2018年F1シーズンが間もなく開幕しようとしています。注目はやはりトロロッソ・ホンダの活躍でしょう。しかしながら、パワーユニットがV型6気筒ターボエンジンに変更されてからは、チャンピオンを手にしているのはメルセデスのみ。今シーズンは、そんなメルセデスからタイトルを奪うチームは現れるのでしょうか?また、期待のホンダはマクラーレンからの鬱憤をはらすことができるのか。そんな今季を楽しむためにも参戦チームやマシン、ドライバーを事前にチェックしておく事は必須です!
CONTENTS
2018年3月25日にシリーズ開幕!4連覇中のメルセデスの勢いを止めるのはどのチーム?
2018年3月25日に、今シーズンのF1がオーストラリアで開幕します。
注目はやはりトロロッソ・ホンダ!
マクラーレンでは成果を上げることができなかったホンダのパワーユニットですが、今シーズンからトロロッソと共に心機一転頑張ってほしいところです。
パワーユニット化からメルセデスの独断場
2014年からターボエンジンと運動エネルギー回生に熱エネルギー回生を加えたハイブリッド技術が導入され、エンジンも『パワーユニット(PU)』と呼ばれるようになりました。
それからというもの、ドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンを獲得しているのは毎回メルセデスであり、圧倒的な速さを見せつけて、ライバルとのアドバンテージを保ち続けています。
レギュレーションの変更内容
そんな2017年から2018年へのレギュレーション変更では、パワーユニットの中で年間に使えるエンジン、ターボチャージャー、熱エネルギー回生システム(MGU-H)を3基、バッテリー、電子制御装置、運動エネルギー回生システム(MGU-K)を2基と制限を行い、各チームのチューニング範囲が減らされることになりました。
また、シャークフィンとT-ウイングの使用も禁止され、コクピット保護システムとして『halo』の装着を義務化。
そしてタイヤコンパウンドは7種類だったのが、8種類まで増えたのもトピックです。
ハミルトンを誰が止める!?2018年シーズン全ドライバーを一挙ご紹介
ルイス・ハミルトン
名前 | ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton) |
出身地 | イギリス |
生年月日(年齢) | 1985年1月7日(33歳) |
ゼッケン | 44 |
所属チーム | メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ |
マシン | F1 W09 EQ Power+ |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | 1位 |
公式SNS |
バルテリ・ボッタス
名前 | バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas) |
出身地 | フィンランド |
生年月日(年齢) | 1989年8月29日(28歳) |
ゼッケン | 77 |
所属チーム | メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ |
マシン | F1 W09 EQ Power+ |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | 3位 |
公式SNS |
セバスチャン・ベッテル
名前 | セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel) |
出身地 | ドイツ |
生年月日(年齢) | 1987年7月3日(30歳) |
ゼッケン | 5 |
所属チーム | スクーデリア・フェラーリ |
マシン | SF71H |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | 2位 |
公式SNS |
キミ・ライコネン
名前 | キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen) |
出身地 | フィンランド |
生年月日(年齢) | 1979年10月17日(38歳) |
ゼッケン | 7 |
所属チーム | スクーデリア・フェラーリ |
マシン | SF71H |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | 4位 |
公式SNS |
ダニエル・リカルド
名前 | ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo) |
出身地 | オーストラリア |
生年月日(年齢) | 1989年7月1日(28歳) |
ゼッケン | 3 |
2017年シーズンランキング | 5位 |
所属チーム | アストンマーティン・レッドブル・レーシング |
マシン | RB14 |
パワーユニット | タグ・ホイヤー(ルノー R.E.18と同じ) |
公式SNS |
マックス・フェルスタッペン
名前 | マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen) |
出身地 | オランダ |
生年月日(年齢) | 1997年9月30日(20歳) |
ゼッケン | 33 |
所属チーム | アストンマーティン・レッドブル・レーシング |
マシン | RB14 |
パワーユニット | タグ・ホイヤー(ルノー R.E.18と同じ) |
2017年シーズンランキング | 6位 |
公式SNS |
セルジオ・ペレス
名前 | セルジオ・ペレス(Sergio Perez) |
出身地 | メキシコ |
生年月日(年齢) | 年月日(歳) |
ゼッケン | 11 |
所属チーム | サハラ・フォース・インディア・F1チーム |
