2018年1月12日にホンダは新型ゴールドウイング(Gold Wing)を発表しました。今回のフルモデルチェンジでは排気量の変更はないものの、機能性、上質さを追求し、コンパクトなデザインに。そんな新型ゴールドウイングの詳細をご紹介します。

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

 

ホンダゴールドウイングとは

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

ホンダは2018年1月12日に、新型ゴールドウイングの発売を開始しました。

ゴールドウイングとしては17年ぶりのフルモデルチェンジとなり、車体のほぼ全面刷新が図られています。

注目すべきは従来モデルから大胆に変更されたデザインに、トランスミッションに6速マニュアル(以下:6速MT)とクラッチレバーレスの7速デュアルクラッチトランスミッション(以下:7速DCT)の2種類が用意されている事。

さらに、急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナル搭載など、最先端のテクノロジーが詰まっています。

 

ホンダゴールドウイングの歴代モデル

初代:ホンダ ゴールドウイングGL1000

 

ホンダ ゴールドウイング GL1000

© Honda Motor Co., Ltd.

初代ゴールドウイングGL1000は、国産二輪車では初めて水平対向4気筒エンジンを搭載し、排気量999ccで80馬力を発揮しました。

1974年9月にラスベガスで発表され、1974~1979年に北米を対象に販売。

発売から米国で爆発的にヒットし、登場から4年間で9万7千台も売上げたモデルであり、現在はカスタムベースマシンとして人気の旧車になっています。

 

2代目:ホンダ ゴールドウイングGL1100

 

ホンダ ゴールドウイング GL1100 インターステイト

© Honda Motor Co., Ltd.

1979年に2代目ゴールドウイングGL1100が発売されました。

それまで日本で製造が行われていたゴールドウイングでしたが、このモデルからホンダのアメリカ・メアリーズビルオートバイ工場で製造されることに。

このとき、スズキGS1000やカワサキZ1300といったアメリカ市場を狙ったツアラーバイクが数多く登場していたため、ホンダは差別化を図るためにゴールドウイングGL1100に日本車で初となるフルドレスツアーモデルを登場させました。

そしてフルドレスツアーモデルになったことにより、40チャンネルに対応したステレオラジオやサスペンションの空気圧を調整するためのオンボードコンプレッサーをオプションで用意するなど、革新的な装備がなされるようになったのです。

 

3代目:ホンダ ゴールドウイングGL1200

 

ホンダ ゴールドウイング GL1200 インターステイト

© Honda Motor Co., Ltd.

 

1983年に3代目ゴールドウイングGL1200が登場しました。

このときから、ライバル車にヤマハベンチャーロイヤルXVZ1200、スズキGV1400 Cavalcade、カワサキZG1200Voyagerといったフルドレスツアラーなどが続々と登場し、北米でのツアラーモデル争いが激化します。

そんな中3代目ゴールドウイングには、装備内容の違う2モデルが用意されました。

1つ目は、AM/FMラジオ、カセットプレーヤー、ライダーとパッセンジャーのインターホンを組み合わせた新しいパナソニック製オーディオシステムを搭載したGL1200 Aspencade。

そしてもう1つは、クルーズコントロール、オートレベリングリアサスペンション、電子トリップコンピュータ、4スピーカーオーディオシステムをフル装備したGL1200フルインジェクティッドモデルでした。

 

4代目:ホンダ ゴールドウイングGL1500

 

ホンダ ゴールドウイング GL1500

© Honda Motor Co., Ltd.

1987年に4代目ゴールドウイングGL1500が登場。

エンジンが4気筒から6気筒にアップされ、排気量も1520ccに引き上げられました。

また、GL1500から日本仕様が登場し、国内でも正規販売されるようになります。

装備はライダーリアスピーカー、CBラジオ、補助光が新たに追加され、1991年モデルとなるGL1500には、初めてリバースギアが追加されました。

 

5代目:ホンダ ゴールドウイングGL1800

 

ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

2001年に5代目ゴールドウイングが登場し、排気量が1,832ccまで引き上げられました。

そして、燃料供給装置がキャブレターからPGM-FIに変更。

エンジン幅をコンパクトにし、コーナーでのバンク角を確保したことでコーナーリング性能がアップされました。

また装備には、6CDチェンジャー、リヤトランクのリモートオープナー、間欠機能付き電動ワイパー、盗難抑止システム「H・I・S・S」などが新たに追加されます。

マイナーチェンジされた後期モデル・SC68型も2011年6月に登場し、オーディオシステムにiPodやUSBフラッシュドライブが追加されました。

 

新型ホンダゴールドウイングの外観・画像

新型ホンダゴールドウイング

 

© Honda Motor Co., Ltd.

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

© Honda Motor Co., Ltd.

 

© Honda Motor Co., Ltd.

