリニューアルし、新たな展開を開始しました。
中古車販売のオンライン化を今よりも本格化させたことにより、現在330社が利用。掲載台数は、約3,000台まで増加しています。
モタガレが購入者と事業者の間を取り持ち、「煩雑な手続き」を簡略化させることで、利用者の不安を取り除く事ができるプラットフォームを拡充し、事業の拡大を進めているのです。
MiddleFieldの資金使途について
今回の調達資金は、プラットフォームを拡大するために必要な人材ソースの充実に投資する事を目的としており、業務フローをオンライン化することで、BtoBの効率化を図るシステム「モタガレビジネス」の開発を拡充。
個人の新規ユーザー獲得のために、「モタガレ」の広告宣伝の強化に取り組んでいく方針です。
まとめ
自動車アフター産業は、アフターパーツを創造するデザイナーや開発者といったクラフトマン、鈑金や修理に従事する自動車整備工など、多くのエキスパートに支えられています。
しかし、業界の高齢化や労働人口の減少、人材不足といった問題の影響もあり、IT化が遅れているのが現状です。
自動車産業は「電動化」、「自動運転化」、「コネクティッド」、「シェアリング」などの技術革新が加速しており、「100年に一度の大変革の時代」といわれています。
そのため、自動車アフター産業が、これまでの課題を解決できずにいると、溝がどんどん深まるばかりです。
そこでモタガレのようなオンライン自動車プラットフォームで、これらの問題を解決する救世主となるべく、MiddleFieldは躍進していきます。
MiddleField株式会社 会社概要
代表者 :中山 翔太
設立 :2015年12月
所在地 :東京都世田谷区駒沢2-16-18 ロックダムコート4F
事業内容:
・ウェブメディア「Motorz(https://motorz.jp/)」運営
・中古車/カー用品EC「モタガレ(https://motorz-garage.com/)」運営
URL :https://middlefield.co.jp/
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