マシン | VJM11 |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | 7位 |
公式SNS |
エステバン・オコン
名前 | エステバン・オコン(Esteban Ocon) |
出身地 | フランス |
生年月日(年齢) | 1996年9月17日(21歳) |
ゼッケン | 31 |
所属チーム | サハラ・フォース・インディア・F1チーム |
マシン | VJM11 |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | 8位 |
公式SNS |
ランス・ストロール
名前 | ランス・ストロール(Lance Stroll) |
出身地 | カナダ |
生年月日(年齢) | 1998年10月29日(19歳) |
ゼッケン | 18 |
所属チーム | ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング |
マシン | FW41 |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | 12位 |
公式SNS |
セルゲイ・シロトキン
名前 | セルゲイ・シロトキン(Sergey Sirotkin) |
出身地 | ロシア |
生年月日(年齢) | 1995年8月27日(22歳) |
ゼッケン | 35 |
所属チーム | ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング |
マシン | FW41 |
パワーユニット | メルセデス M09 EQ Power+ |
2017年シーズンランキング | ルノー・テストドライバー FIA フォーミュラ2選手権20位 ル・マン24時間レースLMP2クラス16位 |
公式SNS |
ニコ・ヒュルケンベルグ
名前 | ニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg) |
出身地 | ドイツ |
生年月日(年齢) | 1987年8月19日(30歳) |
ゼッケン | 27 |
所属チーム | ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム |
マシン | R.S.18 |
パワーユニット | ルノー R.E.18 |
2017年シーズンランキング | 10位 |
公式SNS |
カルロス・サインツ
名前 | カルロス・サインツ(Carlos Sainz) |
出身地 | スペイン |
生年月日(年齢) | 1994年9月1日(23歳) |
ゼッケン | 55 |
所属チーム | ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム |
マシン | R.S.18 |
パワーユニット | ルノー R.E.18 |
2017年シーズンランキング | 9位 |
公式SNS |
ピエール・ガスリー
名前 | ピエール・ガスリー(Pierre Gasly) |
出身地 | フランス |
生年月日(年齢) | 1996年2月7日(22歳) |
ゼッケン | 10 |
所属チーム | レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ |
マシン | STR13 |
パワーユニット | ホンダ RA618H |
2017年シーズンランキング | 21位 (スーパーフォーミュラ2位) |
公式SNS |
ブレンドン・ハートレイ
名前 | ブレンドン・ハートレイ(Brendon Hartley) |
出身地 | ニュージーランド |
生年月日(年齢) | 1989年11月10日(28歳) |
ゼッケン | 28 |
所属チーム | レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ |
マシン | STR13 |
パワーユニット | ホンダ RA618H |
2017年シーズンランキング | 23位 (WEC1位) |
公式SNS |
ロマン・グロージャン
名前 | ロマン・グロージャン(Romain Grosjean) |
出身地 | フランス |
生年月日(年齢) | 1986年4月17日(31歳) |
ゼッケン | 8 |
所属チーム | ハースF1チーム |
マシン | VF-18 |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | 13位 |
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ケビン・マグヌッセン
名前 | ケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen) |
出身地 | デンマーク |
生年月日(年齢) | 1992年10月5日(25歳) |
ゼッケン | 20 |
所属チーム | ハースF1チーム |
マシン | VF-18 |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | 14位 |
公式SNS |
フェルナンド・アロンソ
名前 | フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso) |
出身地 | スペイン |
生年月日(年齢) | 1981年7月29日(36歳) |
ゼッケン | 14 |
所属チーム | マクラーレンF1チーム |
マシン | MCL33 |
パワーユニット | ルノー R.E.18 |
2017年シーズンランキング | 15位 |
公式SNS |
ストフェル・バンドールン
名前 | ストフェル・バンドールン(Stoffel Vandoorne) |
出身地 | ベルギー |
生年月日(年齢) | 1992年3月26日(25歳) |
ゼッケン | 2 |