 

新型ホンダゴールドウイング ツアラーデュアルクラッチトランスミッション〈エアバッグ〉

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

新型ホンダゴールドウイングの主な変更点

新型ホンダゴールドウイングのフレームは

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

フレームには、従来型のアルミツインチューブ式を継承しつつ、シートレールを短縮しマスの集中化を図っています。

フレームボディとスイングアームを合わせた重量は、従来モデルから約2kg軽量化され、運動性能と乗り心地を飛躍的に向上させました。

 

新型ホンダゴールドウイングのエンジン

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

エンジンには、新世代F6ユニットを開発。

従来モデルから大幅な軽量コンパクト化を図りながら、重厚感、低回転域での余裕あるトルク特性を実現しました。

また、エンジンからの振動を抑えた快適なクルーズ性能やパワフルでダイナミックな加速感を実現し、さらにアイドリングストップ機能を採用して燃費の向上も果たしています。

 

新型ホンダゴールドウイングのサスペンション

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

サスペンションには、フロントにダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用し、ストローク軌跡を真上方向に設定する事で前輪とエンジン部とのクリアランスを最小化しています。

そしてリアサスペンションは、世界初のピボット部構造を採用。

これはバイクの操縦性能を向上させ、路面凹凸を走行してもピボット部締結軸力変化の影響を大幅に低減させ、安定感向上と快適な乗り心地に寄与しています。

 

新型ホンダゴールドウイングのトランスミッション

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

新型ゴールドウイングのトランスミッションは6速MTとクラッチレバーのない7速DCT搭載モデルが新たに追加されました。

ホンダはこの7速DCTを「第三世代DCT」と呼んでおり、エンジン駆動力と電子制御クラッチを使うことで、左手ハンドルスイッチの+ボタン、-ボタン操作だけで微速前後進を可能とし、切り返しや駐車場等、低速での取回しがスマートでバイクの操作を従来より簡単に行えるようになりました。

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

さらに、7速DCT搭載モデルには4種のライディングモードが用意され、「ツアー」、「スポーツ」、「エコノ」、「レイン」から選択可能になりました。

 

新型ゴールドウイングの装備

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

新型ゴールドウイングは、ヒルスタートアシスト、クルーズコントロール、スマートキー、iPhoneと連動しスマートフォンをTFTモニターで操作できる「Apple CarPlay」を搭載しています。

 

新型ホンダゴールドウイングの安全装備

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

 

新型ゴールドウイングには、数々の最新の安全装備が搭載されており、エマージェンシーストップシグナルは未然防止領域に、ブレーキシステムは危険回避領域に、エアバッグは傷害軽減領域にと、それぞれ予防安全と衝突安全に効果を発揮します。

 

新型ゴールドウイングのスペックと価格

スペック

ゴールドウイング ゴールドウイング ツアラー ゴールドウイング ツアラー
デュアルクラッチ
トランスミッション
〈エアバッグ〉
全長×全幅×全高(mm) 2,475×925×1,340 2,575×925×1,430 2,575×905×1,430
ホイールベース(mm) 1,695 1,695 1,695
シート高(mm) 745 745 745
タンク容量(L) 21 21 21
乾燥重量(kg) 365 379 383
エンジン種類 水平対向6気筒OHC 水平対向6気筒OHC 水平対向6気筒OHC
内径×行程(mm) 73.0×73.0 73.0×73.0 73.0×73.0
総排気量(cc) 1,833 1,833 1,833
圧縮比 10.5 10.5 10.5
燃料供給装置 電子制御噴射式(PGM-FI) 電子制御噴射式(PGM-FI) 電子制御噴射式(PGM-FI)
最高出力(kW[PS]/rpm) 93[126]/5,500 93[126]/5,500 93[126]/5,500
最大トルク(N・m[kg-m]/rpm) 170[17.3]/4,500 170[17.3]/4,500 170[17.3]/4,500
変速機形式 常時噛合式6段リターン 常時噛合式6段リターン 電子式7段変速(DCT)
タイヤサイズ 130/70R18M/C 63H 130/70R18M/C 63H 130/70R18M/C 63H
200/55R16M/C 77H 200/55R16M/C 77H 200/55R16M/C 77H
燃料消費率(km/L) 国土交通省届出値:
定地燃費値(km/h)
27.0(60)
〈2名乗車時〉
27.0(60)
〈2名乗車時〉
27.0(60)
〈2名乗車時〉
WMTCモード値(クラス) 17.7(クラス3-2)
〈1名乗車時〉
17.7(クラス3-2)
〈1名乗車時〉
18.2(クラス3-2)
〈1名乗車時〉

 

新車価格

モデル メーカー希望小売価格(税込)
ゴールドウイング 2,732,400円
ゴールドウイングツアラー 2,959,200円
ゴールドウイングツアラー
(カラー:パール ホークスアイ ブルー)
3,013,200円
ゴールドウイングデュアルクラッチ
トランスミッション〈エアバッグ〉
3,315,600円

 

まとめ

 

2018 ホンダ ゴールドウイング GL1800

© Honda Motor Co., Ltd.

一新された新型ゴールドウイングは、ホンダの持つ技術を詰め込んだ究極のツアラーバイクです。

これほど豪華な仕様であれば、約300万円という価格設定も納得できるはず!

ゴールドウイングを開発して培ったハイテク技術は、これからのホンダ車すべてにフィードバックされることになるでしょう。

 

あわせて読みたい

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!