所属チーム | マクラーレンF1チーム |
マシン | MCL33 |
パワーユニット | ルノー R.E.18 |
2017年シーズンランキング | 16位 |
公式SNS |
マーカス・エリクソン
名前 | マーカス・エリクソン(Marcus Ericsson) |
出身地 | スウェーデン |
生年月日(年齢) | 1990年9月2日(27歳) |
ゼッケン | 9 |
所属チーム | アルファロメオ・ザウバーF1チーム |
マシン | C37 |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | 20位 |
公式SNS |
シャルル・ルクレール
名前 | シャルル・ルクレール(Charles Leclerc) |
出身地 | モナコ |
生年月日(年齢) | 1997年10月16日(20歳) |
ゼッケン | 16 |
所属チーム | アルファロメオ・ザウバーF1チーム |
マシン | C37 |
パワーユニット | フェラーリ 062 EVO |
2017年シーズンランキング | FIA フォーミュラ2選手権1位 |
公式SNS |
レーススケジュール紹介
日程 | 開催国 | サーキット | |
---|---|---|---|
開幕戦 | 3月25日 | オーストラリア | アルバート・パーク・サーキット |
第2戦 | 4月8日 | バーレーン | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
第3戦 | 4月15日 | 中国 | 上海インターナショナルサーキット |
第4戦 | 4月29日 | アゼルバイジャン | バクー市街地コース |
第5戦 | 5月13日 | フランス | カタロニア・サーキット |
第6戦 | 5月27日 | モナコ | モンテカルロ市街地コース |
第7戦 | 6月10日 | カナダ | ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット |
第8戦 | 6月24日 | フランス | ポール・リカール・サーキット |
第9戦 | 7月1日 | オーストリア | レッドブル・リンク |
第10戦 | 7月8日 | イギリス | シルバーストン・サーキット |
第11戦 | 7月22日 | ドイツ | ホッケンハイムリンク |
第12戦 | 7月29日 | ハンガリー | ハンガロリンク |
第13戦 | 8月26日 | ベルギー | スパ・フランコルシャン |
第14戦 | 9月2日 | イタリア | モンツァ・サーキット |
第15戦 | 9月16日 | シンガポール | シンガポール市街地コース |
第16戦 | 9月30日 | ロシア | ソチ・オートドローム |
第17戦 | 10月7日 | 日本 | 鈴鹿サーキット |
第18戦 | 10月21日 | アメリカ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
第19戦 | 10月28日 | メキシコ | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
第20戦 | 11月11日 | ブラジル | インテルラゴス・サーキット |
最終戦 | 11月25日 | アブダビ | ヤス・マリーナ・サーキット |
2018年シーズンは、昨年から1戦追加され21戦で争われます。
マレーシア・セパンサーキットでの開催がなくなり、ロシアGPが新しく追加。
フランスGPも加わり、1990年以来となるポール・リカールサーキットで開催される予定となっています。
オフシーズン合同テストで総合トップタイムはハミルトン選手!トロロッソ・ホンダは10番手
オフシーズンのF1合同テストが、2018年2月26日~3月1日の四日間バルセロナで行われました。
しかし、ヨーロッパの大寒波に見舞われ雨や雪などの悪天候が続いたため、各チーム十分なテスト走行をできないまま。
そんな中、最終日の3月1日は昼ごろから路面が渇き、気温も上昇したため各チームが積極的に走行を開始。
4日間通してベストタイムだったのは、メルセデスベンツのルイス・ハミルトンで、2番手タイムがマクラーレンのストフェル・バンドーン、3番手がフェラーリのセバスチャン・ベッテルでした。
やはり今年も、ハミルトンがドライバーズチャンピオン獲得の最有力候補!
今季ホンダからルノーのエンジンに載せ換えたマクラーレンは5番手タイムをフェルナンド・アロンソが獲得し、上位争いに食い込む事が予想されます。
また、昨年同様にベッテルや12番手タイムだったメルセデスのバリテリ・ボッタスにも大注目!
気になるトロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが4日目のテストで10番手タイムとなり、ハミルトンの約2.8秒落ち。
この日147周という全ドライバーの中で最も多い周回を走り、大きなトラブルなくテストを終えたことに好感触だったことが伺えました。
また、トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キー氏は、今年はホンダがトロロッソのみと独占的契約になっていますが、2019年には姉妹チームであるレッドブルにもホンダのエンジンを搭載するということに前向きな姿勢を見せています。
まとめ
2018年シーズンもドライバーズチャンピオン最有力候補はハミルトン、コンストラクターズチャンピオン最有力候補はメルセデス!
近年、世界最高峰の自動車レース・F1においてメルセデスの独壇場になっている中で、他のコンスタクターやパワーユニットを供給するエンジン・コンストラクターがどう立ち向かっていくのか、メルセデスの連覇を阻止できるかに注目したいところです。
3月25日の開幕戦まで今からワクワクが止まりません。
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